【イベントレポート】スマイレージ・和田彩花、「会社の大人の人たちを見返してやりたい。」と静かに闘志を燃やす

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4月30日に16枚目となるシングル「ミステリーナイト! / エイティーン エモーション」をリリースしたばかりのスマイレージが、5月1日、タワーレコード渋谷店 CUTUP STUDIOにてリリースイベントを開催。開演前には報道陣を集めて会見を開いた。

◆スマイレージ 「ミステリーナイト! / エイティーン エモーション」イベント 画像

胸元もガッツリ開いて、ミニスカートに初の網タイツ姿という「ミステリーナイト!」用衣装を身にまとった6人。「気づかないうちに、ハロー!プロジェクト一番セクシーなグループになってしまった。」というリーダーの和田彩花に、福田花音は、「この衣装をファンの方にお披露目の時に、私のお父さんが観に来てたんですけど、衣装についてお父さんは何も言ってこなくて。『親として、娘にこういう衣装を着させるのは複雑なのかもなぁ。』って感じました。」と笑いつつも、父親思いな一面を覗かせる。

「『エイティーン エモーション』の、いつものスマイレージな感じを観ていただきつつ、全然違う『ミステリーナイト!』のこういうセクシーな私たちも楽しんでいただけたらいいなって思います。」── 和田彩花

一方、7月15日にはグループ初の日本武道館公演を行なうスマイレージ。中西香菜が「武道館公演まであと75日なんですよ。だから、武道館に立ってから、“泣こう(75)”と思いました!」と、わかりやすく語気を強めて意気込みを口にする。そして訪れる、いささかの沈黙と、一呼吸置いてからのメンバーの爆笑。どうも中西、今回は違った意味で“ヤッタルチャン”になってしまった格好だ。

しかしここで、和田彩花が、「ファンクラブの先行でチケット受付が始まった時に、会社の大人の人に呼ばれて、『半分しか売れてない』みたいな、ちょっと厳しいことを言われたんです。だから、ファンの人たちを喜ばせることはもちろん、そう言ってきた、会社の大人の人たちを見返してやれたらいいな、って思う。精一杯頑張れたらいいな。」と、口にする。彼女らしい優しい口調ながら、「大人の人たちを見返してやりたい。」という強い言葉。それはまるで、メラメラと派手に燃える赤い炎ではなく、静かに燃える青い炎のような闘志がうかがえるようですらある。そして、同じ条件下では、青い炎のほうが、赤い炎よりも高い温度で燃えているのである。

これに関連して、残り半分のチケットを売るための秘策を訊かれた彼女たち。「私たち、Twitterのアカウントがあるんですよ。使ってないんですけど、それをどうにか使って……」「○○なう。とか、なうのことを呟きたい。」と、企画等々で用いられたTwitterを再開させたいという希望を語る。確かにいい面はあるものの、特に有名人が使う場合、それと同じくらいリスキーかつ精神的に疲弊させるツールにもなりうるTwitter。現状として「使っていない」というところからも、関係各所、こればかりはなかなか判断が難しいものなのだろう。

さて、スマイレージが所属するハロー!プロジェクトの今週の大きな話題といえば、モーニング娘。'14のリーダー・道重さゆみが卒業を発表したこと。これについて和田は、スマイレージ結成当初から道重はずっと応援してくれていたと振り返りながら、「本当に本当に憧れの存在だったので、道重さんが卒業するって聞いた時は、すごい悲しかったというか、大好きだったモーニング娘。さん……お姉さんって存在だったんですよ。今はすごい若い子たちが入っているんですけど、お姉さんって存在のモーニング娘。さんって、道重さんが卒業しちゃったらどうなっちゃうのかなって。」と、寂しそう。しかし続けて「でも、今、モーニング娘。'14さんがすごい活躍されているので、私たちも負けていられない。」と、ハロー!プロジェクトの一員として、モーニング娘。'14の勢いに追いつき追い越す決意を語る。

“道重さゆみの後輩”というと、残されるモーニング娘。'14メンバーたちを思い浮かべてしまいがち。しかし、実はここにも道重に憧れ、その背中を見ながら立派に成長した後輩たちの姿があった。

また会見では「和田さん、福田さんは、(道重が務めている)ハロー!プロジェクトのリーダーになりたいとかありますか?」という質問も。福田は「さすがにハロー!プロジェクトのリーダーというのは荷が重すぎるので、私は、Berryz工房の清水佐紀さんにリーダーになってほしいなぁって思ってます。署名したいです。」と話し、この意見に和田も同調してみせた。

ちなみに、そんな福田花音は4月で大学2年生。1年生の頃は、自分がアイドルをやっていることをひた隠しにして通学していたそうだが、4月に入ってきた新1年生たちの中にはスマイレージを知っている人もいて、最近では「花音先輩!」と声をかけられることも増えてきたそうだ。そこで福田は、声をかけてくれる後輩たちからに応える(?)かのように「このまま、学校のマドンナ的存在になろうって決めました。」と、なんだかとてもマロテスク(※)な宣言を行なったのであった。

※ マロテスク:福田花音が自身のブログで発表した造語。様々な意味で用いられる。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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