特番で明かされる氷室京介の真の姿

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氷室京介の特別番組がWOWOWで放送される。第一弾は、“キング・オブ・ロック”氷室京介の魅力に迫る特別番組。仙台でのチャリティライブやツアーのリハーサル、東京国際フォーラム公演などに密着したドキュメントだ。そして、第二弾が“氷室京介史上最強”と銘打たれたベストアルバムを引っ提げて遂行中のソロデビュー25周年全国ツアーファイナルの模様の独占放送だ。その放送を前にして、氷室京介の貴重なインタビューが到着。それを紹介しよう。

「コンサートが終わってから、今日もたどり着けなかったと毎回ホテルに帰って落ち込んでますよ」

氷室京介は、6月3、4日の東京国際フォーラム公演1週間後に行われたインタビューで苦笑いしながらそう言った。

80年代以降の日本のポップミュージックのシーンで最も影響力を持つ1人が氷室京介である。1982年にデビューしたBOOWYは、それまでの日本のバンドの概念を覆し、80年代後半のバンドブームの立役者となった。全国のアマチュアバンドコンテストの出場者の大半がBOOWYのコピーだったというエピソードは決して誇張ではない。その絶頂を前にした88年、東京ドーム二日間を最後に解散。88年7月21日、記念すべきシングル「ANGEL」でソロ活動をスタートした。“裸の俺を見つめなよANGEL”という歌詞は、彼の決意と覚悟の表れのようだった。

それから25年。今年の3月11日の仙台での震災復興チャリテイライブを前哨戦に3月15日の市原市文化会館からスタートしたツアー「25th ANNIVERSARY TOUR GREATEST ANTHOLGY -NAKED-」は、そんな記念すべき区切りのツアーだ。そのタイトルにつけられた”NAKED”に、「ANGEL」の歌詞を思い浮かべたファンも多かったに違いない。

氷室京介の25年は、他のどのアーティストにもない孤高の軌跡を描いている。男性ソロとして史上三位の“アルバムチャート一位獲得数”や“最多東京ドーム公演数”などの実績だけではない。90年代半ばからそうした栄光を捨て去るようにアメリカに移住。自分の求めるビートとあるべき姿に向かって踏み出していった。今回のインタビューでも、彼は「日本で何も出来ないスター様でいたくなかった」と言った。自ら妥協を許さないストイックな生き方を象徴しているのが冒頭の言葉だろう。毎回、全ての力を使い果たすかのように見える緊張感溢れるパフォーマンス。研ぎすまされたビートと魂を揺さぶるようなバラード。そこには一点の淀みもない。

6月29日(日)に放送される、WOWOWの25周年特番の第一弾は、このツアーに密着。ミュージシャンやスタッフ、ファンなどの声も交えつつ,氷室京介の魅力に迫っている。内面をさらけ出すような赤裸々なインタビューに衝撃を受ける人もいるはずだ。

こんなアーティストがかつて存在しただろうか。こんなライブをするアーティストが今、いるだろうか。

その真の姿が、まもなく明らかになる。

<氷室京介×WOWOWスペシャルコラボレーション>
【第一弾番組】6月29日(日)夜8:30
「氷室京介 25th Anniversary Special Part 1」

【第二弾番組】8月31日(日)夜8:00
“氷室京介史上最強”と銘打たれたベストアルバムを引っ提げて遂行中のソロデビュー25周年全国ツアー。そのファイナル公演となる横浜スタジアムライブの模様を独占放送

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