Astell&Kern、AK240の優れた機能を取り込んだAK100II、AK120II

ポスト

ハイレゾポータブルオーディオブランドAstell&Kern(アステルアンドケルン)から、AK100・AK120の第2世代製品として、AK100IIとAK120IIが新たに登場する。

◆AK100II、AK120II画像

この新モデルは、フラッグシップであるAK240の機能をこれまでのAK100、AK120に投入、再設計されたもので、バランスアウト端子や、DSD5.6MHz(PCM変換)の再生、Wi-FiストリーミングといったAK240が有する機能を取り込んでいる。AK240の優れたインターフェイスがそのまま起用されているのも嬉しいところで、使い勝手は大きく向上することになる。

各モデルの正式名称はAK100II 64GBスモーキーブルー(エイケーヒャクツー)、AK120II 128GBストーンシルバー(エイケーヒャクニジュウツー)で、内蔵メモリ容量は名前の通りだ。AK240の優れた機能を継承し、DACには第1世代で使用されていたWolfson社製WM8740から、Cirrus Logic社製のCS4398に変更され、自ずとサウンドも変化しているものと思われる。AK120IIが左右独立したデュアルDAC構成、AK100IIがシングルDAC構成であるのは、これまでと同様だ。

液晶には、3.31型のAMOLEDを使用したタッチスクリーンパネルが採用され、アナログ信号の伝送時に発生するノイズの逆位相の信号を追加送信することにより、ノイズを取り除いた鮮明でクリアなサウンドを再現する2.5㎜バランス出力が搭載されている。

DSD再生に関しては最大5.6MHz(DSDからPCM変換)の再生が可能になり、音楽のジャンルに合わせて10バンド、0.5dBずつユーザー側で細かく調整ができるEQも搭載している。Wi-Fiを使用したファームウェアのアップグレードやストリーミング再生も可能で、現状は韓国のみのサービスである音源の購入も、日本でサービス開始となる予定だ。内蔵メモリはAK120IIが128GB、AK100IIが64GBだが、最大128GBまで対応のmicroSDカードスロットを1つ搭載している。

AKシリーズのデザインのポイントであるボリュームホイールコンセプトはそのまま継承され、その位置やデザインは使い勝手と製品の安定性を考慮して再設計されたとのこと。これらはドイツのミュンヘンで5月15日から開催される世界最大のHi-Fiオーディオ展示会『HIGH END 2014』のAstell&Kernブースで先行展示されるが、日本での発売日及び発売価格は現時点で未定となっている。

この記事をポスト

この記事の関連情報