ポールに触発され一念発起、PICASSOが12年振りのアルバムを完成

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TVアニメ『めぞん一刻(1986~1988年放送)』シリーズ歴代のエンディング・テーマを担当し、1980年代に幅広い層に人気を博した3人組ユニットPICASSOが、12年振りとなるアルバム『Shred Gear Rhapsody』を4月23日にリリースする。

◆PICASSO画像

PICASSOは1984年にデビューした辻畑鉄也(G、Vo)、森英治(Key)、東純二(B)の3人組ユニットで、1985年にリリースしたTVアニメ『めぞん一刻』のエンディング曲「シ・ネ・マ」がヒット、その後は劇場版『らんま1/2 決戦桃幻郷!(1992)』主題歌といったアニメ音楽を中心にTVドラマ、CF音楽を手がけ1992年までにオリジナル・アルバム9枚をリリースした。以降、メンバーは他アーティストのプロデュースやセッション・ミュージシャンとして活動を重ね、森英治は様々なTVや映画の劇伴音楽で活躍している。現在は、NHK Eテレで放送されている『Peeping Life』の森りょういちが監督し、大人計画の細川徹が脚本を担当する話題のアニメ『ギガントシューターつかさ』の音楽を手がけている。

通算10枚目となる4月23日発売の『Shred Gear Rhapsody』は、6曲入りのミニアルバムだ。活動再開のきっかけは、リーダーの辻畑が事務機メーカーに依頼された音楽を制作してる際、ポール・マッカートニー来日のニュースを聞いたことだとか。70歳を超えたポールがワールドハピネスツアーを行ってるのに触発され一念発起、ポールに比べれば一回り以上若い盟友のメンバーを呼び寄せPICASSOとしてのレコーディングを再開させた。

▲PICASSO&森千早都
タイトル曲「Shred Gear Rhapsody」は、2014年3月まで放送されたTV東京系のアニメ『プピポー!』テーマソングとして使用され、ジョージ・マーティンを意識した森英治のストリングス・アレンジが映える、復活PICASSOを象徴する力強いナンバーだ。一方で、映画『渚にて(監督:スタンリー・クレイマー)』『未来世紀ブラジル(監督:テリー・ギリアム)』にインスパイアされて書かれた「いそしぎ」は、ヴォコーダーが印象的なレトロ・フィーチャー・サウンドを聞かせる。

「Good-Bye」ではアニメ『プピポー!』でポーちゃん役の声優を務めたワンリルキスの森千早都がゲスト参加している点にも注目だ。PICASSOの身上ともいえるエスニック・テイストをエッセンスにした中期ビートルズ・ライクなポップ・サウンドは全編に渡って健在で、アルバム・リリースに伴い、6月には東京・代官山で久しぶりのライブも行われる。

いずれも、ファンからしたら“月夜にダンス”な、そんな嬉しい知らせだ。


『Shred Gear Rhapsody』
2014年4月23日発売
SG-1001 ¥1,000(本体価格 926 円)
1.Shred Gear Rhapsody(TV東京系アニメ「プピポー!」テーマソング/サカエ・シュレッダー"Shred Gear"イメージソング)
2.風の中の少年
3.いそしぎ
4.Good-Bye(ゲストボーカル:森千早都/ワンリルキス)
5.UQ
6.フェアウェル

<PICASSOライブ>
6月7日
@東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
18:30開場/19:00開演
出演:PICASSO(辻畑鉄也、東純二、森英治)/Percussion:中山ユキ/Strings:橋本歩カルテット
http://mameromantic.com/?p=26883


◆PICASSOオフィシャルサイト
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