いよいよ本日、5月28日から2日間にわたって開催される、国立競技場最後の音楽イベント<SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT>。日本の音楽史的にもビッグなイベントの模様をBARKSでは本ページにて、速報レポートという形で随時更新していく。

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■5月28日 20:54 更新

ステージ上でメンバーひとりひとりと握手を交わし、一番最後にステージを降りた音楽監督・亀田誠治がステージ裏で出迎えられる。こちらでも鳴り止まない拍手。そして観客ひとりひとりがそうだったように、迎え入れたスタッフひとりひとりもまた笑顔だ。

<SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT>初日となった“Yell for Japan”公演は、日本へのエールと国立競技場への感謝とともに幕を下ろし、翌29日の<Japan to the World>公演へと、その熱気と想いを引き継いだ。

■ いきものがかり



この日のバンド演奏のすべてを支えた亀田誠治率いるYell For Japan special bandのバンドメンバー紹介に続いて、いよいよ初日の大トリの登場だ。「彼らに未来を託したい」という亀田の声に導かれてステージ登場したのは、いきものがかり。

「みなさんこんばんは。いきものがかりです。楽しい時間を一緒に過ごしたいと思っています。」

多くの感動を生んだ国立競技場へ感謝の気持ちを伝えるかのように演奏された1曲目は、大ヒットナンバー「ありがとう」だった。吉岡聖恵の澄み切った歌声が、夜の空へ吸い込まれるように清々しい。山下穂尊のアコースティックギターは軽やかにリズムを刻み、水野良樹のエレキギターが色彩豊かにバンドサウンドを彩る。そしてストリングスやホーンセクションを含む総勢18名のYell For Japan special bandによるアンサンブルは、あまりにもドラマティックだ。

「広くて気持ちいいです。また新たに生まれ変わって、ここでたくさんの感動のシーンが生まれるように。もう1曲歌わせてください。」

そう語った吉岡の独唱で始まった「風が吹いている」は、『NHKロンドンオリンピック・パラリンピック放送テーマソング』に起用された楽曲だ。オリンピック会場として誕生した国立競技場にふさわしいナンバーであることに加え、“時代はいま 変わっていく 僕たちには 願いがある”という冒頭の歌詞には、生まれ変わるこの会場の輝ける未来が歌われているようで、感動的なワンシーンとなった。また、サビで放たれたキャノン砲はそれを祝福するかのように眩しいものだった。

同曲のエンディングでは、この日の出演者が勢揃いして“ラララ~”を大合唱。客席が灯すペンライトの光りが左右に大きく振られ、ステージ上の全出演者の表情には笑顔が揺れていた。そして、すべての演奏終了後には国立競技場から何発もの花火が打ち上げられて、<JAPAN NIGHT>初日の幕が閉じた。



■ ウカスカジー



「国立盛り上がってる?」 オーディエンスにそう呼びかけて登場したのは、ウカスカジーだ。

「ライトを青に!」そんなGAKU-MCの言葉どおり、会場が一斉にブルーに染まると、桜井和寿の天にも突き抜けるような伸びやかで力強いアカペラが5万人を魅了する。日本サッカー協会公認 日本代表応援ソングとなる「勝利の笑みを 君と」。“SAMURAI BLUE”にちなんだブルーの光が弾む中、アリーナ席には大きなサッカーボール(型の巨大風船)が投げ込まれる。まるでヘディングでパスを繋いでいくかのように、客席の間をワクワク感と幸福感が広がっていく。さらにこの曲の途中には、ふたりがサッカーボールをシュートする様子も見せ、オーディエンスを興奮させた。

「はじめまして。新人ユニットのウカスカジーです。」

GAKU-MCの“確かにその通りではある”自己紹介の後は、「僕たちはまだリリースありません。まだ発表していない曲をやります。」と新曲「mi-chi」の披露へ。ちなみに歌う前には、オーディエンスに歌ってほしい部分を桜井が優しくレクチャー。「お客さんじゃない、コーラス隊のメンバーだ。」というGAKU-MCの言葉通り、この瞬間、国立競技場全体はウカスカジーのメンバーになった。

ウカスカジーとオーディエンスによる素敵なコーラスが響き渡った後、ふたりはその見事な瞬間を称えるかのように、長いステージの端から端までを全力疾走。笑顔でオーディエンスの声援に応える。そして「最後まで楽しんで行ってね!」という言葉で、ステージを降りたのだった。



