【ライブレポート】SuG、初の日比谷野外ワンマン。「騒いで、笑ってはしゃいで付いてこい」

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SuGが5月6日に自身初の野外ワンマンとなる日比谷野外音楽堂にて<SuG OnemanShow 2014”B.A.B.Y.”>を開催。ライブ終了後にニューシングル「B.A.B.Y.」の最新ビジュアルも合わせて公開された。

◆SuG 画像

6日のライブはまだ日が落ちる前の17:00からスタート。オープニングS.E.に合わせメンバーが公演タイトルでもある「B.A.B.Y.」のロゴオブジェを抱え、客席に登場するサプライズ演出で会場を出だしからざわめかせた。続く「Block Party MonstAr」「Fast Food Hunters」と、観客もフリにヘドバンにジャンプにと、メンバーのハイテンションな動きに合わせて早くも運動量はMAXだ。

武瑠はMCで「ただいま!この公演『B.A.B.Y.』はツアーのファイナルではなく新しいSuGの初日だと思ってます。そんな日にふさわしい雲一つ無い晴天です!」と話し、今にも雨が降りそうな曇り空の天候をネタに会場を沸かせた。yujiが「めっちゃ寒いよ!」と叫ぶこの日の気温は、武瑠いわく13℃。武瑠は「今年一番寒い野音を一番熱くできたら最高じゃない!」と続け、SuGのブチアゲアッパーチューン「LOVE SCREAM PARTY」「不完全Beautyfool Days」などアップテンポなロックナンバーで畳み掛け、改めて復活後の実力を見せつけた。

日が落ちてくると、セットリストはバラードナンバー「夏音-kanon-」「無条件幸福論」へ。特に「夏音-kanon-」は久しぶりのナンバーということで、野音の夕景と相まってファンもその歌に酔いしれた。バラードパート後には7月23日リリースとなるニューシングル「B.A.B.Y.」を初披露。ダンサーに加え、BMX(モトクロス)もステージに登場するなど、アッパーな夏のロックナンバーにふさわしい華やかなステージ展開となった。

「☆ギミギミ☆」では客席に巨大なバルーンが出現。こちらは割れると中からB.A.B.Y.のロゴカラーである紫とオレンジのバルーンが出てくる演出で、バルーンを手にしたファンもすっかりはしゃいだ様子。「Crazy Bunny Coaster」「Toy Soldier」とシングル曲が立て続けに披露されたたのち、「39GalaxyZ」では会場も大合唱。本編最後の武瑠からのMCでは「活動休止をして、また新しいファンも増えて、男の子のファンも増えて、本当自信がつきました。今日野外でもライブができて、どこでライブをしても盛り上げられる自信がつきました」と前向きな思いに満ちた言葉が語られ、「dot.0」を最後に演奏して本編は終了した。

アンコールは、復活第一弾シングル「MISSING」から。前フリなしに宵闇を切り開くロックチューンが日の暮れた野音のシチュエーションにしっくりハマり、アンコールとは思えないほどの会心のプレイとなった。ライブを満たす開放感にshinpeiは「またいつか野音やりたいです」、Chiyuは「こうしてステージに立ててることも当たり前じゃないって思えてるし、皆さんに一言だけ大好きと言いたい」、yujiは「俺の方がみんなのこと好きだぜ!」、masatoは「ライブやりながら成長している実感があります」とそれぞれツアーからの感想をファンへ伝える。最後の武瑠の感想はアジアツアーの感想も含め、鋭い視点とこの先への熱い思いを感じさせた。

「どっか吹っ切れて。自分たちが何系だがよくわかんないんだけど、どうだっていいやって思える自信をもらえました。ありがとう。アジアにも行ってより思ったんですが、世界的にバンドは今終わりかけてます。それはここまでコンピューターやパソコンが、インターネットが発達して、バンドなんて組まなくてもみんな音楽ができるから。その音楽は俺達も大好きだし、みんなにも薦めるけど、だけど俺達は、SuGはバンドです。そう決めた以上これからもバンドでやってくので、みんな応援してほしいなと思います。よろしくお願いします。これからぶっ飛ばして2014はSuGイヤーにしていきたいと思います」── 武瑠

ここでSuGの今後のイベント告知が入り、ファンも色めき立つ。「黙って付いてこいというのはSuGらしくないのでSuGらしい言葉を見つけました。騒いで、笑ってはしゃいで付いてこい!」という武瑠の叫びから、SuGはメジャーデビューシングル「gr8 story」、ライブ最後の定番ナンバー「ときどきすてきなこのせかい」を演奏し、約2時間半に渡る初の野外ワンマンライブに幕を閉じた。

今回のライブで、SuG恒例の夏の対バンバトル<SuG LIVE BATTLE 2014>がShibuya O-EASTにて開催されること、そして10月4日、5日の2DAYSを使い舞浜アンフィシアターにて<VersuS 極彩SuG VS 極悪SuG>と題した、各日異なるコンセプトで行われるワンマンライブの開催が発表された。4日の<極悪SuG>では“真っ黒”に攻め抜いたチューンのみのラインナップ、5日の<極彩SuG>ではポップ且つ踊れる“はっちゃけ”チューンのラインナップでセットリストが組まれ、当日はそれぞれの歓声声量を測定、勝った方のライブだけがDVD収録されるというあらゆる意味で見逃せないライブとなっている。360度展開を誇るアンフィシアターでSuGが何を企んでくるか、さらなるパフォーマンスに期待したい。

2014.05.06 @ 日比谷野外音楽堂
<SuG OnemanShow 2014 B.A.B,Y.>
セットリスト
M1:小悪魔Sparkling
M2:Block Party MonstAr
M3.Fast Food Hunters
M4:LOVE SCREAM PARTY
M5.Boom Boom Neat
M6:不完全Beatyfool Days
M7:夏音-kanon-
M8:無条件幸福論
M9:B.A.B.Y.
M10:NO OUT NO LIFE
M11:☆ギミギミ☆
M12:俺式Continue
M13.Crazy Bunny Coaster
M14:Toy Soldier
M15:39GalaxyZ
M16:dot.0
EN1:MISSING
EN2:gr8 story
EN3:heavy+electro+dance+punk
EN4:ときどきすてきなこのせかい

ニューシングル
「B.A.B.Y.」
2014年7月23日発売
■初回盤A
品番:PCCA.04058
形態:CD+DVD
価格:1,750円+税
■初回盤B
品番:PCCA.04059
形態:CD+DVD
価格:1,750円+税
■通常盤
品番:PCCA.04060
形態:CD Only
価格:1,157円+税

<VersuS 極彩SuG VS 極悪SuG>
場所:舞浜アンフィシアター
10月4日(土)極悪SuG 開場 17:30 開演 18:00
10月5日(日)極彩SuG 開場 16:30 開演 17:00
全席指定 ¥5,940(税込)

<SuG LIVE BATTLE 2014>
場所:渋谷 TSUTAYA O-EAST
日時:8月19日(火)、20日(水)、21日(木)


◆SuG オフィシャルウェブサイト
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