【2014年グラミー特集】☆Taku Takahashiインタビュー「触れて欲しい、感じて欲しい」

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音楽業界のアカデミー賞とも称えられる世界最高峰の音楽賞“グラミー賞”。1/27(月)にWOWOWで生中継される注目の授賞式を前にして、m-floでの活動の他、様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースも盛んに行なっている☆Taku Takahashiに、2014年ノミネーションの印象、そしてグラミー賞の楽しみ方について語ってもらった。

◆☆Taku Takahashi画像

──今回のグラミー賞のノミネートの印象は?

☆Taku Takahashi:アメリカではアーティストになる前の人が、楽曲提供することがあります。また仮歌を入れて渡す、つまりシンガーソングライター的な人たちがいます。そういう人たちが出てきていますが、プロデューサーに作られたアーティストというより、シンガーソングライター時代に突入している。それがここ最近のトレンドだと感じました。

──その中でも特に注目している曲や、アーティストは?

☆Taku Takahashi:そもそも僕自身がダンスミュージックをやっていて、ダンスミュージック専門のインターネット放送「block.fm」の創設者であります。今回のノミネートのダンス部門の中で、「Need U (100%)」デューク・デュモン feat. A*M*E & MNEK、この曲をDJとしてクラブでも一番よくかけたんです。今回勝てないとは思いますが、本当に自分の願望ですけどデューク・デュモンに勝ってほしい。

他にはロードちゃんがすごく気になります!ニュージーランドは英国とすごくつながりある国とはいえ、アメリカからは離れています。そこで12歳の頃にスカウトされている。日本人も島だとか大陸から離れているとか、アメリカから遠いとかそういう言い訳はできない。

自分たちも頑張らなきゃなって。僕自身は39歳で彼女は17歳ですが、そこからでも学べることはたくさんあります。彼女もまだまだ成長していくと思いますが、戦う姿勢ですね。パンクなスピリットだったりそういうところですね。それってすごく勇気がいることです。若いから怖がらずに言えるとは思います。常にそういったチャレンジする気持ち、戦う気持ち、怖がらずにやっていくこと。17歳の少女に教えてもらっているような気がします。

──洋楽に詳しくない視聴者の方に向けて、グラミー賞のポイントとメッセージをお願いします

☆Taku Takahashi:その質問自体が洋楽に対する愛を感じているからこそ、出てくる質問ですよね。僕もまったく同じ気持ちです。世界には面白いことがたくさんあります。そんな中、洋楽離れという言葉もあったり、人が呼べなくなったり。これはダンスミュージックでも同じ現象です。ビルボードやポップスの世界でも、海外のものがクローズアップされづらくなってきている。そういう現状から来ている質問だとも思います。そこで、こういう楽しみ方があるよということよりも、とにかく触れてみてほしいんです。今の時代、こういったオススメの仕方は良くないかもしれません。よりユーザーフレンドリーにわかりやすくしないと聞いてもらえない、そういうふうに考えがちかもしれません。そうじゃなくて、何も考えずですね。

今はワンクリックで、ちょっとインターネットがあれば、いろんな世界の、ビルボードの音楽や洋楽を聞くことができます。ちょっとポチっとしてみて、最初は流すだけでもいいですし、とにかく触れてみてほしいです。どういう楽しみ方よりも、触れることによって、初めて聞く人たちも何かを感じると思います。今大事なのは触れてもらうことです。実際に触れることで、日本にいる皆さんが洋楽に触れれば触れるほど、日本の音楽も面白くなります。

いろんな楽しい聞き方が待っていると思います。何度も何度も申し上げますが、触れてみてください。どの部分を楽しむかは、千差万別で人それぞれです。たまたま空耳に聞こえたからでもいいんです。メロディが独特で良いとか、日本のものと違うからでもいい。逆に共通するところがあったからでも、なんでもいい。感じてもらいたいです。僕もm-floや個人の作品において、海外の影響をたくさん受けています。自分の作品の中でもそういうものを紹介していきます。海外の作品自体も紹介したいと思います。ありがとうございました。

『生中継!第56回グラミー賞授賞式』
1月27日(月)午前9:00~[WOWOWプライム]


◆WOWOW『生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート』サイト
◆WOWOW×BARKS2014年グラミー特集チャンネル
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