■ 斉藤和義



“Yell for Japan”公演も、すでに後半戦へと突入。観客の体感温度も上がり、大団円に向かって一気に駆け上っていく。そこで登場したのが斉藤和義だ。

ギターを手にした斉藤和義の1曲目は、印象的なイントロに続く「やさしくなりたい」。もはや貫禄すら感じる佇まい。太い芯の通ったメッセージを観客に向かって歌いかける。ペンライトによって真っ赤に染められた客席。やさしくなりたいという、ギスギスした今だからこそ心に優しく響く言葉が印象的だ。

「すごい人ですね。その持ってる棒は、どうして一斉に色が変わるんですか?」

そんな斉藤の疑問に笑いが起こる。そして実際に色を変えてもらい、(遠隔操作の)ペンライトの謎がわかった様子。

そしてギターをエレクトリックに持ち替えて始まったのが、これぞ斉藤和義の「歩いて帰ろう」。ノリの良いリズム、コミカルながらも深い意味を持つ歌詞。のびのびと演奏し歌う斉藤和義は、実に気持ちよさそう。身体を左右に揺すってノリを受け止める観客もニコニコ笑っているのがわかる。

「またねー。」

手を振ってあっさりと帰っていくのも、また斉藤和義らしい。

■ ゆず



<JAPAN NIGHT>はここで少しのインタールード。日本を代表するアーティストたちが魅せてくれたこれまでのステージに、充実した笑顔で瞳を輝かせるオーディエンスがスクリーンに映し出されていく。

そして、ステージ上に姿を見せたのは、ゆず。

イントロが流れ出した途端に「待ってました!」とばかりに歓声が上がる。「栄光の架橋」。さまざまな感動が繰り広げられたここ国立競技場で、誰もが聴きたかった曲。ゆず自身、「今回、スポーツの聖地としてたくさんの歴史を刻み続けた国立競技場の地で「栄光の架橋」を歌わせていただけることを、本当に嬉しく思います。」と、語っていた曲。サビでは「よかったら一緒に!」という北川悠仁の呼びかけで、大合唱が起こる。その光景は実に感動的でもある。

「あらためましてこんばんは、ゆずです! 元気ですか? 今日は参加できて本当にうれしいです。でも皆さんにひとつ謝らなければいけないことがあります。今日は「栄光の架橋」を1曲やって帰る、という予定だったんだ。でも皆さんもすごいし、バンドもすごいし、東北ではライブビューイングやってるし! もう1曲やってもいいですか?」

そんなうれしい言葉に、もちろんオーディエンスは大歓声で応える。そして「イチ、ニー、イチニーサン!、国立!」というコール&レスポンスの後に流れだす「夏色」のイントロ。七色の花火が打ち上がると会場全体のテンションも最高潮。客席を埋め尽くす“ゆずの色”のライトがとても楽しげに揺れていた。

会場からの「もう1回!」のコールには、「今日、国立に立ったの初めてなんですよ。でも今日で最後なんですよー。だからもう1発いってもいいですか?」と応え、サビのワンコーラスをふたたび熱唱。ひと足早い夏の匂いを幸せいっぱいに届けてくれた。

■ ゴスペラーズ



<JAPAN NIGHT>も中盤戦を迎えた19時30分。亀田誠治の紹介によってステージに迎えられたのは、ゴスペラーズだ。登場するなり即興的なアカペラを披露したのは村上てつや。

「56年間の聖地・国立競技場の歴史にありがとう。その目撃者、つまり、みんなにありがとう。そして今日、ライブビューイングで東北から俺たちにエールを送ってくれてるみんなに、ありがとう。そんなあなたに……。」

5人が奏でたナンバーは、代表的バラード「ひとり」。<愛してるって最近 言わなくなったのは>と歌う主旋律と4声のコーラスワークのみで響かせるアカペラが、陽が暮れた国立競技場をしっとりと染め上げる。その歌声は美しく、それまでの出演者たちによるエネルギッシュな演奏とはまた異なる、深い興奮が会場を包み込んでいくようだ。

「僕たちは、サッカー日本代表のために『君が代』をここで歌わせてもらったこともあるんですね。こんな舞台に立たせてもらうなんてありえないことで。国立競技場に、この言葉を捧げたいと思います。“永遠に”。」

そんなMCに続いて披露されたナンバーは、もちろん「永遠に」。ピアノ、アコースティックギター、ガットギターの伴奏をバックに響かせた楽曲は、より豊かに圧倒的な表現力で会場を包み込んだ。

