GACKTの41歳の誕生日とソロ15周年をファンとともに祝うイベントが7月4日、都内の某ホテルにて開催された。イベント終演後には、7月7日発売の雑誌『GLITTER』でGACKTがヌード姿を解禁して披露すること。 さらには、8月8日に明治座で幕を開ける舞台『MOON SAGA-義経秘伝―第二章』と連動させたスペシャル企画をファンクラブのほうで展開していくこと。そして、これまで舞台や映画、ライブ、CD、書籍など様々なメディアを通して表現してきた壮大な物語“MOON PROJECT“がついに2015年の夏、『LAST VISUALIVE』の全国ツアーをもって終幕するという衝撃発表を行なった。

◆GACKT画像

自分の誕生日、15周年を祝うイベントなのにも関わらず、隅々まで来てくれたお客さんを楽しませる、驚かせるための準備を怠らないこの徹底したエンタテインメント精神がなんともGACKTらしい。とにかく、様々な催し物が目白押しのイベントだった。

ホテルのイベント会場があるフロアに足を踏み入れ、まず目を奪われたのがロビーの壁一面に飾られた直筆のバースデーカード。そこにはYOSHIKI、HYDEを始め、LUNA SEAのSUGIZO、ゴールデンボンバーのキリショーこと鬼龍院翔からSKE48の松井珠理奈、さらには名立たる俳優陣から声優さんまで、誰もが知っている著名人の名前がズラリと並んでいる。さすが、一流芸能人。GACKTの人脈の広さに改めて驚かされる。ドアが開放された展示スペースをのぞくと、部屋の奥にはYELLOW FRIED CHICKENz時代のステージセットがそのまま再現。GAKCTが身につけていた数々のステージ衣装や、当時CDジャケットやPV撮影時に使っていた台本など、ここでしか見られないようなYFC時代のレアグッズたちもキレイにディスプレイされていた。

そして、この日のためにとびっきりドレスアップして集まってきたお客さんたちが、素晴らしいコース料理を食べ終えた頃、メイン会場には恒例の「ボレロ」が流れ出し、いよいよイベントがスタート。GACKTのライブや舞台ではおなじみのDuel Jewelばる(Dr)と古本新乃輔の2人がまず司会進行役としてステージに現れて、GACKTに縁のあるメンバーたち、Sato(B)、TAKUMI(G)、RYO(dancer)、MADOKA(dancer)、Duel Jewel隼人(Vo)、CHACHAMARU(G)、YOU(G)を次々と呼び込んでいく。こうしてメンバーが舞台に揃ったところで、始まったのは<ソロ15周年記念GACKTクイズ>。これは、出題されたクイズに対してGACKTがどんな回答を寄せたのかをメンバーが当てていくというコーナーだった。そのなかで、この日一番の盛り上がりを見せたのが「GACKTさんがこのなかで正直一番ぶさいくだなと思うメンバーは誰?」というどう考えても誰もが答えづらいだろうというクイズが出題されたとき。一様に困った表情を浮かべるメンバーたち。そこで新乃輔が「最近、おさがわせしている人ですよ(笑)」と際どいヒントを出すと、それにのっかっていって「YOUさん!」となんのお構いもなし正解を言い当ててしまったのがお調子者のRYO(笑)。ちなみに、GACKTがYOUを選んだ理由は「オンとオフの差があまりにも酷過ぎるから」だそう。

この後は、いよいよこの日の主人公・GACKTが登場。舞台後方のドアから姿を現し、「君のためにできること」が流れるなか、穏やかな微笑みを浮かべながら客席の間をゆっくり時間をかけて歩いてステージへ。GACKTが舞台中央に立つと、客席からは自然と「おめでとう!」と大きな拍手と歓声があがる。

「ボクももう41歳だよ(微笑)。あっという間だね。感慨深いものがあるよ」

GACKTが誕生日を迎えた感想をそうファンに伝えたあとは、さっそくメンバーを交えて次のコーナー<教えてGACKT!! かっこいいくどき方『壁ドン』篇>へ突入。これは最近日清カップヌードルのCMでおなじみの女子憧れのシチュエーション『壁ドン』から女の子をくどいていく方法を、世界中の女性を虜にしているGACKTから教わろうというコーナー。メンバーたちが代わる代わる披露していく壁ドンからのくどき文句に散々ダメ出しをした後は、いよいよお待ちかね、GACKT本人によるお手本披露タイム。いったいどんな台詞をいうのか。場内の視線がいっきに自分に集まったところで……。

