SOPHIAの都啓一が中心になって2009年に結成したRayflowerが、ついに本格始動の狼煙を上げた。2月19日、3年ぶりとなる2ndミニアルバム『Narcissus』のリリースをシグナルに、初のツアー開催も発表されている。
Rayflower は、ZIGZOやTHE MADCAP LAUGHSなどのドラマーであるSakura、DUSTER-3ほかAcid Black Cherryのサポートギタリストとしても活躍するYUKI、BULL ZEICHEN88をはじめT.M.Revolution、TETSUYAのサポートベーシストとしておなじみのIKUO、ex.Waiveでエルニシオンのボーカルでもある田澤孝介と、スーパーバンドの名にふさわしい第一線級のプレイヤーが集結したバンドだ。これまでライブ回数が少なかったこともあり、その全貌が明らかになっていなかった感がある。
ミニアルバムのリリースおよびライブ開催を前に、バンドの成り立ちから今後に至るまで、Rayflowerへの熱い想いを都啓一とSakuraに訊いた。鉄壁のバンドアンサンブルの由来が明かされたインタビューをお届けしたい。

◆2ndミニアルバム『Narcissus』プロモーション映像

■都という鍵盤奏者には注目してたんですよ──Sakura
■ポテンシャルの高い人たちとやりたかったですね──都

──BARKSインタビューは初登場になるので、まずはRayflower結成のいきさつ、このメンバーが集まった経緯から教えてください。

都:結成したのは2009年ですね。僕にアニメ主題歌の制作依頼があったのがキッカケで始まったんですけど、まず、最初にSakuraさんに相談して。

Sakura:都とは公私ともに仲が良くて、都のユニットでサポートでドラム叩いてたこともあったんですよ。そんなときにアニメの曲をバンドスタイルでやりたいって相談されて、「よし! じゃあ、そうしよう」ってメンバーを探したっていう経緯ですね。で、まず、最初に見つけたのがギターのYUKIくん。

都:YUKIくんとはセッションしたことがあって、そのときから「機会があったら一緒に何かやりたいね」って話をしてたから、Sakuraさんに「どう?」って。

Sakura:「間違いないんじゃない?」って。で、次に誘ったのが俺が昔、セッションしたことがあったIKUOさん。強烈に印象に残っているベーシストだったので、都に「どう?」って。

──最後にボーカルの田澤さんが決まったんですか?

都:そうですね。そのときには曲もできてて、ボーカルどうしよう?っていう話をしてて。

Sakura:そんなときに都のユニットで仙台に行ったら、対バンに田澤が出てて、「ここに良い歌い手いるじゃん」って(笑)。

都:ははは。そうそう。お互いに田澤くんの存在は知ってたのに、なんで思い浮かばなかったんだろうって。でも、それぞれバンドがあったり、サポートがあったり、忙しく活動してる人たちばかりだから、バンドをやりたいっていう初期衝動的な気持ちもありつつ、「1回、一緒にやってみない?」って声かけたんです。

──そして2010年5月にTVアニメ『裏切りは僕の名前を知っている』のオープニングテーマとエンディングテーマが収録されたシングル「裏切りのない世界まで/蒼い糸」をリリースするわけですよね。

Sakura:タイアップありきっていう土台があって始まったバンドだから、最初は一抹の不安もありましたけどね。みんなのスケジュールの合間を縫ってレコーディングしていたし、都はSOPHIAとしての活動があるし、ライブとかこれから先の動きはどうなるんだろう?っていう。

都:だから、最初はどう転がっていくのかわからなかったんですよ。音源を出して終りみたいな展開もありえたし……。けど、こうやって2ndミニアルバムが形になったから、間違ってなかったかなって。

──バンド名の由来は?

都:放射線状の模様や花っていう意味です。Rayは光線で。

Sakura:だから光の花っていう意味ですね。

──なるほど。Rayflowerのメンバーって全員、スキルが高いじゃないですか? 最初にメンバーを選ぶときの条件として、技術のある人っていうのはあったんですか?

Sakura:俺自身はRayflowerを結成するずっと前から、都という鍵盤奏者には注目してたんですよ。

都:俺もSakuraさんに注目してましたよ。

Sakura:SOPHIAの中ではいい意味で5分の1として忠誠を尽くしてるっていうのはわかっていたし。と同時にいちミュージシャンとしてバンドの枠を超えたポテンシャルの高さがあるのを感じていたから。都はスーパーバンドを作りたいなんて言い方はしなかったけど、相談されたとき、スキルの高いメンバーを揃えないとダメだろうとは思ってましたね。

都:確かにある程度、ポテンシャルの高い人たちとやりたかったですね。テクニックのある人たちの音楽を聴いて育った世代っていうのもあるし。

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