ファンキー加藤、バレンタインの思い出語る。「中学一年生のとき、人生初のモテ期が来た」

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2月14日から全国公開されるドキュメンタリー映画『ファンキー加藤 / My VOICE~ファンモンから新たな未来へ~』の先行上映会が2月13日に六本木TOHOシネマズで開催され、ファンキー加藤が舞台挨拶に立った。

◆六本木TOHOシネマズ『ファンキー加藤 / My VOICE~ファンモンから新たな未来へ~』舞台挨拶 画像

登壇ゲストには、「My VOICE」でソロデビューをはたしたばかりのファンキー加藤と、そしてファンキーモンキーベイビーズの解散前から現在のソロ活動に至るまで約1年に渡って加藤に密着し続けた本作の監督、住田拓英(すみだひろひで)が登場。ファンキー加藤より「始めにドキュメンタリー映画を作りたいと監督からお話しがあったとき、恐れ多い気持ちでした。本当に作品として成り立つのかな? と思いました。」と、緊張の面持ちで舞台挨拶はスタートした。

できあがった作品について、ファンキー加藤は「自分がソロ活動を続けていく中で、迷ったときに初心に戻れる作品。」と、まさに原点回帰に相応しい作品だと語り、住田監督からは「ファンキー加藤の生き様を間近で見させていただいた幸せな気持ちと、それを映画としてお客さんに見ていただけるという大きな幸せを感じています。」とコメントした。

また住田監督からは「ずっと加藤さんの隣に張り付いて撮らせていただいたものを最終的に時系列に並べて編集しているとき、加藤さんのちょっとした表情の、移り変わり、変化がどんどん出てきたことに驚きました。」と、撮影裏話が明かされた。

今回、舞台挨拶に当選した来場者からファンキー加藤への質問を事前に募っており、それを本イベントで発表。「ソロになって一番大変なことは?」という質問には、「ステージ作りですね。僕ら10年間のライブでDJケミカルが後ろで何をやっていたか知らなかったんですよ。同じ方向を向いているので。ライブという“生”の状態でDJケミカルを見たことがなくて。今1人になってステージに立ったとき、手拍子しているお客さん、手を挙げているお客さんがいたりバラバラなんですね。あのファンモンの時の一体感は、DJケミカルが後ろで作ってくれていたんだと実感しました。」と、あらためてソロデビューの心境を語った。

また本日のバレンタイン・イブにちなんだ「加藤さんが今学生に戻ったら、どんなシチュエーションで女の子からチョコをもらいたいですか?」という質問には、「野球部の練習が終わって夕暮れの下駄箱に呼び出されて……気づいていないふりをしつつ、薄々は気づいているみたいな。そんな甘酸っぱいシチュエーションがいいですね。(笑)」と照れる場面も。また「バレンタインデーの素敵な思い出はありますか?」という質問に「中学一年生のとき、人生初のモテ期が来たんですよ。ちょっととっぽいほうがモテる地元だったので自分もそれを真似たら、なんと本命のチョコを8個も貰ったんですよ! それで調子に乗ってしまったみたいで、中2で4個に減ってしまって、中3で1個になって、高校でゼロになってしまって(笑) 高校でゼロになったときに、見かねたおふくろから、これ本命だからって手渡された思い出がそれですね。(笑)」

そして、ファンモンからソロデビューとして羽ばたく新しい門出を祝して、バレンタイン・イブにちなんで、蓋と樽の中身がチョコレートでできた「チョコレート鏡開き」がステージに登場。これを目の前にしたファンキー加藤は「この蓋の素材が気になったんですよ! これチョコレートですか!? でかいですね!」と驚き、ソロデビューシングル、映画のタイトルでもある「My VOICE!」の会場全体での掛け声とともに、見事にチョコレート鏡開き。樽の中に入っていた計600個のチロルチョコについて、観客に「振る舞い酒」ならぬ「振る舞いチョコ」の提案がファンキー加藤から出され、会場は大いに沸いた。

「ファンモンが解散して僕らが考えられないようなプレッシャーの中、もがき苦しみながらそれでも前に進もうとする加藤さんの姿を、僕らはただ真摯にカメラを向けて撮影させていただきました。結果としてできあがった作品は、ファンキー加藤という男の熱い生き様がつまったものになっていると思います。僕も見ていて背中を押される思いになりました。ぜひ皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。」── 住田拓英 監督

「僕とファンキーモンキーベイビーズとのドキュメンタリー映画だと思いますが、これはみんなの映画だと思っています。ファンモンを支えてくれたのは皆さんですし、今ファンキー加藤として不安定な道を歩き出せたのは皆さんの応援があってからこそだと思います。凄くドラマティックなことがあった2013年の全てがこの中に詰まっていると言っても過言ではないほど、いろいろな喜怒哀楽がこの作品に詰まっているので、ぜひ観終わったあとはお手紙とかブログのコメントとか、Twitterなどで感想を教えていただければと思います。きっと十人十色のいろいろな受け止め方があると思いますが、それが今後の音楽人生の指針になるんじゃないかと思っています。どうか皆さん楽しんでご覧ください!」── ファンキー加藤


◆BARKS映画
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