【イベントレポート】FM802開局25周年ライブ、記念日前夜にポルノ、ナオト、スガ シカオ、三浦大知、久保田利伸ら熱演

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6月1日に開局25周年を迎えたFM802が、その開局記念日をリスナーとともに祝おうと、豪華なアーティストが出演するライブイベント<FM802 25th ANNIVERSARY 802GO! SPECIAL LIVE -RADIO MAGIC->を2日間に渡って大阪城ホールにて開催。その1日目、開局記念日前夜の5月31日に行われたライブのオフィシャルレポートが到着したので、お届けする。

◆<FM802 25th ANNIVERSARY 802GO! SPECIAL LIVE -RADIO MAGIC-> 5月31日公演 画像

シークレットゲストの久保田利伸を含め、世代もスタイルも多彩な8組が登場したこの日はさらに、佐橋佳幸(G)ら、日本のミュージックシーンを支えているトップミュージシャンによるスペシャルバンドが脇を固め、FM802が25年間に届けてきたおなじみのラジオヒッツばかりを披露。集まった約1万人のリスナーにとってはライブを通じて、ラジオと音楽、アーティストとリスナーという切っても切れない関係をあらためて実感する機会となっただろう。

トップバッターには、圧倒的な声量と表現力で会場を包んだ絢香が登場した。26歳になった彼女は1歳違いのFM802について「小さな頃から当たり前のように聴いていた」と感慨深げに語りながら、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の主題歌の「にじいろ」などを情感豊かに歌唱した。

ソウルフルな歌声を聴かせたのは三浦大知だった。ドラマチックなメロディー展開が際立つ最新シングル「Anchor」など、序盤の2曲では持ち前の高い歌唱力をアピールし、ラストの「GO FOR IT」では軽快なステップでステージを動きまわり、会場を大いに沸かせた。

KREVAは、サングラスを外すおなじみのパフォーマンスを交え、滑らかでメロディアスなボーカルアプローチを前面に、懐かしさと新鮮さが融合するナンバー「トランキライザー」など、3曲を披露。抜群のグルーヴと高いテンションで会場をひとつにした。

そしてこの日もっとも会場を騒がせたのは、シークレットゲストとして久保田利伸が姿を現したときだった。大ヒットナンバー「LA・LA・LA LOVE SONG」をピアノの伴奏だけで歌い出すと大歓声が沸き起こる。さらに絢香も加わってのデュエットに会場のボルテージも最高潮となった。2人のフェイク(即興歌唱)の掛け合いは聴き応え満点。また、3曲目の「M☆A☆G☆I☆C」で実現したKREVAとのコラボステージも刺激的だった。

アリーナ中央に設けられたサブステージに登場したナオト・インティライミは、ハートフルな楽曲をまずは挨拶代わりに披露。しかし“日出ずる国のお祭り男”というキャッチフレーズそのままに、サッカーW杯へのアンセムとしてリリースする新曲「The World is ours!」などで、オーディエンスを鼓舞し続けていた。

スガ シカオは、ヘビーローテーションに選ばれたことがキッカケで大阪を中心に大ヒットとなったことから、「それがなかったら今の自分はなかった」と振り返り、デビュー2枚目のシングル曲「黄金の月」など、3曲を届けた。情感豊かな歌声が大阪城ホールに響き渡りオーディエンスを魅了した。

ファルセットを効果的に使ったハイトーンボイスをたっぷり聴かせたのは、デビュー20周年を迎えた平井堅だった。MCでは「5年先輩のFM802さんにこれからもついていきます(笑)」と沸かせながら、「LOVE LOVE LOVE」などを熱唱し、最後は代表曲のひとつ「瞳を閉じて」で、ステージを終えた。

大トリを務めたのは、ポルノグラフィティ。大阪でのアマチュア時代に聴いていたFM802の番組で、Mr.BIGが生演奏で歌っていたのを聴き、それに感動して「ミュージシャンになることを目指すようになった」という岡野昭仁(Vo)。そんなエピソード明かした後はカバー曲「To Be With You」を披露し、大いに盛り上げた。オーディエンスがタオルを振り回した「ハネウマライダー」、叙情的なメロディが際立つ「ひとひら」、そして会場全体でユーモラスなダンスを踊った痛快なロックナンバー「ミュージックアワー」と、ヒット曲連発で熱演し、見事にライブを締めた。

なお、<FM802 25th ANNIVERSARY 802GO! SPECIAL LIVE -RADIO MAGIC->2日間の模様の一部は、6月15日にFM802の番組『RADIO MAGIC ON AIR』(午後7時~)内で放送される。

写真提供:FM802
撮影:田浦ボン 渡邉一生

◆FM802<RADIO MAGIC>特設ページ
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