キッスのジーン・シモンズ(B)は、1980年代初め、エドワード・ヴァン・ヘイレンからキッスに加入したいと申し出があったものの、それを断り、自身のバンドに留まるよう説得したそうだ。

◆キッス画像

『Guitar World』最新号のインタビューで「『Creatures of the Night』(1982年)のころ、エドワード・ヴァン・ヘイレンがキッスにジョインしたがっていたというのは本当か?」と問われたシモンズは、こう答えたという。「本当だ。彼はかなり真剣だったよ。(デイヴィッド・リー)ロスとの関係にすごく不満を持っていた。彼に我慢ならなかったんだ。それにドラッグも盛んだったからね」

「彼は俺をRecord Plantの真向いにあるダイナーへランチに連れ出した。で、“キッスに加入したい。もうロスとは争いたくないんだ。ウンザリだ”って言われた。でも、俺はこう答えたんだ。“エディ、空きはない。お前は、自分で音楽をコントロールできるバンドにいなきゃダメだ。キッスではハッピーになれない”って。彼を説得した」

ヴァン・ヘイレンを発掘しサポートしたのはジーン・シモンズであることは有名なエピソードだが、それだけにジーンには本質が見えていたようだ。短期間でもエディがキッスにいたらどうなっていたか見てみたい気もするが、ヴァン・ヘイレンを辞めなかったのは正解。1982年以降の彼らは『Diver Down』『1984』『5150』『OU812』…と快進撃を続け、その地位を不動のものとする。

Ako Suzuki, London