『ROCK AND READ 054』、櫻井敦司の宇宙論、人間論、男女論、道化論

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ミュージシャンの本音をとことん追及するロングインタビュー本“読むロックマガジン"こと『ROCK AND READ』の最新号が6月25日に発売される。今回は表紙巻頭をBUCK-TICKのボーカル櫻井敦司が飾っている。

◆櫻井敦司画像

6月4日に過去最高傑作との呼び名も高いアルバム『或いはアナーキー』をリリースしたBUCK-TICKだが、インタビューは、「宇宙」「仮面」「闇」など、同作に出てくる“櫻井ワード”を掘り下げながら、アルバムの全貌、櫻井の内面を紐解いていくスタイルだ。

宇宙論、人間論、男女論、道化論をはじめ、大酒飲みとしても知られる櫻井がそもそもなぜ酒を飲むようになったのか、なぜ音楽を聴くようになったのか、なぜ女性的な表現を使うこともあるのかなど、光の部分から闇の部分まで、櫻井の“脳内宇宙”を徹底解析している。さらには、アルバムのラストを飾るシングル曲「形而上 流星」がなぜこんなにも美しく、切ないのか、その隠された秘密も明かされている。

「自分がこれを歌って傷つく人がいるんじゃないか、こんなこと言ってしまって良かったのかな、っていう思いは、それこそ毎日襲ってきます。でも、僕はこれを書かずにはいられなかったんです」(同誌より抜粋)。

そんな生々しい言葉も飛び出すこのインタビュー、アルバム『或いはアナーキー』の副読本的に読んでみても面白いはずだ。

また、気鋭のフォトグラファー中野敬久氏による撮り下ろし写真も注目で、目力の鋭い超ドアップ写真から、読者の脇に寝そべっているかのような悩殺ポーズまで、とてもアラフィフとは思えない麗しいその容姿に、誰もがびっくり(うっとり)するはずだ。

そのほか、ミニアルバム『THIS IS MY WING』をリリースしたDAMIJAWことka-yuがソロvsバンド論を、メンバーが急きょ“卒業”することになったダウトを代表してボーカルの幸樹が今を想いを、ピエロ風の出で立ちで登場した摩天楼オペラの彩雨がその扮装の真意を語るなど、今回も気になるインタビューとショッキングなグラビアで目白押し。大御所から新人まで幅広く、全12人が全員撮り下ろし+ロングインタビューで登場している。

『ROCK AND READ 054』
2014年6月25発売
A5判:240ページ
1,200円+税
シンコーミュージック・エンタテイメント
・櫻井敦司(BUCK-TICK)
・ka-yu(DAMIJAW)
・幸樹(ダウト)
・真緒(Sadie)
・彩雨(摩天楼オペラ)
・yo-ka(DIAURA)
・ジン(SCREW)
・華遊(ν[NEU])
・Ray(BORN)
・Kouichi(カメレオ)
・Sizna(Moran)
・悠希(Lycaon)
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