【インタビュー】大原櫻子「このフレーズさえあれば元気になれるんじゃないかな」

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2013年公開された映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』では、ヒロインとして俳優・佐藤健と共演。劇中ユニットのMUSH&Co.として「明日も」をリリースした大原櫻子が、大原櫻子(from MUSH&Co.)名義で、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のスピンオフ・シングル「頑張ったっていいんじゃない」を6月25日にリリースする。「明日も」は映画で演じた小枝理子を意識してヴォーカルを務めたが、大原櫻子として楽曲と向き合ったというこのシングルについて聞いた。

◆大原櫻子~拡大画像~

■この曲は歌っている人も明るくなれる曲だと思います
■それを聞いている人が同じ気持ちになってくれたら嬉しい


 ▲「頑張ったっていいんじゃない」初回限定盤
 ▲「頑張ったっていいんじゃない」通常盤
――映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』を観たときに、佐藤健くん演じる秋のスタジオで小枝理子が歌うシーンで、オーラがワーっと出る人だなぁと感じたんですよ。その時に、大原さんは演技と歌、どっちがやりたい人なのかなと思ったんですね。

大原櫻子(以下、大原):両方やりたいです。表現するのが楽しいので。

――演技をするならどんな役をやってみたいの?

大原:もしかしたら私=小枝理子みたいなイメージが大きいと思うんですが、似ているところもあるけど、ぜんぜん違う部分もあるんです。だから、演技をやるなら、今度はまったく自分と違う人も演じてみたいです。

――今作は、その映画のスピンオフではあるけど、楽曲と向き合うときは本人として歌ったとのことですが。

大原:はい。でも、MUSH&Co.として歌った楽曲も、お芝居している雰囲気で小枝理子としての空気感があったかもしれないけど、歌を解釈して歌うのは大原櫻子だったので、今作も、そんなに意識的にガラッと変わったということはないです。

――「頑張ったっていいんじゃない」は、ストレートなメッセージが込められていますよね。

大原:はい。歌っている私も自分に言い聞かせている感じでしたね。歌っている人も明るくなれる曲だと思います。それを聴いている人が同じ気持ちになってくれたら嬉しいです。

――自分にも近い部分が多かった?

大原:多いですね。……というか、ほぼ私のまま(笑)。この曲を歌ってくれる人、みんなが共感できると思うんです。

――大原さんは、曲を聴いたら歌ってほしいという気持ちが強いんですね。

大原:はい。ライヴでも、一緒に歌って楽しんでほしいです。お客さんが一緒に手拍子して、歌ってくれるから、その時間が本当に素敵なものになるし、みんなが楽しんでくれるから私が楽しめるって最近すごく思います。

――特に最近はライヴが多かったからよりそれを実感する?

大原:そうですね。1月から3月までライヴでいろんなところを回りましたし、またこれから全国各地に行くんですけど、みんなが喜んで、音楽を通して楽しんでくれているのはすごく楽しい。

――大原さんの歌い方自体、歌詞カードを見なくても歌詞が伝わるから、ライヴもより楽しくなるのかなと思いますよ。

大原:そこはすごく気を使っている部分です。私、普段からすごく滑舌が悪いので、ボイストレーニングでも先生に滑舌を良くするようにアドバイスをもらうんです。こういう風に歌ったほうがちゃんと聞こえるなぁとか、すごく注意しています。すぐに噛んじゃうんですよ。重要なときに(笑)。

――「頑張ったっていいんじゃない」で、ここは絶対に伝えたい!っていうところは?

大原:歌詞は全部好きなんですが、すごく好きなところは二カ所あって。「自分色のメダル目指して 高まっていこうよ」と「今ここで出来る事 やってみれば いいんじゃない」なんです。頑張ったっていいんじゃないって言いながらも、やっぱり人それぞれ目的が違うし、頑張る目標もそれぞれじゃないですか。そういう意味で、「自分色のメダル」ってあったかいし、優しいフレーズだなぁと思います。あと、「今ここで出来る事 やってみれば いいんじゃない」っていうのは、今の私にもグッと来ました。私と同じ年代の人はすごく共感できると思います。これからどうしようかなって考えることも多いと思うし。このフレーズさえあれば、元気になれるんじゃないかな。

――一歩を踏み出せる一言ですよね。でも、このフレーズって、大原さんが今まで実際に経験したことでもあるんじゃないですか? 映画『カノ嘘』のオーディションを受けたり。

大原:そうですね。やっているときはこんなことは思っていないんですが、それが終わったあとに「ガムシャラだったなぁ」と思うんです。それがこのフレーズと重なるのかな。結局、やってみないと何事もわからないじゃないですか。やらなかったら成功もないですから。

――頑張っている自分を認めてくれる曲でもありますね。「頑張って!」じゃなくて、「君は頑張っているんだね!」って。

大原:そうそう。亀田誠治さんの書く歌詞の語尾って、すごく親近感が湧くんです。「行動しちゃおうよ」とか「いいんじゃない」とか、しゃべりかけるような。結局は自分次第だし、可能性も幅広いっていうか、夢がありますよね。そういう雰囲気も、歌いながら込められたらいいなぁって。

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