『ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX>』、日本オリジナル盤5作品が初CD化

ツイート

ザ・ビートルズが日本でレコード・デビューを果たしてから50年という節目の2014年、1964年から1965年の間に発売されたビートルズの日本オリジナル盤5作品が初めてCDで発売されることとなった。

◆『ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX>』画像

日本デビュー・アルバム『ビートルズ!』(1964年発売)、『ビートルズ No.2』(1964年発売)、『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(1964年発売)、『ビートルズ No.5』(1965年発売)、『4人はアイドル』(1965年発売)の5作品で、これらをセットにしたボックス・セット、『ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX>』として、6月25日に発売される。

それぞれのアルバムのアートワークは、内袋(インナー・スリーヴ)や帯を含めオリジナルLPの初版盤が忠実に再現されている。5枚のアルバムに加え、新たに編集されたブックレットが収納され豪華BOX版として初回生産限定発売となる。

ブックレットにはザ・ビートルズの初代ディレクター高嶋弘之(当時東芝音楽工業)、元ミュージック・ライフの編集長でザ・ビートルズ取材経験のある星加ルミ子、そしてEMI Music Japan/Universal Music Japanを通じてビートルズに深くかかわったファン第一世代でもあるビートルズ研究家/レコード・プロデューサーの行方均による対談が掲載されている。その中で、1964年~1965年当時のザ・ビートルズ・プロモーションの裏話や無名だった彼らがどのように現象化していくのかなど、貴重な証言が生き生きと語られている。さらに、ビートルズのヒストリーを交えた各アルバム紹介、歌詞・日本語対訳も掲載され“日本のビートルズ現象の幕開け“を知る充実した内容を誇る。

音源はいずれも2009年のリマスター音源が使用されている。『ビートルズ!』『ビートルズ No.2』『ビートルズ No.5』はモノのリマスター音源が、『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』はステレオのリマスター音源、そして『4人はアイドル』にはオリジナル・ステレオ・ミックス音源が使用されている。

『ビートルズ!』『ビートルズNo.2』『ビートルズNo.5』は曲順もアートワークも英国オリジナル盤とは違う日本独自編集で、『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』と『4人はアイドル』の2作品は、曲順は英国盤と同じだがアートワークに日本独自の工夫がされており、いずれのアルバムも長い間ファンからCD化が熱望されていた作品ばかりだ。

1987年にザ・ビートルズのアルバムがCD化されてからは、キャビトル仕様の『マジカル・ミステリー・ツアー』を除き、「英国オリジナル盤」がオフィシャル曲収録盤の世界基準となったが、それまでは、日本に限らず各国独自の編集盤が多数出回っていた。アルバム・タイトルもジャケットも選曲もその国ごとの戦略に沿って担当ディレクターにより編集されるが一般的だった。

1960年代に発売された日本オリジナル盤も1987年のCD化に先駆け1986年に廃盤となったが、リアル・タイムのザ・ビートルズ・ファンの多くがこの日本オリジナル盤でまさにMEET THE BEATLES(ザ・ビートルズとの出会い)を果たしていた。今回初めてCDで復刻されたこれら日本オリジナル盤のボックス・セット。まさに日本でのアニバーサリー・イヤーを飾るにふさわしい内容だ。

なお、初回特典として「抱きしめたい」日本盤シングル・ジャケットを使用して制作された「抱きしめたい」1曲入りプロモーションCDが、1964年日本デビューにちなんで1964人に当たる応募抽選ハガキが封入されている。初回盤は必携である。

『ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX>』(Meet The Beatles <JAPAN BOX>)
2014年6月25日(水)発売
初回生産限定 ¥14、000(税抜)UICY-76429/33
※5CDボックス・セット(ボックス・セットのみの発売)
※100ページ日本語ブックレット
※高嶋弘之(ザ・ビートルズ初代ディレクター)x星加ルミ子(ミュージック・ライフ元編集長)x行方均(ビートルズ研究家)対談
※アルバム解説 / 歌詞・日本語対訳


◆ザ・ビートルズ・オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス