英国の大学、『さらば青春の光』シンポジウムを開催

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英国ブライトンで起きたモッズ対ロッカーズの乱闘事件から50年経つのを機に、ブライトン近郊にあるサセックス大学が、モッズとこの暴動を取り上げたザ・フーのアルバム『Quadrophenia(四重人格)』と映画『さらば青春の光』を研究するシンポジウム<HERE BY THE SEA AND SAND: A SYMPOSIUM ON QUADROPHENIA>を開く。

シンポジウムは7月10、11日開催。初日にブライトン市内の映画館で『さらば青春の光』の上映とフランク・ロダム監督によるパネルディスカッションが行われ、翌日は10時から18時半まで、モッズ、カルト・ミュージカルとしての『さらば青春の光』、ザ・フーの歴史といったテーマに分かれた講義、討論会などが開かれるという。

1964年、モッズ対ロッカーズの乱闘事件が連発したが、中でも最大級だったのが5月の週末にブライトンの海岸で起きたもの。当時のBBCの報道によると、1,000人以上の若者が関与し50人以上が逮捕されたという。

18歳のとき、この暴動に関わったモッズの1人は『Daily Mirror』紙の取材でこう振り返っている。「ずっとロッカーズが幅をきかせていたが、1964年になると僕らのほうが数が多くなっていた。仕返しをするときだった」「僕らが海岸に着いたときはロッカーズだらけだったのが、90分もしないで何百人ものモッズでいっぱいになった。それで、僕らの側の誰かが彼らへ向けて石を投げたんだ。瞬く間に乱闘になったよ」

Ako Suzuki, London

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