レッド・ツェッペリン、まさかの初期お宝音源、ザクザク登場

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ジミー・ペイジ自ら最新リマスタリングを行い、完全未発表の超貴重な音源を追加収録するという初期アルバム3作『レッド・ツェッペリン』『レッド・ツェッペリンII』『レッド・ツェッペリンIII』が6月4日に登場する。その後も、9枚のオリジナル・アルバムを時代順にリリースしていく予定となっているようだ。

◆レッド・ツェッペリン画像

もちろん単なるリイシューではない。ここでは、レッド・ツェッペリンの未発表スタジオ音源やライブ・テイクを膨大に集めた秘蔵のストックから選りすぐった、オリジナル・アルバムと連動する初出の“コンパニオン・オーディオ”を2枚目のディスクとして同梱するという。

「コンパニオン・オーディオとはレッド・ツェッペリンのレコーディングの過程を表しているもので、制作過程のラフ・ミックスや、バッキング・トラックス、別ヴァージョン、そして、その時代に録音されたまったく発表していない楽曲となる」──ジミー・ペイジ

レッド・ツェッペリンの伝説は1969年1月、グループの名前を一躍有名にしたデビュー作『レッド・ツェッペリン』からスタートする。アルバムの先陣を切る「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」それに続く、「ゴナ・リーヴ・ユー」「コミュニケイション・ブレイクダウン」や「幻惑されて」など、先進的でダイナミック、様々な音楽性を取り入れながらもそれまで聴いたこともなかったようなロック・サウンドの礎を築き上げていた。アルバム『レッド・ツェッペリン』は、1千万枚以上を売り上げ、全米レコード協会(RIAA)のダイアモンドに認定されており、それは2004年のグラミー殿堂賞の受賞につながることとなる。『レッド・ツェッペリン』の“コンパニオン・オーディオ”は、1969年10月10日にパリ、オリンピア劇場で行われた完全未発表のライブ音源だ。

ライブ9曲のうちの7曲は、15分にもおよぶ「幻惑されて」を含むアルバム『レッド・ツェッペリン』収録曲、そしてまもなくリリースされる次のアルバム『レッド・ツェッペリンII』より「ハートブレイカー」「モビー・ディック」の2曲が収録されている。バンドは『レッド・ツェッペリンII』のほとんどの楽曲の制作とレコーディングをデビュー・アルバム発売後の絶え間なく続くツアーの中で行っており、『レッド・ツェッペリンII』は、ファースト・アルバムの発売後わずか7ケ月後の1969年10月に発売された。

セカンド・アルバム『レッド・ツェッペリンIIには、「ランブル・オン」や「ハートブレイカー」といった人気の高い楽曲や、もっとも偉大なロック・ナンバーのひとつ「胸いっぱいの愛を」が収録されている。このアルバムは、1千2百万枚以上の売り上げとなり、全米レコード協会(RIAA)でダイアモンドに認定された。

『レッド・ツェッペリンII』の“コンパニオン・オーディオ”は、バンドのレコーディング過程の最初のハイライトでもある、アルバム収録曲の5曲の別ミックスや、「サンキュー」「リヴィング・ラヴィング・メイド」のバッキング・トラック、未発表曲の「ララ」が収録されたものだ。

前2作のアルバムと継続的なツアーの輝かしき成功に続いて、ジミー・ペイジとロバート・プラントは、1970年、ウェールズにある今では有名なスノウドニアのコテージで『レッド・ツェッペリンIII』の制作の初期段階の作業を行った。後に、ジョン・ボーナムとジョン・ポール・ジョーンズを1970年5月レコーディングに向けたリハーサルのためロンドンのオリンピック・スタジオに召集、「移民の歌」や「貴方を愛しつづけて」といった秀逸な楽曲は世界を席巻し、1970年10月に発売されるや否や、全世界でチャートのトップを占拠、6×プラチナムを受賞した。

『レッド・ツェッペリンIII』の“コンパニオン・オーディオ”は、レコーディングの過程をうかがわせる、アルバムに収録されたトラックから7曲のスタジオ・アウトテイクと3曲の未発表の音源となる。未発表の音源とは「ジェニングス・ファーム・ブルース」(スノウドニアの小屋の前身)、「バスルーム・サウンド」(アウト・オン・ザ・タイルズの前身)、そして「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ/トラブル・イン・マインド」というブルース・クラシックのカバーだ。

その後もレッド・ツェッペリンは伝説の履歴を刻んでいく。1995年には、「ロックの殿堂」入りを果たし、2005年には「グラミー賞:生涯業績賞」を受賞。その1年後には、ストックホルムで「ポーラー音楽賞」を受賞し、創設メンバーのジョン・ポール・ジョーンズ、ジミー・ペイジ、ロバート・プラントとジョン・ボーナムの息子、ジェイソン・ボーナムは2007年ロンドンO2アリーナでアトランティック・レコードの創設者であり、彼らが親愛を寄せるアーメット・アーティガンのトリビュート・コンサートのヘッド・ライナーを務めた。さらに彼らは、アメリカの文化の生涯にわたる貢献に対して「ケネディ・センター名誉賞」を2012年に受賞。そして2014年1月、レッド・ツェッペリンとして初のグラミー賞となるベスト・ロック・アルバムをアーメット・アーティガンのトリビュート・ライブを収録したライブ・アルバム『祭典の日』で受賞している。

