【インタビュー】jyA-Me「私はみんなの代弁者でありたいと思っているので、いろんな経験をして厚みのある人間になりたい」

ツイート

キレッキレのダンスと艶っぽい歌声を武器に持つ、歌って踊るアーティストjyA-Meが、渾身の3rdアルバム『This is. Me』をドロップ。最新のEDMをはじめ、ドラマチックなバラード、エッジーなナンバーなど、そこで歌われているのは今まで以上にさらけ出した素直な感情で、jyA-Meのパーソナルが浮かび上がる1枚になっている。と同時に、共感性の高い歌詞はリスナーにとっても「This is. Me」と思える1枚に。恋愛には自信がなく、またヤンチャ時代もあったと語る、楽曲同様、パーソナル全開なアルバムインタビューをどうぞ。

◆jyA-Me~拡大画像~

■この“This is. Me”は「これが私です!」っていうよりは
■「私もこうなんですよ」っていう意味だったりします



▲初回盤

▲通常盤
──今回アルバムタイトルを『This is. Me』にしたのは、“これが私です!”という思いから?

jyA-Me:今まで『Luv. Me』『Follow. Me』『With. Me -Duet Cover-』って、アルバムはずっと“.Me”(ドット・ミー)シリーズで来てるんですけど、今作も“.Me”シリーズでって考えた時に、今回は今まで以上に自分のパーソナルな部分をえぐり出して表現したいなと思ったんです。というのも、リスナーの皆さんとSNSとかお手紙を通じてやり取りする中で、みんな自分と同じようなことで悩んで、同じように生活してるんだなっていう発見があって。じゃあ自分の素直な感情を曲にして、聴いた人にとっても「これは私の歌だ」って思ってもらえるようなアルバムにしようと思ったんです。だからこの“This is. Me”は「これが私です!」っていうよりは、「私もこうなんですよ」っていう意味だったり、皆さんもこのアルバムで“This is. Me”を探してくださいねっていう。ダブルミーニングでこのタイトルにしたんです。

──なるほど。そんな思いが込められていたんですね。

jyA-Me:はい。最初は、歌って踊るアーティストjyA-Meとして、カッコイイ部分をバーン!と出して、“これが私です!”っていう作品を作ろうかなとも思ったんです。でも“伝えたい”って思えば思うほど、楽曲も当初はダンスミュージックをたくさん入れる予定だったのに、気づけば自分で作ったバラードがどんどん増えてきて。だから今回の『This is. Me』はR&Bに寄ってる感じではなく、ジャンルをあまり気にせず作った作品になったかなと思います。

──ただ、アルバムの幕開けは、それこそ“これがjyA-Meです!”みたいな、超クールなダンスナンバー「Crazy About You」が飾ってますね。

jyA-Me:今までjyA-Meを知らなかった人にも、jyA-Meはこういうアーティストなんですよっていうのをまず知ってもらって、そこからパーソナルな部分を出していきたいなと思ったので。曲順はそのへんを考えて決めていきました。

──この「Crazy About You」はMVにもなってますが、jyA-Meのキレッキレのダンスがカッコイイ。さすが歌って踊るアーティストだなと。

jyA-Me:ありがとうございます! 他のアーティストさんだと手振りがあったり、もうちょっと女性らしい踊りが多いんじゃないかなと思うんですけど、私は小さい頃からヒップホップのミドルスクールっていうイカついダンスが大好きで(笑)。この曲でもバッキバキに(笑)踊らせてもらいました。

──このMVではモデルのIVAN(アイヴァン)が男性役、女性役の一人二役をやっていて、それも面白いよね。

jyA-Me:MVでは遊び心も入れようと思って、パリコレモデルでもあるIVAN(アイヴァン)にお願いしたんです。もともとIVAN(アイヴァン)とはプライベートでも仲がいいんですよ。ただ、私は今まで女子のIVAN(アイヴァン)しか知らなかったので、撮影の時、すごいイケメンが来た!と思ったらIVAN(アイヴァン)で、ビックリしました(笑)。でもIVAN(アイヴァン)自身は男役、まあ嫌そうでしたね(笑)。

──(笑)。2曲目の「嫌いにさせてよ… feat. SHUN」は一転、ラッパーのSHUNさんとコラボしつつ、せつない失恋バラードになってますね。

jyA-Me:よく失恋すると男性の方が引きずるって言うじゃないですか。でもガールズトークとかすると、女の子も結構引きずってるんですよ。例えば街で元カレと同じ香水の匂いを感じて、“あ、彼だ!”って思っちゃったり、いつもどこかで別れた彼の面影を探していたり。で、私もそうやって引きずってなかなか前に進めないことがあったので、“もう嫌いにさせてよ”っていう感情を表現してみたんです。だから、同じような思いをしてる女の子がこの曲を聴いて、“前に進むことができました!”って言ってくれたらうれしいですね。

──jyA-Meってアーティスト写真から受ける印象はクールだけど、こういう恋愛の曲を聴くと、実は弱い女の子なのかなって。

jyA-Me:そう! それがたぶん“This is. Me”なんだと思います(笑)。音楽に対する信念は強いんですが、恋愛はほんとにダメダメで(笑)。全然モテないし、女としての自信もないし、自信がないから自分から告白もできないし。そういう部分が歌詞にすごい出ちゃってますね(笑)。

──でも、だからこそ共感できる作品になってるんだと思います。そして「Scream」や「Brand New Day」では、生きていく上での葛藤や正直な想いが吐露されてて。

jyA-Me:そうですねぇ、悩むことは多いです(笑)。ただ、恋愛のことだと“こうすればよかった”とか思うんですが、人生についてはあんまりウジウジ考えない方かもしれない。こうなりたい!っていう答えは自分の中で見えているので。

──こうなりたいというのは、歌って踊るアーティストの道を突き進んでいくってこと?

jyA-Me:そうですね。音楽とダンスは本当に好きなので、ずっとやっていきたいです。

◆インタビュー続きへ



この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス