【インタビュー】SCANDAL、『戦国BASARA4』エンディングテーマ「Runners high」完成「夢はどこまでも無限に」

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2014年1月23日リリースのPS3用ソフト『戦国BASARA4』のオープニングテーマをT.M.Revolutionが、エンディングテーマをSCANDALが手がけることは既報のとおり。T.M.RevolutionとSCANDALが同じ所属レーベルであることから実現したスプリットシングル「Count ZERO | Runners high ~戦国BASARA4 EP~」は、1曲目にT.M.Revolutionの「Count ZERO」、2曲目にSCANDALの「Runners high」を収録したほか、初回生産限定盤特典DVDにT.M.RevolutionとSCANDALの撮り下ろしオリジナル番組や『戦国BASARA4』のオリジナル映像を収め、2月12日にリリースされる。

◆SCANDAL 画像

2013年のSCANDALは、アルバム『STANDARD』を制作、全国21ヵ所全40000人動員による自身最大規模のホールツアーを開催した。デビュー5年にして、今や押しも押されぬガールズバンドの高みをひた走る4人は着実に、確実にライヴや制作を重ね、その道を自らの力で切り拓いてきた。リリースされる「Runners high」はそんなSCANDALのリアルを描いたもの。『戦国BASARA4』が持つテーマと合致したサウンドは、ソリッドで力強い。

また、約3年半ぶりの新作となるPS3用ソフト『戦国BASARA』シリーズはゲームメーカー:カプコンの代表作のひとつだ。2005年のリリース以来、ゲームはもとよりアニメや劇場版、舞台など、日本の戦国時代を舞台にしたアクションゲームとして爆発的な人気を博している。SCANDALの今、楽曲に込めたメッセージ、そして『戦国BASARA4』を4人が語り尽くす。

■20周年とか30周年、40周年を迎えるバンドもいますよね
■私たちはまだ5年。もっと長くライブができるバンドになりたい

──まずは5周年記念イヤーだった、2013年を振り返っていただきたいのですが、SCANDAL史上最大規模のホールツアーを完走した手応えはいかがですか?

HARUNA:すごく充実した21本でしたね。始める前は体力的にキツいかなって心配したけど、実際にやり始めちゃうと全然大丈夫で。ツアーに向けて作った5枚目のアルバム『STANDARD』が、今までの自分たちを土台にして次の自分たちへ繋げる作品になったと思う。ツアーの最中にデビュー日を迎えられたのも印象に残ってますね。

RINA:ツアーでは4人が横一列に並ぶフォーメーションでステージに挑んだんですけど、それって「会わないつもりの、元気でね」のミュージックビデオがヒントになってるんです。そういう意味でもあの曲は自分たちにとって大事な1曲になったなぁって思いながらツアーを回ったりしていました。これまでは、ドラムは一歩下がった位置で叩いていたけど、少し前に出るだけで意識も全然違ったんです。ツアーを回りながら、私は人前に出て叩けるからこそドラムが好きなんだなって改めて思いましたね。めちゃくちゃ楽しかったです! 昔から“魅せるドラマー”でありたいという気持ちを持っていましたけど、よりその想いが強くなりましたね。

──ライブのMCでは「ドラムの長所が1つも浮かばない」という衝撃的な告白も(笑)。

RINA:ふふふ。改めて考えてみると、ほんと出てこなくて困りました(苦笑)。ドラムは興味を持ってもすぐに始め難いというか、とっかかりが難しい楽器だと思うんですね。ギターのように初心者セットで1万円、みたいなものもないだろうし。けど、そのハードルを越えてしまえば、すごく魅力的な楽器で、のめり込んでいくものだなって思います。一生共にするパートナーになれる楽器だと思うし……うまく言葉にできないけど、日々それを感じながらツアーでは叩いてました。

TOMOMI:今回のツアーは、これまでとはセットリストも違ったものにしようって話し合ったんですよ。これまでは“何となくこんな流れかな”という、自分たちにとってスタンダードなセットリストが出来上がってきてたんです。でも、あえてそれを壊そうってことになって。だから、同じ曲でもわざとアレンジとかを変えて組み込んでみたり。そういう新しいことを考えるのも楽しかったし、お客さんの反応が予想以上に大きかったりして、想像以上に楽しいことが多かったツアーでしたね。初めて行く土地やすごく久しぶりの場所もあったので、そういう意味でも嬉しかったです。

MAMI:うん。初めて行くところも増えたことで、初めて見る人も増えたなぁって感じました。行ったことのない場所でも、こんなに待っててくれる人がいるんだなって実感できたし。初めて観てくれる人もこれまでも観てきてくれた人からも「また、◯◯の公演に行きます」「ファイナルに行くことにしたよ」って言ってもらえて。何度も観たくなるライブが出来たのかなと思えて嬉しかったです。実は、うちのお母さんも今回のツアーが大好きだったみたいで(笑)。いつもは名古屋の公演に来てくれるんだけど、今回は大阪や三重とか、他の場所にも観に来てました。家族も一番身近なファンのような存在なので、そうやって何度も足を運びたくなるライブができてることが嬉しかったし、自信に繋がりました。

──ちなみに、デビュー5周年当日はどう過ごしたの?

HARUNA:金沢でのライブだったのでファンのみんなが祝ってくれました。自分のことのように喜んでくれたのが嬉しかったですね。ただ、世の中には20周年とか30周年、40周年とかを迎えるバンドもいますよね。だから、まだ5年なんだなって思ったし、私たちもそうやって長くライブできるバンドになりたいなって。

RINA:スタッフさんがケーキを用意してくれたり、ライヴ後にみんなでご飯へ行ったけど、特に華やかなパーティーとかはなかったな(笑)。

◆インタビュー(2)へ
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