【インタビュー】WAR-ED、デビューシングル「光を探して ~未来の君へ~」発表「争い事が終わって希望が持てる未来に音楽を届けたい」

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関西を中心に活動中の4人組ロックバンドWAR-EDが、3月19日にメジャーデビュー・シングル「光を探して ~未来の君へ~」をリリースする。同曲は、これから迎える春、新たな人生を歩む夢多きすべての若者が共感するポジティブソングであり、“駿台予備学校2014”CMタイアップ曲として注目を集めている。“戦争=過去のもの”という意のバンド名を持つWAR-EDが発信するあまりにもストレートで、とてつもなく力強いメッセージ、そしてメンバー間の凄まじいほどの信頼感について、ボーカリストにしてメイン・コンポーザーの山下慎司が語るインタビューをお届けしたい。

◆WAR-ED 拡大画像

■100%の確率でステージ演奏してきました
■WAR-EDと一緒に成長してきた僕達にとっても大切な曲です

──「光を探して ~未来の君へ~」でいよいよデビューですね。

山下:デビューが決まった時は素直に嬉しかったし、同時に気持ちが引き締まりました。実際にこうやって取材をしていただく中で、「デビューするんだな」と実感も徐々に沸いてきましたね。僕らの曲がより多くの人に届けられるんだと思うと、ここから本当のスタート地点としてがんばっていこうという気持ちです。

──そもそも山下さんはどんな音楽を聴いてきましたか?

山下:J-POPはよく聴きましたね。バンドも好きで、高校の軽音部でBUMP OF CHICKENのコピーバンドをしていました。歌詞も曲も魅力的だなと思います。歌いやすい、いいメロディであれば男女関係なく聴いたし、CMソングもキャッチーなので耳に入って来ますね。意外にそういうところから曲作りのヒントがあったりするんですよ。

──ギターはいつから弾き始めましたか?

山下:中学からです。友達がハードロック好きでギターを弾いていたんです。家に遊びにいった時に初めて、彼がストラトキャスターでソロを弾く姿を見て「カッコいいなぁ」と。その友達から「弾いてみなよ」って進められたのがきっかけではじめたんですが、ギターを買うお金はなかったので学校帰りにその友達の家で、ドレミから教えてもらって練習しました。中学卒業のとき、合唱を歌うことになったんですが、2人で先生に「ギターで伴奏したい」とお願いに行ったこともありましたね。そこで初めて大勢の人の前で弾いたんですが、楽しかったのでもっとやりたいなと思いました。

──それで、高校で軽音部に入ったと。

山下:中学ではギターを弾くだけでしたが、高校では作詞作曲、そしてボーカルも初めてやりました。というのもバンドメンバーの誰も歌いたがらなくて(笑)。学校以外でもバンド活動をしていて、ライブハウスに出たりもしていたんですが、いろんな人から「歌がいいね」と言ってもらえるようになって。その頃からですね、音楽で飯を食いたいと思うようになったのは。最初は歌いたい人が誰もいなかったから歌い始めただけでしたが、人から褒めてもらえることで少しずつ自信がついて、もっとしっかり歌を極めたいと思い、音楽の専門学校でボーカルを専攻したんです。そして、その学校の1年生のとき、WAR-ED結成に関わることになったんです。

──全てが繋がってるんですね。

山下:2010年に組んで、当時のメンバーとは2012年まで一緒に突き進んだんですが、方向性の違いなどから僕だけがWAR-EDとして残る形に……。正直、この先どう進めばいいんだろうかと不安でしたね。ちょうどその頃、スタジオでよく顔を合わせていた今のメンバーの3人と一緒にスタジオで音を出してみようってことになったんです。その時はThe Rolling Stonesの「Brown Sugar」とか、洋楽のクラシックなロックをカバーしました。

──若いわりに選曲がかなり渋めかなと思うのですが、なぜストーンズを?

山下:ルーツミュージックは大事だなと感じていたし、ブルースや古いロックをやりたい気持ちもあったんです。他に邦楽も何曲かカバーしました。どういうタイプの楽曲をやっても、みんなすごい演奏力があると思ったし、歌いやすいな、楽しいなと感じました。しっくりくる感じがあったのを覚えてます。

──デビュー曲「光を探して ~未来の君へ~」は、どうやって生まれたのですか?

山下:現在の4人になって初めてのライブを、2012年3月20日にやると決まったんですが、まだ曲もないからカバーをやろうということになっていたんです。でも、練習して行くうちにそれだけじゃ物足りないねって話になって。来てくれるお客さんに新しいオリジナル曲を聴いて欲しかったので、その気持ちを詰め込んだのが「光を探して」でした。何度もデモを作り直してようやく出来上がったので、完成したのがライブの前々日で……。

──覚える時間がなくてメンバーは大変だったのでは?

山下:だったと思います(苦笑)。けど、「いい曲だね」って言ってくれました。前々日の夜に皆に曲が渡って、リハーサルしたのはライブの前日。最初は譜面台を立ててやろうかって言ってたんですが、「いや、やっぱり覚えてやろう」って。ライブ当日は4人の初ライブだったし、緊張感MAXだったと思いますよ(笑)。その時はタイトルも違っていて1コーラスのAメロBメロ、サビだけでしたが、ライブでの反応も良かったのでさらにブラッシュアップしようと思い、タイトルも再考して歌詞も書き加えて、2コーラスある形に仕上げました。2度目のライブから演奏するようになって、それ以来はほぼ100%の確率で演奏してきましたね。WAR-EDと一緒に成長してきた、僕達にとっても大切な曲です。

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