【インタビュー】<PURE ROCK JAPAN LIVE ~EXTRA vol.1~>開催目前! 要注目の精鋭3組による特別会談を独占公開

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■ライヴを意識した巧みな曲作りの秘密とは!?

▲NoGoD

▲Aldious

▲LIGHT BRINGER

――マシンガンズなどは、“メタル不毛の時代”と言われていた頃に、逆風をものともせず、自身で活動フィールドを切り開いていきましたよね。

団長:そうですね。やっぱステージを観たときに衝撃でしたね。お客さんの一体感……みんな頭を振りながら、でも、笑顔があるんですよ。なんて素敵なヘヴィ・メタルなんだろうって。結局、あの人たち以降、そういうバンドはいなかったから、そこに自分たちもいたいなとは思いますね。

YOSHI:コミカルな要素もありつつ、演奏が巧いからこそ、受け入れられるんだろうなと思いますし。うちらも振りとかあるんですよ。ギターをガーッと高く上げたり。それを「マシンガンズっぽくていいね」と言っていただくこともあるんですけど、それは振りもありつつ、笑顔で演奏しているところが、共通する部分なんだろうなと思うんですね。一般的なメタルとうちらの大きな違いとしても、よく言われるのがそこなんですよ。楽しそうにやるメタル・バンドがもうちょっといろいろ出てきてもいいんじゃないかなとは思いますね。

団長:楽器陣は大変そうですけどね、「それどころじゃねぇよ!」って(笑)。でも、そういうところは似てますよね。やっぱり演者が楽しければ、お客さんも楽しくなるじゃないですか。Aldiousのライヴはまだ生で観たことがないんですけど、メタル特有の揃った動きとか、いいなと思うんですよ。思ったより、うちのメンバーはそんなにメタルな動きをしないんで(笑)。

YOSHI:ははは(笑)。演奏されていることが難しいですもんね。うちはライヴでどう見せるのかということも考えて曲作りをすることも多いんですよ。ここは全員縦ノリやから、開放弦で弾けるようにとか、ここは全員でヘドバンしたいからとか、ここでベース、上手ギター、下手ギターの順番でスポットライトがつくようなアレンジにしてるからねって(笑)。

団長:それは凄い。そのライヴを想定した曲作りっていいなぁ。NoGoDとは真逆かもしれない。うちらはまず曲ありきで、そこから俺が、どうやってお客さんをのらせようかと考えていくんですよ。このイントロだったら、こういう振りを入れてみたらイケるんじゃないかとか、コール&レスポンスをしてみようかとか。もちろん、この曲はライヴでのりやすそうだなっていうのは、曲を煮詰める段階でもあるんですけど、もうレコーディングがライヴを想定してないので(笑)、ライヴに向けてはアレンジを変えちゃうんです。

Hibiki:みんなすごく頭を使ってるんですねぇ。うちは最初にサビだったりイントロだったりができるんですけど、次はこういうセクションがきそうだなって、そこで頭の中に聞こえてきた音をただ入力するのみですよ(笑)。

団長:何てメカニカルな(笑)。

Hibiki:ははは(笑)。確かにライヴで栄えるような曲にしたいなと思って作る曲もあるんですけど、それは曲の中身よりも、構成とか……アルバムになったときに、ライヴをイメージした組み方とかも考えたりするんですけど……そういえば、あんまりうちの曲って、掛け声とかもないし、拳をあげるようなセクションもないから、そういう新曲を書きましょうかね(笑)。

団長:今度の『PURE ROCK JAPAN LIVE』用に?(笑) でも、人様のバンドの曲作りの話は面白いなぁ。メタルって、音楽性の幅がそこまで広いわけじゃないじゃないですか。だから曲のノリが似てくることもある。そこでどう差別化するかとなると、パフォーマンスにかかってきますよね。

Hibiki:今のメンバーになってから、バンドの音になったなという実感はすごくあって。やっぱり6人だったものが5人になると、その分、ボヤケていたグルーヴの線とかが見えてくるんですよ。それが今、いい状態で噛み合っていて、それを軸にした突進力のある演奏ができている。そこは売りなのかなと思いますね。ステージングに関しては、最近はあまりキメキメではやってないので、わりとエモーションをそのまま出した感じだと思いますね。でも、やっぱりFukiとかを見てもらうとわかると思うんですけど、すごくオーラがあるから、それだけでも純粋に楽しめるパフォーマンスにはなってるんじゃないかなって、普段から思ってるんですけどね。彼女の背中を見ていると。

■他の2組には負けられない! 当日はサプライズ企画も!?