今回リリースされるのは、以下のような豊富なバリエーションで登場する。

●スタンダード・エディション(1CD)
オリジナル・アルバム、最新リマスタリング&ソフト・パック仕様
●デラックス・エディション(2CD)
CD1:オリジナル・アルバム、最新リマスタリング&ソフト・パック仕様
CD2:未発表の“コンパニオン・オーディオ“を収録したエクストラ・ディスク
●スーパー・デラックス・エディション(2CD+3LP+DL カード+特典)<完全初回限定盤>
CD1:オリジナル、最新リマスタリング&ソフト・パック仕様
CD2:未発表の“コンパニオン・オーディオ“を収録したエクストラ・ディスク
LP1:最新デジタル・リマスターによるオリジナル音源(180g 重量盤LP/初期ジャケット再現)
LP2&3:未発表の“コンパニオン・オーディオ“を収録したエクストラ・ディスク
DLカード:HD 音源のDL カード(オリジナル 96kHz/24bit/ ライブ48kHz/24bit))
特典ジャケット:ハイ・クオリティ・別刷りプリント・ジャケット(LP サイズ・シリアルNo.入り)
豪華ブックレット 未発表の貴重な写真とメモラビリアを含む特別ブックレット
プレス・キット アトランティック・レーベルの初期プレス・キットのレプリカ(レッド・ツェッペリンⅠのみ)
●デジタル・ダウンロード:オリジナル、最新リマスタリング・アルバム音源 & 未発表の“コンパニオン・オーディオ“音源
●スタンダード・エディション(1LP)輸入盤:オリジナル、最新リマスタリング 180g重量盤
●デラックス・エディション(3LP)輸入盤
LP1:オリジナル、最新リマスタリング 180g重量盤
LP2&3:未発表の“コンパニオン・オーディオ“を収録したエクストラ・ディスク 180g 重量盤

『レッド・ツェッペリン』
2014年6月4日発売
ジミー・ペイジを中心にレッド・ツェッペリンを結成、そしてわずか30時間でレコーディングを終了したという伝説のアルバム
ビルボード・アルバム・チャート最高位:10位(1969年作品)
(1)スタンダード・エディション WPCR-15685 \2,000 + 税
(2)デラックス・エディション WPCR-15686/7 \2,800 + 税
(3)スーパー・デラックス・エディションWPZR-30540 ¥20,000 + 税
1.グッド・タイムズ・バッド・タイムズ
2.ゴナ・リーヴ・ユー
3.ユー・シュック・ミー
4.幻惑されて
5.時が来たりて
6.ブラック・マウンテン・サイド
7.コミュニケイション・ブレイクダウン
8.君から離れられない
9.ハウ・メニー・モア・タイムズ
※コンパニオン・オーディオ(2)(3)のみ付属
パリ、オリンピア劇場で行われたライブ音源
1969年10月10日(未発表音源)
1.グッド・タイムズ・バッド・タイムズ/コミュニケイション・ブレイクダウン
2.君から離れられない
3.ハートブレイカー
4.幻惑されて
5.ホワイト・サマー/ブラック・マウンテン・サイド
6.ユー・シュック・ミー
7.モビー・ディック
8.ハウ・メニー・モア・タイムズ

『レッド・ツェッペリン II』
2014年6月4日発売
全米、全英で同時にチャート1 位を獲得したセカンド・アルバム。ヘヴィなメタリックなサウンドで、ハード・ロックを確立
ビルボード・アルバム・チャート最高位:1位(1969年作品)
(1)スタンダード・エディション WPCR-15688 \2,000 + 税
(2)デラックス・エディション WPCR-15689/0 \2,800 + 税
(3)スーパー・デラックス・エディションWPZR-30546 ¥20,000 + 税
1.胸いっぱいの愛を
2.強き二人の愛
3.レモン・ソング
4.サンキュー
5.ハートブレイカー
6.リヴィング・ラヴィング・メイド
7.ランブル・オン
8.モビー・ディック
9.ブリング・イット・オン・ホーム
※コンパニオン・オーディオ(2)(3)のみ付属
レコーディング・セッションによる別MIX(5 曲)
バック・トラック(2曲)、完全未発表曲(未発表音源)
1.胸いっぱいの愛を
2.強き二人の愛
3.サンキュー
4.ハートブレイカー
5.リヴィング・ラヴィング・メイド
6.ランブル・オン
7.モビー・ディック
8.ララ

『レッド・ツェッペリン III』
2014年6月4日発売
フォークやブリティッシュ・トラッドの要素を新たに取り入れた。ツェッペリンの新たな一面と可能性を打ち出したサード・アルバム
ビルボード・アルバム・チャート最高位:1 位(1970年作品)
(1)スタンダード・エディション WPCR-15691 \2,000 + 税
(2)デラックス・エディション WPCR-15692/3 \2,800 + 税
(3)スーパー・デラックス・エディションWPZR-30552 ¥20,000 + 税
1.移民の歌
2.フレンズ
3.祭典の日
4.貴方を愛しつづけて
5.アウト・オン・ザ・タイルズ
6.ギャロウズ・ポウル
7.タンジェリン
8.ザッツ・ザ・ウェイ
9.スノウドニアの小屋
10.ハッツ・オフ・トゥ・ロイ・ハーパー
※コンパニオン・オーディオ(2)(3)のみ付属
スタジオ・アウトテイクおよび未発表楽曲
1.移民の歌
2.フレンズ
3.祭典の日
4.貴方を愛しつづけて
5.バスルーム・サウンド
6.ギャロウズ・ポウル
7.ザッツ・ザ・ウェイ
8.ジェニングス・ファーム・ブルース
9.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ/トラブル・イン・マインド

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