ロック vs ポップ、3年ぶりにロック勝利
2013年に英国で売れたアルバムをジャンル別に調べたところ、ロックの売り上げNo.1だったという。しばらくポップに押され気味だったロックが、3年ぶりに首位に返り咲いたかたちだ。
BPI(英国レコード産業協会)によると、2013年のアルバム総売り上げのうち33.8%がロックと分類され、わずかではあるがポップの31%を凌いでいる。これに大きく貢献したのが、ロッド・スチュワートの『Time』、アークティック・モンキーズの『AM』、バスティルの『Bad Blood』、ジェイク・バグの『Jake Bugg』などだった。ロッドが22年ぶりに曲を書き下ろしたオリジナル・スタジオ・アルバム『Time』は50万枚のセールスを上げ、ロック部門のベストセラーとなった。
ちなみに、ロックをさらに細かく分類すると、コンテンポラリー・ロック18.8%、AOR(Adult Orientated Rock)7.1%、ヘヴィ・メタル6.8%、プログレ0.8%、パンク0.3%になるそうだ。
ロックの占める割合は、2008年35.7%、2009年31.0%、2010年31.2%、2012年31.3%、2013年33.8%と推移してきた。しかしながら、シングルのほうは依然、ポップが優勢。全体の36.2%を占めた。ロックは21.4%。その後、ダンス(16.1%)、R&B(13.5%)と続く。
Official Charts Company/BPIが発表した<2013年のジャンル別・UKアルバム・セールス>は以下のとおり。
1.ロック 33.8%
2.ポップ 31%
3.ダンス 8.3%
4.MOR/イージーリスニング 8.1%
5.R&B 5.7%
6.ヒップホップ 3.6%
7.クラシック 3.2%
8.カントリー 1.7%
9.ジャズ 1.3%
10.フォーク 1.2%
Ako Suzuki, London
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