▲NoGoD 団長

▲Aldious YOSHI

▲LIGHT BRINGER Hibiki

――イベント当日は、そういった三者三様のパフォーマンスが繰り広げられることになりそうですね。何しろ今回の出演陣は、バンド側からの発案がそもそもの発端となって決まりましたし(笑)。

団長:嬉しいですよね。前々からちゃんとメタルをやっている、しかも同世代の方とやりたかったんですよ。同じ時代に生きているということは、同じものを絶対に共有しているはずだし、そういうバンドが集まったときに、お客さんも含めて、伝えたいものがより伝わるんじゃないかなって。

YOSHI:メタル・バンドの大きなイベントとなると、大御所さんとばかりになりますしね。ガールズ・バンドのイベントだと、もうお客さんの顔もわかるぐらいですし(笑)。どちらのよさもあるんですけど、私たちも「Aldiousって初めて知った」って人がいるようなところにどんどん飛び込んでいきたかったし、さらに今回はデビューした時期もみんな近いんですよね。

団長:俺らはどちらとも初対バンなんですよ。だから、これはもうリハからガッツリ観ようと思ってて(笑)。

Hibiki:ラブリー(LIGHT BRINGERの愛称)はわりといつもユルくやってますよ。

団長:マジですか?(笑) でも、対バンさんにリハを見られてると、すごく緊張するんですよね。そういうとき、俺はちょっとカッコつけちゃうんですよ(笑)。いずれにしても、いい意味で、全バンドのお客さんにも刺激がありそうなイベントだなとは思いますね。

――やはり、それぞれ今回ならではのライヴで魅せてくれそうですね。演奏時間も通常のライヴ・イベントと比べればかなり長めの設定になっていますし。まだ明かさないほうがいいサプライズもあるのかもしれませんが(笑)。

Hibiki:逆にうちは言わないとやらないタイプなので(笑)、ここで言ってしまうと、ラブリーは新曲をやりますから。それを引っ提げつつ、新旧のキラー・チューンを織り交ぜて、かつて出させていただいた<PURE ROCK JAPAN LIVE 2011>(2011年5月29日=クラブチッタ川崎)のときから、さらにグレード・アップしたLIGHT BRINGERを見せますよ。とにかく、できることを最大限やらないと、ファンには伝わらないですから。もう全力ですよ。その先のことについてもいろいろ発表しようと思ってます。

YOSHI:今回の3バンドは、同じようにまだまだお客さんがいないときから、自分たちならではのやり方で上がってきたバンドやと思うんですよ。そういう部分ではホントに勝負というか、負けないぞという気持ちは、普通のイベントよりは断然強いですね。

団長:うちらが絶対にできないことをやってる2バンドですから、俺はね、もうめちゃめちゃいじります。ちょっと髪を盛ってやろうかなと思ってますよ(一同笑)。というのと、いい意味で、男の意地を見せようと(笑)。まぁ、2バンドともヴォーカルさんがキレイでね、そこはちょっと勝負してこうかなと(笑)。

――一体、何の勝負ですか(笑)。

Hibiki:じゃあ、僕らはAldiousとNoGoDのカヴァーでもやりますかね……あれっ!? 冗談です(笑)。

YOSHI:えっ、マジで?(笑)

団長:そういうのも面白いなぁ。ちょっとやってみたいけど、今ここで俺が口約束したら、それが(バンド内で)かなりの火種になるね(笑)。でも、俺はAldiousの「Spellbind」はカラオケで歌ったこともありますから(笑)。

<PURE ROCK JAPAN LIVE ~EXTRA vol.1~>
2014年2月15日(土)東京・新宿BLAZE(TEL.03-5155-5990)
【出演】Aldious、NoGoD、LIGHT BRINGER(順不同)
【チケット】
チケットぴあ(TEL.0570-02-9999/Pコード:217-713)
ローソンチケット(TEL.0570-084-003/Lコード:73124)
イープラス(http://eplus.jp/)


◆オフィシャル・サイト
◆NoGod オフィシャルサイト
◆アルディアス・オフィシャルサイト
◆LIGHT BRINGER オフィシャルサイト
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