神聖な会場に輝かしい歌声。青一色に染まったステージと客席が、そのエンディングを一層ドラマティックで感動的なものにしていた。


■ 岸谷 香



絶妙なMCとコール・アンド・レスポンス、そして情熱的な歌とパフォーマンスで国立競技場をこれでもかと温めまくったナオト・インティライミのあとは、岸谷 香が登場。

いきなりイントロが流れると、「愛をいっぱい込めて歌います。」と、ご存知プリンセス プリンセスの大ヒット曲「Diamonds」を全力で披露。

全盛期と全く変わらない笑顔、ステージでの動き、そして若干ハスキーな歌声。ランウェイを端まで歩き、アリーナ席のファンを大いに楽しませる。

観客ひとりひとりの手には遠隔操作によって色が自由自在に変わるペンライトが握られており、虹色の光が会場を埋め尽くす。ふと周りを見ると、誰もがサビを大声で歌っている。そう、日本全国老若男女、この曲を知らない人はいないだろう。だれもが歌詞を見なくとも歌える楽曲。何年も色あせることなく残り続ける名曲とは、こういう曲のことを言うのだと、改めて思う。

「どうも、ありがとう!」

最高の笑顔を振りまきながら、岸谷 香はステージを後にした。



■ ナオト・インティライミ



ファンキー加藤のステージから間髪入れずにナオト・インティライミが登場。オーディエンスからの手拍子をバックにまずは「Brave」で沸かす。

「みんな元気? アリーナ元気? スタンド元気? いちばん後ろの方まで見えてるよ! ほら、そこの、白Tシャツの!」と5万人に懐っこく呼びかけて笑わせる。そう、このユーモアに溢れたサービス精神。これがナオトのライブだ。

「1曲目から感極まってます。僕の国立競技場デビューは小学生、天皇杯決勝。」。そう言い始めると、国立競技場と大好きなサッカーの自らのエピソードを熱く語り出す。「今日は歌い手としてステージというピッチに立たせていただいていることを光栄に思っております。噛み締めております。」と喜びを見せた後は、「ありがとう国立、さよなら国立。また会う日まで。」と、ちょっぴりしんみりと……なるわけがなく、超盛り上がりナンバー「The World is ours!」を披露した。

見事な一体感を見せたオーディエンスに、ナオトは大きくピースサインを向けてステージを去っていった。

■ ファンキー加藤



亀田誠治の「みんなで国立競技場にありがとうとさようならを言いましょう」「“Yell for Japan” 歌えるかー!」というメッセージのあと、夕方から夜に移る間際の夕焼け空の下、二番手としてファンキー加藤が登場。亀田誠治と固い握手を交わす。「盛り上がる準備はできてるか」というMCのあと、「あとひとつ」のイントロが流れる。観客はすでに大盛り上がりだ。

観客が腕を振り一つになる。サビでは大きなコーラスが客席から巻き起こる。生きることに前向きになるためのメッセージソングが、涼しくなり始めた国立競技場の温度を一気に上昇させる。

「僕は応援歌ばかり歌ってきたんで、エールを送るのは得意なんです。」

そして始まったのが、5月14日にリリースしたばかりの「輝け」。ライトスティックがアリーナ、スタンドで大きな波のように振られる。振るたびに変わるスティックの色は幻想的でもあり、観客の命の灯火のよう。ファンキー加藤からのエネルギーをタップリと受け止め、元気になっていくことが実感される。

最後にはステージに倒れ込みながら、観客にパフォーマンスを見せるファンキー加藤。ファンを大きく盛り上げるステージだった。

■ スキマスイッチ



国立競技場の歴史を辿るオープニング映像と聖火点灯セレモニーに続いて、いよいよステージの幕開けだ。5月28日および29日の2日間にわたって開催される<JAPAN NIGHT>の口火を切ったのは、スキマスイッチ。

「どうもスキマスイッチです! <JAPAN NIGHT>へようこそ!」

という大橋卓弥の第一声に導かれたナンバーは、常田真太郎のピアノの音色からスタートする「全力少年」だった。春風を誘うように柔らかなイントロに5万人を収容した客席の大歓声が上がる。と同時に、無数の真っ赤な風船が大空へ放たれた。“夢への放物線”を唄う歌詞が、どこまでも高く舞い上がる風船へオーバーラップする演出が心地よい。

ステージ上の大橋と常田は終始にこやか。晴れの舞台を心から楽しんでいる様子の2人は、彼ら本来の伸び伸びとしたバンドアンサンブルを響かせる。

大橋が左右幅100mはあろうかというランウェイへ躍り出て大きく手を広げた。常田は亀田誠治率いるYell For Japan special bandと呼吸を合わせるように楽曲をグルーヴさせる。まさに曲タイトルのごとく“全力”で“少年”のようなパフォーマンスを披露。<JAPAN NIGHT「Yell For Japan」>のオープニングを華々しく飾った。

■5月28日 18:40 更新





感動のオープニングとともに、聖火台に炎が点火、風船が空いっぱいに広がってスキマスイッチ登場!

