girl next doorが解散ライブ。「たくさんの愛と最高の笑顔を大切に、まだまだ前に進んでいきます。」

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girl next doorの解散ライブ<girl next door THE LAST>が、12月8日にShibuya-AXにて開催。ガルネクの最後を見守るために集まったファン1500人の前で、3人はgirl next doorとしての活動に終止符を打った。

◆<girl next door THE LAST> ライブ、会見 画像

華々しいデビューから5年。本公演をもって、グループは解散し、2013年9月に水泳の北島康介と結婚したボーカルの千紗は、芸能界自体を引退する。公演前に会見に応じた3人は、それぞれラストライブに向けて「感謝を詰め込んで、悔いのないように思い切り楽しんでやり切る(千紗)」「おもいっきり(鈴木大輔)」「しっとりというより、みんなで盛り上がって終わるのが僕ららしいライブなので、そういった気持ちでしめたいと思います(井上裕治)」と意気込みを語る。さらに、2時間のライブについて報道陣から心配されるも、千紗は「大丈夫です。(5ヶ月になるお腹の子どもと)一緒に頑張ります。」と、笑顔を見せていた。

千紗が好きな黄色のサイリウムが照らしだす客席に、緊張しながらも笑顔の3人。千紗は「忘れられへんくらい盛り上がっていくでー!」と呼びかけて、8枚目のシングル「Freedom」から、最後のライブをスタートさせる。なお、今回のライブは、彼女たちのデビュー曲「偶然の確率」のミュージックビデオに出てきたピエロがストーリーテラー的な役割で登場。ソロパフォーマンスなど、ショーとしての演出もふんだんに盛り込まれたものとなった。

中盤には、千紗がファンのために初めてピアノでの弾き語りでの「Your Story」も披露。千紗からの感謝の気持ちを込めた歌声が会場に満ち溢れる。そして後半に向かうに連れて、“これぞ、girl next doorのライブ”という展開へ。「Infinity」「ダダパラ!!」と、タオルも振り回しての大盛り上がりとなった。

時に開場前のこと。ファン有志が入口周辺で、ラストライブで3人へ感謝の気持ちを伝えたいと、“夢の花”である、ひまわりを配布していた。アンコールでは、客席が一斉にこのひまわりを掲げるというファンからのサプライズがgirl next doorへと贈られる。

ステージに登場した千紗は、Shibuya-AXの客席に咲き誇ったひまわりを目にして、MCタイミングではなかったものの、瞳を潤ませながら「この歌を歌うしかないね。ここに来てくれて、“ありがとう”。」と、コメント。スクリーンに映る手書きの歌詞とともに、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」を歌唱した。

最後のメンバー紹介を挟んで、引退する千紗が最後の挨拶を行なう。

「この5年間、今、考えたらあっという間だったのかな。泣いたり笑ったり、いーっぱいあったけども、いつでも見守ってくれているのはファンのみんなでした。そんなみんなに支えられてgirl next doorの3人は、今日という日をこうやって過ごせました。本当にありがとうございます。これから私たち3人、別の道を歩いていきますが、みんなからもらった、たくさんの愛と最高の笑顔を大切に、まだまだ前に進んでいきます。」── 千紗

「みんな一緒に歌ってね、一緒に歌えるの最後やで。」と、girl next doorが最後に歌う曲。それは、この3人が出会って、girl next doorとしての歩みを始めた曲。そして、千紗のその後の人生を予言していたかのような曲。「偶然の確率」。

千紗は、最後の最後まで笑顔で、公演前に語っていたように、悔いを残さないよう完全燃焼。「ありがとう!」の声がオーディエンスから飛び交う中、3人はステージ上に出現した、ひとりひとりの“NEXT DOOR”に歩みを進めて、girl next doorとしての活動を終えたのだった。

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆BARKSライブレポート
◆girl next door オフィシャルサイト
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