▲2014.05.03@SHIBUYA-AX
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▲2014.05.04@SHIBUYA-AX
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JにとってSHIBUYA-AXでのラストステージ。<J 2014 Special Live Thank You AX!! Good Bye AX!!>と題して2日間にわたって行なわれた熱い熱いライヴは、5月4日(日)の最終日に、寂しさを吹き飛ばす最高のエンディングを迎えた。

◆J 拡大画像

「渋谷! 最高だぜ!! この会場でいちばん俺がライヴやった人間として歴史に残るってすげえことだなってあらためて思います! うまく言えないけど、数字とかそういうんじゃなくて、AXにいちばんとして輝けるのは俺の記録じゃなくて、みんなの記録だと思うんだ」

アンコールに登場したJは誇らしげな笑顔でそう話した。

Jが“AX 5days”という前例のない企画をぶち上げたのは、2002年の夏。毎回、ジャンルを超えた数々のバンドをゲストに迎え、行なわれてきた灼熱の5daysは2011年まで計4回にもおよんだ。そして、この日がAXでの通算35回目のライヴ。盛り上がらないわけがない。

客電が落ちる前から“早く出てこい!”と言わんばかりにJの名前を絶叫し、指笛を吹くオーディエンス。大歓声の中、スコット・ギャレット、溝口“ごっちん”和紀、藤田高志の3人が次々に定位置につき、最後にJが登場した。「行けるか!? 渋谷!!」と叫び、オープニングは最新アルバム『FREEDOM No.9』の幕開けの曲でもある「Go Ahead」。いきなりアクセルを踏み込み、「Love to Kill」で、さらに強力な爆弾を投下していく。太くドライブするサウンドに早くもAXは灼けつきそうだ。

最新のナンバーから2ndアルバム『BLOOD MUZIC』収録曲のヘヴィチューン「Resist bullet」に移行する流れがまた鳥肌モノで興奮しまくったフロアはダイブ続出。熱のカタマリのようなヴォーカルで火を点けるJが両手を広げ、胸の上で十字を切り、藤田がシビれるギターソロで応酬する。Jと同じくAXの最後のステージを楽しみ尽くそうとするオーディエンスもまたカタマリと化している。

「渋谷! すげえな。ここから見る眺めは本当にカオスで素晴らしいぜ! 今夜は昨日を超えてとことんのぼりつめていこうと思っているんだけど」と煽り、「それじゃあ、とっておきのロックンロールを!」とベースを頭上高く掲げて、「storm rider」へと。

Jのライヴはいつだって超エネルギッシュだ。そんなことは今さら言わなくてもみんな知っての通りだけど、この日はJ自身がいつも以上に高揚しているのがびしばし伝わってきた。それに加えて、新旧織り混ぜてキラーチューンが矢継ぎ早に披露されるのだから、たまらない。痛快なロックンロールから、開放感たっぷりのパワーチューン「Vida Rosa」ではジャンプ&モッシュ。そして、イントロのごっちんのギターリフから持っていかれる「Looser」ではスコットがストイック且つ超パワフルなドラミングを響かせ、Jのパンク魂が炸裂。“真実を隠しても始まりは来ないだろう”“抜け出しな 闇の中”とメッセージする「If you can see me」の力強さと包容力もまぎれもなく今の彼自身だ。放たれる1曲、1曲が鮮やかすぎて、この時間が過ぎ去っていくことに気持ちが焦るほどだ。

「俺が出て今日で35回目。これまでのライヴがフラッシュバックして、そのときの熱がメラメラ燃えてるようで。俺は最高の記録を作りたいと思ってます!」

久々に演奏された「CRUSH COURSE」ではステージがJに似合いすぎるほど似合う赤一色に染まり、原点中の原点「PYROMANIA」ではOiコールの嵐。この10年以上、AXで繰り広げられてきたライヴの数々がフラッシュバックする圧巻の景色が目の前に広がり、フロアに一斉に火が灯る。いつもと同じように「渋谷!! やっちまえ!!」と叫ぶJの胸にはどんな想いが去来していたのだろうか。

