カントリー・ミュージック界の大手レコード会社Big Machine Recordsが、カントリー・シンガーによるモトリー・クルーのカバー・アルバムを制作中だという。フロントマンのヴィンス・ニールは最初は戸惑ったものの、考えれば考えるほどいいアイディアだと思うようになったそうだ。

◆キャリー・アンダーウッド「Home Sweet Home」試聴

ニールはカントリー・ミュージックのメッカ、ナッシュビルの新聞『The Tennessean』にこう話した。「こんなの、間違いなく初めてだよ。誰かのクレイジーな思いつきが現実になったんだ。(最初にマネージャーから計画を聞いたとき)“うーん、どうだろう。ちょっと考えさせてくれ”って答えたんだ。でも、考えれば考えるほど、クールだなって思うようになった。とくに、キャリー・アンダーウッドが「Home Sweet Home」をカバーした後ではね。あれは良かった」

現在のところ、ラスカル・フラッツが「Kickstart My Heart」を、ジャスティン・ムーアが「Home Sweet Home」を、イーライ・ヤング・バンドが「Don't Go Away Mad (Just Go Away)」をカバーすることが決まっているが、カントリー・ミュージックについてほとんど何も知らないというニールには馴染みのないアーティストばかり。しかし、彼らの名を耳にしたガールフレンドの興奮が彼にも伝染したそうだ。「俺の彼女がカントリー・ガールなんで、面白いよ。彼女に参加アーティストのリスト見せたら、“オー・マイ・ゴッド!オー・マイ・ゴッド!”ってスゴイから、俺も“なになに?俺にも教えてくれ”ってなっちまったよ」

「モトリー・クルーの名は知っているが、音楽はちゃんと聴いたことがないって人がいっぱいいると思うんだ。(このアルバムは)モトリーのファンじゃない人達も聴くことになる。それで“ああ、この曲聴いたことある”ってなれば、素晴らしい」

テイラー・スウィフトやティム・マックグロウらが所属するBig Machine Recordsの創立者スコット・ボルチェッタ氏は「初期のころからモトリー・クルーの大ファン。それは隠してこなかった」そう。彼らのマネージャーからトリビュート・アルバム制作を打診され際、即刻「イエス!」と答えたという。


Ako Suzuki, London