All You Need is Music、クリス・ペプラーが語る、90年代音楽シーンの魅力とは? 第一回「邦楽編」

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音楽があり、人生がある。「All You Need is Music 人生は音楽でできている」というテーマのもと、特定の年代やテーマに毎回フォーカスし、その時代に誰もが経験した音楽やアーティスト、そしてその音楽をいまどう楽しめばよいかに言及しているコラムを紹介するこのニュース。今回は音楽シーンの動向を現場で見続けてきたクリス・ペプラーさんが登場し、「90年代音楽シーンの魅力」について語っている第一回「邦楽編」をダイジェストで紹介しよう。

2000年以降の音楽シーンに大きな影響を与えた90年代の音楽。まさに「歌は世につれ、世は歌につれ」というように、バブル景気の爆発→崩壊という激動の時代の中で、華やかに咲き誇った「90年代の音楽の魅力の核心」は、一体どこにあったのか?

そこで登場していただくのが、1988年にスタートしたJ-WAVEの音楽プログラム 「TOKIO HOT 100」のナビゲーターであり、音楽シーンの動向を現場で見続けてきたクリス・ペプラーさん。今月と来月の2回にわたり、邦楽・洋楽ともに激動の時代となった「90年代音楽シーンの魅力」について語ってもらうこのシリーズ、まずはその第一回「邦楽編」をお送りしましょう。

「90年代の音楽シーンをひとことで言うと“音楽業界カンブリア時代”。生命の大爆発ですよ。90年代初頭に景気バブルと音楽バブルが重なって、色々なジャンルの音楽が一気に出てきた。ミリオンセラー級のメガヒットも多くて、安室奈美恵、B'z、GLAY、宇多田ヒカルとか、ビッグスターが次々と誕生した時期ですね。それまでの日本の音楽は洋楽志向で、“舶来品”がもてはやされたけど、だんだん“メイド・イン・ジャパンのプライド”が高くなってきた。88年に「TOKIO HOT 100」が始まった当初、邦楽は100曲のうち2~3曲だったのが、今は6割以上。その変化が起きはじめたのが90年代初頭だったと思います」

ナビゲーターとして、多くのミュージシャンと身近に接してきたクリスさん。ここでは実際に会って話をした体験をもとに、いくつかのエピソードを紹介してくれた。

「たとえば、Mr.Childrenの「innocent world」。桜井和寿さんはエルヴィス・コステロが大好きで、モデルにしてるんだけど、やっている音楽は全然違う。スガシカオさんもスライ&ザ・ファミリー・ストーンが大好きで、トラックはすごいファンキーだけど、彼が日本語で歌うとまったく別物になるでしょ? 影響を受けたものと出すものが別物だという“別物マジック”は、一つのキーワードですね。スピッツもそう。「ロビンソン」がヒットしましたけど、最初はパンクバンドだったんですよ。バンド名も、“弱い犬ほどよく吠える”という意味と、シド・ビシャスみたいなパンクスが“ツバを吐く=SPITS”から来ているそうです。彼らはいろんな音楽に影響を受けて、それを自分たちで表現する時に、真似ができなくて逆にオリジナリティが身に付いた。その結果、日本人にわかりやすいポップスになったのかな?という気がします。

スマートフォンをメインにしたリスニング環境で音楽を楽しむというクリスさん。そんなクリスさんにお勧めしたいのはソニーのマルチコネクトコンポ「CMT-BT80W」とBluetooth(R)搭載のウォークマン(R)Fシリーズの組み合わせ。以前はCDコンポで音楽を聴いていた人が、ワイヤレスで簡単に、しかも抜群の音で楽しめる。マルチコネクトコンポ「CMT-BT80W」は、ソニー独自技術の磁性流体サスペンション構造をスピーカーユニットに採用。従来スピーカーと比べ、軽量化しつつ高感度化も実現。明瞭感のある高域、ボーカルの息づかいなど、特に中高域の再現において高い能力を発揮してくれる。

クリス・ペプラーさんがこだわる音楽環境、そしてマルチコネクトコンポ「CMT-BT80W」とBluetooth(R)搭載のウォークマン(R)Fシリーズの組み合わせがもたらす新しい音楽についてもっと詳しく知りたい人は、以下のリンクからこのコラムを楽しんでみてほしい。

1990s Japanese Music Single Sales Ranking
No.1 速水けんたろう,茂森あゆみ,ひまわりキッズ,だんご合唱団「だんご3兄弟」
No.2 米米CLUB「君がいるだけで/愛してる」
No.3 CHAGE&ASKA「SAY YES」
No.4 Mr.Children「Tomorrow never knows」
No.5 小田和正「Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」


◆All You Need is Music
◆BARKSサイト内 All You Need is Musicページ
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