■5月28日 18:32 更新


ステージ裏で、亀田誠治音楽監督率いる“Yell for Japan” special bandが気合入れ。颯爽とステージへと向かいました。さあ、いよいよ歴史的なライブ、<SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT>スタートです!

■5月28日 18:00 更新


爽やかな風が駆け抜けていく、絶好のライブ日和となりました。開場には<JAPAN NIGHT>を飾るアーティストたちの音楽が流れています。ワクワクが止まらない。

■5月28日 17:30 更新


国立競技場最後の音楽イベント<JAPAN NIGHT>に集まってきたオーディエンスたち。歴史の幕開けまであと1時間。

■5月28日 17:10 更新




国立競技場<JAPAN NIGHT>のステージ。カッコイイです。

■5月28日 16:40 更新





開場時間となり、歴史の証人たる今夜のオーディエンスが次々と会場に入ってきました。

■5月28日 16:20 更新



オフィシャルグッズ売り場も長蛇の列。人気のタオルは、既に青と白バージョンはソールドアウト、残りの黒も残りわずかとなってしまった。もう今頃は完売かも…。

■5月28日 16:10 更新


代々木門のグッズ売り場も盛況。列に並んでいるとリハーサルの音が聞こえてきて、「あ、この曲知ってる。」なんていう会話も。またこの場所は撮影スポットでもあるようで、開場を待つオーディエンスが国立競技場にスマホを向ける姿も見られた。

■5月28日 16:00 更新




リハーサルも順調に進んでいる模様。本番に向け、着々と準備が整ってきています。ステージサイトでは、感動のメロディーをオーディエンスのみんなに届けるべく、ギター群がスタンバっていました。

■5月28日 15:15 更新


この階段の向こう側に、<JAPAN NIGHT>のステージが広がる。リハーサルは順調。スタンドで、誰もが知ってるあのヒット曲、歌声が国立競技場の空へと吸い込まれていく様子を眺めている。

■5月28日 15:00 更新


<JAPAN NIGHT>取材のために、海外メディア陣が国立競技場会場にやって来ました。欧米、アジアを中心に70社のメディアが日本にやってきています。世界における<JAPAN NIGHT>への高い関心が、ひしひしと伝わってきます。

■5月28日 14:20 更新



こちらはメイン入場口の千駄ヶ谷門。開場16:30まであと2時間とちょっと。リハーサルの音に乗って心地よい風が吹いています。

■5月28日 13:30 更新


物販先行販売会場の入場は14時。いつの間にか人も続々と集まり、13時には既に列ができていた。オーディエンスも既に参戦モード。素晴らしい一夜になりそうだ。

■5月28日 13:20 更新


先ほどより、ほぼスケジュールどおり(むしろちょっと早めに?)リハーサルがスタート。亀田音楽監督の仕切りのもと、出演アーティストが呼び込まれて、あんな曲やこんな曲が。国立競技場周辺にいる人たちにも届いている……かも?

■5月28日 12:30 更新


ケータリングも準備万端。

■5月28日 12:05 更新


引き続きサウンドチェックが進む国立競技場。巨大な空間に心地よいギターサウンドが鳴り響いている。

なお、本日ライブに参加する方に。写真を見てわかるように、国立競技場、完全に晴れました。水分補給をお忘れなく。

■5月28日 11:30 更新


本日、国立競技場は穏やかな好天に恵まれた。会場の周りはまだ静寂に包まれているが、会場の中に入ると、数百名に及ぶ様々なスタッフが足早に走り回り、コンサート開始に向けて準備を進めている。音響機材、照明機材も大量にセットされ、チェックが進む。

バックエンドを支えるスタッフの力も、歴史に残る2日間に向けて大きな結集を見せている。開演まであと7時間だ。

■5月28日 11:00 更新

5月28日は“Yell for Japan”公演。「音楽の力で日本の新しいスタートにエールを送りたい」という主旨のもと、これまで様々な形で日本にエールを送ってきたアーティストが登場する。出演アーティストは、いきものがかり、ウカスカジー(桜井和寿&GAKU-MC)、岸谷 香、ゴスペラーズ、斉藤和義、スキマスイッチ、ナオト・インティライミ、ファンキー加藤、ゆず。亀田誠治が音楽監督を、“Yell for Japan” special bandがハウスバンドとしてバックを固める。

早朝、覆い被るように広がった雲の切れ間から、時折、晴れ間が覗く国立競技場。天気予報によると雨は振らない模様だが、午前中から気温は上昇し続けており、早くも夏の訪れと、これから2日間にわたる<JAPAN NIGHT>の熱気を感じさせている。


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