ポール・ウェラー「もうレコード・ストア・デイには参加しない」

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ここ数年、独立資本のレコード・ショップを支援しレコード・ストア・デイにスペシャル・エディションのシングルをリリースしてきたポール・ウェラーだが、転売し利ざやを稼ぐ“せどり”が横行しファンのもとに届きづらい実状に失望し、この先、レコード・ストア・デイに参加しないことを決めたそうだ。

◆ポール・ウェラー画像

ウェラーは火曜日(4月22日)、「レコード・ストア・デイにニュー・シングルのヴィニール盤を手に入れられなかった、またはeBayで大金をはたいたファン」へ向け、オフィシャル・サイト(Paulweller.com)に以下のようなメッセージを掲載した。

「俺は、せどりによってこの“限定盤”が奪い取られたことに対し、怒りや失望をあらわにしたメッセージを送ってきたみんなに同意する。レコードを作る以外、俺が関わっていることはほとんどないが、この全ての出来事には失望した。残念ながら、俺はもうレコード・ストア・デイには参加しない」

「みんなの知る通り、俺は独立系のレコード・ショップのことをすごく支援しているから、残念だ。しかし、欲深いせどりが本物のファンからあこぎに儲けようとするのは胸くそ悪いし、レコード・ストア・デイの主義に反する」

「レコード・ストア・デイの前日にeBayに俺のシングルが出てた。近所のレコード・ショップに並んだのに、店が開いたときにはもう在庫がないって言われたって話も聞いた! みんなにとって素晴らしいコンセプトを台無しにするせどり野郎、恥を知れ。あいつらの商売に手を貸すな。支援が目的のレコード・ストア・デイを利用させるな」

これに対し、レコード・ストア・デイの主催者は「ポール・ウェラーの不満に同感する」「せどりを排斥しようと最善を尽くしているが、アーティストやレコード会社の善意を悪用しようとする人達が後を絶たないのは残念だ」とコメント。無断で転売するショップを発見したら、この先のイベントに参加させないなどの措置を取るという。

ウェラーは2014年のレコード・ストア・デイに、新曲「Brand New Toy」の限定7インチ・シングルをリリースした。

Ako Suzuki, London
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