【ライブレポート】YOSHIKI、国境を超えて見事な一体感を見せた<JAPAN EXPO>ライブ

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7月4日(金)16時(現地時間)、フランス・パリで行なわれた<JAPAN EXPO>にて、各国より注目を集めたYOSHIKIのコンサートが開催された。

◆YOSHIKI~拡大画像~

YOSHIKIが初めて<JAPAN EXPO>に出場したのは2007年。2014年、15周年を迎える<JAPAN EXPO>の力にぜひなりたいと<JAPAN EXPO>側からの出演のオファーを受け、今回4回目の参加となった。また、先日、『YOSHIKI CLASSICAL』のソロツアーでもパリに訪れたばかりというYOSHIKI。その再会を楽しみに、開場前から長蛇の列が出来ていた。

ファンによって配られた青いサイリウムを手に、その登場を首を長くして待っていると、荘厳なクラシックをバックに、流暢な英語でインタビューに答える様子など、彼の活躍を振り返る映像が巨大スクリーンに流れる。

そして、どこからともなく「We are X!」という呼び声の上がる中、黒服にサングラスを掛けたYOSHIKIが颯爽と登場。ステージに置かれた大きなグランドピアノの席につき、まず最初に奏でたのは「Forever Love」。その繊細な音色にあたりは静寂し、観客は静かに耳を傾けていた。

椅子から立ち上がり、フランス語で“元気?”を意味する“サバ?”と第一声を発すると、大歓声が沸き起こる。その後も自ら指揮を取り、また3人のバイオリニストを従え生演奏を披露。

途中、ゲストにイラストレーターの岩元辰郎が迎え入れられ、演奏と絵画の即興のコラボという、互いにとって初の試みを実現。曲中、白いキャンパスに描かれたのは『侍YOSHIKI』と題された、黒一色で描かれた凛々しい姿のYOSHIKIであった。

2組目のゲストとして檀上に招かれたのは、YOSHIKIの手掛けた映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の主題歌「Hero」で歌唱を務めたケイティ・フィッツジェラルド。強く、儚くもある息の合った演奏と美しい歌声を広い場内に響かせた。その後、1993年にリリースされたX JAPANの名曲「Tears」をファンのリクエストに応えて演奏してみせ、その場のファンとの交流も楽しむ場面も。

最後を締めくくったのはX時代から歌い継がれている名曲「ENDLESS RAIN」。大きなミラーボールが回転し、観客の手にするサイリウムが会場を照らす中、YOSHIKIの演奏に合わせて合唱がなされ、国境を超えても見事な一体感を見せる。楽しい時間はあっという間に過ぎ、YOSHIKIは「次はX JAPANで来ます」と英語で約束を交わし、ステージをあとにした。

取材・文●金川彩子

<INFORMATION>
X JAPAN単独公演
10月11日 @アメリカ・ニューヨークMadison Square Garden

◆YOSHIKI公式サイト
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