コルグ、15個のシンセ/ドラム・マシンとDAW機能でダンスミュージックが制作できるiPadアプリ「KORG Gadget」
コルグは、多数のシンセサイザーとDAW機能によりダンスミュージックを制作できるiPadアプリ「KORG Gadget for iPad」をApp Storeで発売した。リリースを記念して2月23日までは特別価格2,900円で販売される。
「KORG Gadget」は、ガジェットと呼ばれる15個のモバイルシンセサイザー、ドラム・マシンをコレクション、それらを自由自在に組み合わせてダンスミュージックが制作できるiPad専用のモバイル音楽制作スタジオ。
用意されるのは、4パートのPCM音源モジュール、リード音色に特化したシンセサイザー、アシッドハウス直系のベースシンセ、野太いベース・サウンドが得意なセミモジュラー・タイプのシンセサイザー、ダンス・ミュージックに特化したドラム音源など。往年のヴィンテージシンセ/リズムマシンを彷彿させるものから、最新のダブステップのウォブル・サウンドが出せるもの、8ビット・ゲーム・サウンドに特化したものまで、ユニークなガジェットが揃う。
ユーザーインターフェイスで特徴的なのは、片手で持ちやすい縦向きで使用でき、画面を縦に2分割することで「曲作り」と「音作り」が同時にコントロールできること。1つのガジェットを操作する時は、上画面でフレーズを組み立て、下画面でサウンドエディットを行う。また、曲全体を操作するときは、上画面でソングを組み立て、下画面でミキシングが行える。
▲上画面でフレーズを組み立て、下画面でサウンド編集(写真左)、または上画面でソング組み立て、下画面でミキシング(写真右)。
ガジェットはマシンパワーが許す限り、無制限に起動可能。最新のiPad なら20個以上のガジェットを同時に起動できる。CPUパワーを節約するフリーズ機能を駆使すれば、より多くのガジェットを同時に使えるのもうれしい仕様だ。作ったデータはオーディオデータとして書き出し可能。パソコンのDAWなどでの活用をサポートする。「どこでも簡単に持ち運べるセカンドDAW」としても使える。
「KORG Gadget」で作った曲を公開できる、世界中のKORG Gadget ユーザーが集まる楽曲共有サービス「GadgetCloud」もスタート。コルグが選ぶオススメのトラックへの選出やコンテスト、ランキングシステムなどが用意されている。GadgetCloudは、世界中のクリエイターに支持されるSoundCloudをベースに構築。利用にはSoundCloud のアカウントが必要になる。
このほか、外部MIDIキーボードをCamera Connection Kit経由で繋げば、15個のシンセサイザーを本物のキーボードで演奏可能。AudioCopy、WISTなどiOS音楽シーンのさまざまなテクノロジーにも対応する。そして、将来的なバージョンアップでは新しいガジェットの追加、オーディオトラック対応などのロードマップがあるとしている。
◆KORG Gadget for iPad
価格:3,900円 (2014年2月23日まで特別価格2,900円)
◆KORG Gadget for iPad 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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