【ライブレポート】稲葉浩志、<LIVE 2014 ~en-ball~>最終公演で「夢のような10日間をありがとう」

ツイート

稲葉浩志が6月20日、4年ぶりとなるソロライブ<Koshi Inaba LIVE 2014 ~en-ball~>の最終公演を品川ステラボールで開催した。

◆稲葉浩志 拡大画像

2014年2月から始動した稲葉浩志のソロプロジェクトは、オフィシャルサイト「en-zine」の立ち上げ、新曲配信、アルバム『Singing Bird』リリースに続き、6月5日から6月20日までソロライブ<Koshi Inaba LIVE 2014 ~en-ball~>を品川ステラボールにて10日間にわたって敢行するという異例の展開をみせた。ライブファイナルの模様は全国の映画館で稲葉浩志初のライブビューイングを実施、47都道府県のファンがその空間を共有することとなった。

ライブは、稲葉浩志がひとりステージへふいに現れ、アコースティックギターをかき鳴らしながら歌う「ジミーの朝」でスタート。ヒートアップするステージの中で特に目を奪われたのが、黄金色に輝く世界が幻想的な「Golden Road」と、檻の向こうで振り絞るように演奏された「念書」だ。この2曲のダイナミックな紗幕の演出には会場のファンから大歓声が上がった。

「会場のみんな、そして、全国のみんなにこの歌を捧げます」というMCからはじまった本編ラストの「oh my love」では感動のうねりが会場を包み込んだ。

6月5日から始まった10公演は、毎公演異なるセットリストが組まれていた。その最終日はアルバム『Singing Bird』収録曲を中心に全23曲を披露。同じ空間でもそれぞれの日にしか生まれない熱気と特別な場面をオーディエンスと作りあげてきたその道のりが、まるで走馬灯のように巡るフィナーレだった。

「新しいことにチャレンジした、この品川ステラボールで最後の最後まで気持ち良く歌わせていただきました。最高のバンドメンバーにも出会い、今更ながら改めて音楽に感謝したい気持ちでいっぱいです。夢のような10日間をありがとう」

最後に稲葉は感謝の言葉を贈った。歌そのもののパワーが全国に放たれた濃密な10公演ライブは、その余韻とともに、今後のソロプロジェクトに期待を馳せる一夜となった。

◆<Koshi Inaba LIVE 2014 ~en-ball~>
6月20日最終公演@品川ステラボールSETLIST
01.ジミーの朝
02.THE RACE
03.CHAIN
04.Wonderland
05.arizona
06.Touch
07.横恋慕
08.Golden Road
09.眠れないのは誰のせい
10.正面衝突
11.泣きながら
12.遠くまで
13.ルート53
14.Stay Free
15.念書
16.孤独のススメ
17.Bicycle Girl
18.Cross Creek
19.マイミライ
20.oh my love
~encore~
21.波
22.友よ
23.Okay

◆<Koshi Inaba LIVE 2014 ~en-ball~>
6月5日 (木)品川ステラボール
6月7日 (土)品川ステラボール
6月8日 (日)品川ステラボール
6月10日(火)品川ステラボール
6月11日(水)品川ステラボール
6月13日(金)品川ステラボール
6月14日(土)品川ステラボール
6月17日(火)品川ステラボール
6月19日(木)品川ステラボール
6月20日(金)品川ステラボール

◆稲葉浩志 オフィシャルサイト『en-zine』
この記事をツイート

この記事の関連情報