ロックの殿堂「ポール・スタンレーは、ほとんど人種差別主義者だ」

ロックの殿堂の在り方について批判的な発言を繰り返してきたキッスのポール・スタンレーに対し、Rock and Roll Hall of Fame Foundationのジョエル・ペレスマン会長がキレた。

◆キッス画像

ペレスマンは、Radio.comのインタビューでこう話した。「（ジーン・シモンズの）スピーチはよかった。上品でさえあった。ポールのとは対照的に」「彼は、ほとんど人種差別主義者と紙一重だ。（受賞式での）スピーチのことではない。でも、ほかのインタビューで、ヒップホップ・アーティストは楽器をプレイしないんだから殿堂入りすべきじゃないと話した。“何様だ、冗談だろ？”って感じだ。それに、選出委員会のことをレコードを買ってない奴らだって言った。彼らはレコードを購入している！　彼らはファンだ！　ライターや批評家、ミュージシャンなんだ。レコードを買い、音楽が好きだからこの業界に入った人達ばかりだ」

実際は、「ヒップホップ・アーティストはロックの殿堂入りすべきではない」と話したのはジーン・シモンズのほうだったが、ペレスマンの怒りはポール・スタンレーに向けられてしまったようだ。

ロックの殿堂入り関連ニュースとして、先週、4月に行われたセレモニーを放送したHBOがそのプレビュー映像を公開。短いものではあるが、クリッシー・ハインドと共演したニルヴァーナのパフォーマンスが見られる。



Ako Suzuki, London