【ライブレポート】OBLIVION DUST、夏のツアー発表に客席乱舞「最後まで暴れて帰ってください」

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OBLIVION DUSTが3月8日、オフィシャルファンクラブ<「Club OVERDOSE」MEMBER’S ONLY LIVE>を東京TSUTAYA O-WESTで開催した。

◆OBLIVION DUST 拡大画像

OBLIVION DUSTは現在、<OBLIVION DUST LIVE TOUR 2014“Blood Red Stars”>の真っ只中。追加公演の仙台ライブ前日に行われたこの日のステージは、タイトル通り、OBLIVION DUSTのファンクラブ限定となる。会場の東京・TSUTAYA O-WESTは、始まる前から期待と熱気で包まれていた。

場内が暗転すると、「Gateway」のSEが会場に響き渡り、メンバーがステージに登場した。ぎゅうぎゅうのフロアからはメンバーの名を呼ぶ声と歓声が入り交じり、イントロで徐々に上がっていったテンションは、ボーカルKENの歌い出しと同時に一気に沸点に。続く「Sail Away」ではドラムに合わせたクラップハンドがフロアで弾け、暴れまわるクラウドサーファーで、すでにフロアはカオス状態だ。

「今日はコアな人たちが来ていて最高だね。今日はファンクラブ用のセットリストにしてあるから」

というKENの最初のMC通り、この日は、現在行われているツアーのセットリストとはまったく違う、この日だけのセットリスト。懐かしい曲から最新曲まで、どの曲もイントロが始まった瞬間、フロアからは嬉しそうな歓声が上がる。

さらに、この日はファンクラブ限定ということで、普段はあまり話さないメンバーもそれぞれMCをすることに。ベーシストRIKIJIのぶっきらぼうながら愛情たっぷりのMCに続いて披露されたのは、スロウナンバーの「When You Say」だ。分厚いサウンドに包まれながら、KENの熱いボーカルは胸の奥にじりじりと迫り、フロアに降り注ぐK.A.Zの美しいアルペジオギターは、汗まみれの体を震わせる。

後半戦はアッパーなナンバーで一気に加速。フロアには大きなモッシュサークルが登場し、思い思いに踊るオーディエンスが楽しそうに跳ねまわる。RIKIJIは、そんな波の上を勢いよく転がってくるクラウドサーファーを嬉しそうな表情でかわしつつ、太く重い低音を繰り出しながらも、軽やかにリズムを刻む。

ライブ終盤には、フロアのファンを背に全員で記念撮影。そして、そんな和やかな空気をぶった切るように激しいドラムでスタートしたのが「Microchipped」だった。K.A.Zはステップを踏んだり、ジャンプしたりと、激しく鋭いギターを奏でながら、オーディエンスを興奮の渦へと巻き込んでいく。「Designer Fetus」ではサビのコーラスで大合唱。もはや無駄なものは一切いらない。OBLIVION DUSTが繰り出す音だけが、心と体を揺さぶる。

ラストのMCでは、「最後にお知らせをしてもいいですか?」と言って、KENが夏のライブツアーをいち早く発表。そして、「今日は本当にありがとうございました。最後まで暴れて帰ってください」と告げると、「HAZE」「YOU」「Sink The God」と、アグレッシブなナンバーでたたみかける。その勢いは止まることなく、暴れまわるオーディエンスは楽しそうな笑顔と興奮に包まれたまま、スペシャルな宴は終幕を迎えた。

この日発表となった次回のツアーは、7月19日に大阪・UMEDA AKASO、7月20日に名古屋・ELECTRIC LADY LAND、7月26日に仙台・DARWIN、8月1日に福岡・DRUM BE-1、8月9日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催。チケット発売の詳細は、後日オフィシャルサイトにて発表となる。

■<OBLIVION DUST OFFICIAL FANCLUB「Club OVERDOSE」MEMBER’S ONLY LIVE>
2014年3月8日@TSUTAYA O-WEST セットリスト
01.Gateway
02.Sail Away
03.30
04.Syndrome
05.Plastic Wings
06.GIRLIE BOY IMITATION ♯6
07.When You Say
08.Helium Love
09.Therapy
10.Erase
11.Goodbye
12.NEVER ENDING
13.Microchipped
14.Girl In Mono
15.Designer Fetus
16.HAZE
17.YOU
18.Sink The God
19.Outro


◆OBLIVION DUST オフィシャルサイト
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