AXの熱は沸点に達し、スコットの強力なドラムソロを挟んでライヴは後半戦へと突入。「break」ではJが一瞬、バランスを失うほどシャウトし、「go crazy」へとなだれこむ。そして、「俺たち永遠になろうぜ!」と叫んだ後に演奏された「NOWHERE」は熱くほてった身体に深く深く沁みこんできた。熱くうねるJのベース、“永遠に 燃え続ける キャンドルのように 僕らは きっと living forever”という歌詞に込められた想いこそが永遠。その歌がAXとオーディエンスに捧げられているかのように響いてきた。

AXを言葉にできない感動が包み、本編ラストはすべての感傷をふっきるかのような振り切れた「NEVER END」。この問答無用のグルーヴ感こそが、現在進行形のJ。“始まりの火を放て”。ラストAXにこの曲を最後に持ってきた意味はきっと、みんなにダイレクトに伝わったことだろう。いつだってJは終わりを、そして始まりを歌ってきた。AXという形はなくなっても、その場所に渦巻いていた熱は終わることはない。

そしてアンコール。冒頭のMCに続いてJは、AXに心からの感謝の想いを述べ、ジョークを飛ばした。

「始める前はどんな感情でここに立つのかと思ったけど、まだ行けるな。AX、あと2ヶ月ぐらいやらないかな(笑)。帰りにダメもとで言っておくよ」

笑いと歓声の中、メンバーがステージに呼びこまれ、続いて登場したのは、何とAXの店長の直井氏。サプライズに大盛り上がりの中、AX最多出場のJに「35本ありがとうございます」と、表彰状を読みあげて授与し、Jは「店長、これはみんなのものだから」と俺たちが勝ちとったものだと言わんばかりに表彰状を高く掲げた。「Endless sky」ではシンガロングが響きわたり、鳴り止まない声援に応えて、ダブルアンコールでは「じゃあ、1曲だけ。オマエら、全部、焼き尽くしてくれ!」と「BURN OUT」で激炸裂! すがすがしいほどの完全燃焼。Tシャツを脱いで、フロアに投げ入れ、笑顔で去っていったJ。

この景色もこの熱も途切れることはない。Jは、会場を赤坂BLITZに移し、再び“5days”に挑戦する。

取材・文◎山本弘子

■<J 2014 Special Live -Thank You AX!! Good Bye AX!!->
2014.5.4.(sun) SHIBUYA-AXセットリスト
01. Go Ahead
02. Love to Kill
03. Resist bullet
04. Die for you
05. storm rider
06. Vida Rosa
07. Looser
08. If you can see me
09. CRUSH COURSE
10. PYROMANIA
-Dr.Solo-
11. break
12. go crazy
13. NOWHERE
14. NEVER END
Encore
01. addiction
02. Endless sky
03. BURN OUT

■<J Summer Tour 2014 -MAELSTROM³->
2014年8月12日(火) 赤坂BLITZ [F.C.Pyro.限定公演]
Open18:00/Start19:00
[問]F.C.Pyro 03-5759-1488
2014年8月16日(土) 大阪BIG CAT
Open17:00/Start18:00
[問]YUMEBANCHI 06-6341-3525
2014年8月17日(日) 名古屋CLUB QUATTRO
Open17:00/Start18:00
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
チケット共通 (税込 / ドリンク代別) : \5,300
チケット一般発売 (大阪・名古屋公演のみ) : 2014年7月5日(土)~

■<J AKASAKA BLITZ 5days>
[1st day] 2014年11月21日(金) J with GUEST ACT
[2nd day] 2014年11月22日(土) J with GUEST ACT
[3rd day] 2014年11月23日(日) J with GUEST ACT
[4th day] 2014年11月24日(月・祝) J with GUEST ACT
[Final day] 2014年11月25日(火) J (ONE-MAN)
チケット料金:前売¥5,300 (税込/ドリンク代別)
INFO: SOGO TOKYO 03-3405-9999


◆J オフィシャルサイト