「(壁ドン、そしてカメラ目線のまま)とりあえず、するか!(笑顔)」

「ンギャーーー」。GAKCTの台詞に観客の妄想が炸裂。お客さんはみんなメロメロ状態に。

続いては、そんなGACKTに憧れるメンバーが本人を目の前にアメトーーク!ならぬ<ガクトーーク>を披露。ここでは、いつも身近にいるメンバーしか知り得ないリアルGACKTの姿を次々と暴露。面白かったのは、普段コンビニに行かないGACKTをTAKUMIが無理矢理連れて行ったときの話。最初は「コンビニって食べ物ないね」といっていたGACKT。だが、じっくりと店内を巡ったあとは「コンビニってテーマパークみたい」とコンビニの評価が一転。最後には「コンビニ、便利だ」と喜びながら、雑誌20冊を買って帰ったそう。

「あれ以来、ボクは地方に行ったときはコンビニに行くのが好きで。でも、やはり自分が欲しいものや食べたいものはコンビニでは見つけられない。だから、いつも本しか買わない」
そう語るGACKTに、コンビニにも美味しい食べ物があるんだよということをどうしても教えたかったTAKUMIは、コンビニで販売している全種類のカップ麺を買い占め、GACKTに味見をさせたことがあるそう。だが「ちょっと味見をしただけで、すぐにトイレに駆け込んでましたけどね(笑)」とTAKUMI。

こうして次々にGAKCTの日常の姿が露になっていくなか、そのハイライトとしてこの日の最後に用意されていたのが<GACKT裁判>。

BBQに呼ばれ、喜んで駆けつけたメンバーの財布からお札を抜き取って川にばらまいたり、その川で男性のダンサーを裸にして「GHOST」を踊らせるなど、ここではGACKTがこれまで犯してきた愛情表現という名の度を超えすぎたイタズラが証拠映像とともに次々と明らかに。そして、驚いたのは最後に原告としてGACKTのライブではおなじみの「U+K」のニャンニャン教の教祖様でもあったあのRen(B)が、YOUとCHACHAMARUに連れられいきなり登場してきたこと。10数年ぶりの懐かしいGACKT JOBの初期メンバーのそろい踏みに、メンバー自身も観客も大騒ぎ。イベントをおおいに盛り上げた。

そして、最後は運ばれてきた特製バースデーケーキのロウソクを吹き消したGACKTが、みんなが歌うバースデーソングの歌声に耳を傾けながら、こっそり指でケーキの端っこを触って、その指をぺろっとなめて味見(微笑)。

「本当に頑張ります。雨にも負けず、風にも負けず、週刊誌にも負けずに(笑)。この前、ある人にいわれたんだ。ずっとまっすぐに生きてると、叩かれるよと。うまく曲がっていかないとって。でも。そんな器用な生き方はボクにはできない。だから、ボクはこのままずっとまっすぐにこれからも生きていく。みんなに心配かけたりイラッとさせたりするかもしれないけど、ボクはGACKTらしく、信念を貫いて生きていきたいと思います」

そう挨拶したGACKTにメンバーが最後の最後にサプライズで「Love Letter」の歌をプレゼント。メンバーそれぞれがリレーで歌い繋いだあとを観客が引き継ぎ、それが自然とGACKTまで広がり、この歌がみんなの心をひとつにしていったシーンはじつに感動的だった。

「これからも気合入れていい作品を作って、他では味わえないボクだけの感動を届けていくから。また、みんなに出会えること、楽しみにしています」

最後にそう告げて、GACKTは舞台を後にした。

終演後、次々と明かされたGACKTの今後の予定。なかでも来夏、ソロ活動を始めて以降、GACKTが描いてきた“MOON PROJECT”に『LAST VISUALIVE 』の全国ツアー開催をもって終止符を打つことを衝撃発表したGACKT。その物語の大事な章を担う舞台『MOON SAGA-義経秘伝-第二章』は7月、明治座でいよいよ開幕する。

TEXT:東條祥恵





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