【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュース “V系”チャンネルVARKS TOP10

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2013年を振り返る当企画から、V系アーティストの最新情報やレポート、動画などを掲載するチャンネル“VARKS”の音楽ニュースTOP30をお届けしたい。

V系は年末年始も元気。アーティストの単独公演はもとより、この年末には各種イベントが目白押しにつき、12月31日現在もBARKS総合ランキングにはV系アーティストが軒を連ねているというわけだ。たとえば、BUCK-TICKの日本武道館公演は14年連続、もはや年末武道館の風物詩となっているほか、360度の客席を13000人の観客が埋め尽くしたSID主宰<VISUAL BANG!~SID 10th Anniversary FINAL PARTY~>は、SID結成10周年アニバーサリーのラストを締めくくるに相応しく、年末の武道館が全11バンド全8時間による巨大な祝宴会場となった。また、年越しカウントダウンイベント<Over The Edge>は2013年で7回目を数え、毎年多数のヴィジュアル系アーティストが新年を祝う人気イベントだ。V系ファンの師走は文字通り、ライヴ会場をハシゴして走り回るような状況が続いているわけで、VARKSも完全にその1人なのだ。今日も街吹く風は冷たいが気持ちはホクホク!なのである。

◆【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュース “V系”チャンネルVARKS TOP10ランキング

さて、2013年のVARKS TOP10は10位以内にニュースが4件、ライヴレポートが4件、インタビューが2件という結果。アーティスト別にみればLUNA SEAが3件、VAMPS関連が2件と、この2バンドだけで半数を占めてしまうあたりに大御所V系アーティストが、さすがの風格を感じさせるものとなった。

そして1位を獲得したのが、Acid Black CherryとBREAKERZの2バンドが1月9日に日本武道館で開催した<Acid BREAKERZ Cherry 69-sixnine->の記事。2バンドのデビュー5周年を記念したこのスペシャルコラボライブには13000人のファンが集結、盛大に2バンドを祝ったアンコールで、HYDEがまさかの突如乱入を果たしたサプライズ付きイベントのレポだ。

この3アーティストにピン!と来たアナタは、毎年10月末には仮装魂がウズウズしてしまうパーティーファンのひとりではないだろうか。そう、HYDE、Acid Black Cherry、BREAKERZといえば、VAMPS主宰<HALLOWEEN PARTY>の主要3アーティストなのである。余談だが、VARKSのTOP10ランキングのみならず、BARKSニュース総合TOP10ランキングも実は<HALLOWEEN PARTY>の“photo-gallery”が圧倒的な数字を記録して1位を獲得している。が、あくまでも“ニュース”に着目したランキングであるがゆえ、主旨の異なる“photo-gallery”は割愛させていただいた。すでに、2014年の同イベントに気持ちが向いているファンは全5公演を網羅した“photo-gallery”を参考に、今から万全の仮装準備を整えていただきたい。

続いて、2位はLUNA SEAが武道館6daysの開幕を告げた速報レポートだ。1月11日から13日までの3日連続ライブをまとめて掲載したこの記事は、2013年のVARKSがLUNA SEAイヤーになることを年頭から示唆するものだった。LUNA SEAは、7位にランクインした同6daysの最終日レポートでニューアルバム制作を明言。そのアルバム『A WILL』完成後、SUGIZOにBARKSが直撃したときのインタビュー記事が9位を獲得するなど、前述したようにTOP10にLUNA SEA関連が3件もランクインする結果となった。ここでまた余談をひとつ。BARKS編集長はLUNA SEAをデビュー前から知るメンバーとは旧知の仲。27位にランクインした“アルバムレビュー”は、メンバーから直々のご依頼を受けて執筆したという互いの信頼関係から生まれたものであり、その記事は20年以上という歳月が詰め込まれた長く、重いもの。ぜひともご一読いただきたい。

3位は、40歳の誕生日を迎えたGACKTが、横浜アリーナで<BEST OF THE BEST vol.I M/W>を開催したソロライブのレポートだ。この記念すべきステージ中盤には、今や2年連続紅白歌合戦出場の国民的アーティスト、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔(キリショー)がお祝いに駆けつけた。テレビ番組等でも2人の対談は実現しているが、学生時代からGACKTに憧れていたというキリショーがステージ上で見せた無防備な笑顔は必見、同時に、はにかんだようなGACKTの表情がファンには堪らないニュースとなっている。

YOSHIKIとKISSの交流をお伝えした記事が4位を獲得。このニュースにはちょうど日本に帰国していたYOSHIKIが、公私ともに親交の深いKISS本人から来日公演への招待を受けたことで実現した5ショットを掲載した。それだけでも特大ニュースものだが、この記事、“YOSHIKIがKISSメイク”をキメて自撮りした写真が大きな話題となった。個人的には、ロンドンブーツを履いているとはいえ、あまりにも巨大なジーン・シモンズのシルエットに、あらゆる意味でロック界のモンスターな存在である事実を改めて実感した。

5位は、新進気鋭のV系バンド10組がSIDの名曲「妄想日記」をカヴァーシングルとして10作同時リリースした、その当日に公開したニュースだ。BARKSでは、AYABIE、R指定、アリス十番×スチームガールズ、カメレオ、ZORO、DIV、DaizyStripper、DOG inThe パラレルワールドオーケストラ、ν[NEU]、Moranといった10組による「妄想日記」のカヴァーを、メドレー形式による特別動画として編集した。ニュースにも記したとおり、同一ナンバーを各々のバンド流にアレンジしたことで、それぞれのバンド本来が持つキャラクターが浮き彫りにされた10通りの「妄想日記」は、結果、SIDが若手V系バンドの魅力を引き出したものと言っていい。これに加えて、全10組より届いたメッセージがSID愛に満ちて心を震わせるものだった。さらにはSIDのヴォーカリストであるマオがこのニュースをリツイートしてくれたことが、10バンドとSIDの強い絆を広く知らしめる太鼓判となったようで、マオさんに感謝です。

6位は、本格的な世界進出の第一歩として、全英詞版ベストアルバムのリリースと海外公演日程を発表した7月3日、ZEPP TOKYOの楽屋裏で取材を行ったVAMPSの貴重なインタビューが獲得したほか、8位および10位にはパーソナルロングインタビュー集『ROCK AND READ』の紹介記事がランクインした。

このほか、TOP30にランクインしたニュースは、LUNA SEA関連やVAMPS関連、X JAPAN関連やGACKT、黒夢やSOPHIAなど、90年代から活躍するアーティストの記事が多く、もはやV系という括りを超越した大アーティストによる精力的な活動が注目を集めた年だったと言えそうだ。音楽シーン全般を見渡しても、V系の歴史を築き上げたアーティストたちが第一線を牽引していることは疑いようのない事実であり、彼らをリスペクトする気鋭アーティストにも進境著しいものがある。VARKSでは2014年年頭から、さらなる躍進が期待されるV系アーティストのイベント模様などをガンガン公開していく予定なので、こちらもお楽しみに。

text by VARKS編集部(K)

1位【ライブレポート】一夜限りの“Acid BREAKERZ Cherry”ライブに、まさかのhyde降臨
2位【ライブレポート】LUNA SEA武道館6days開幕、揺るぎない魂「成功は永遠じゃない。頂を目指すのではなく作っていきたい」
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