10cc、ジャクソン5、デヴィット・ボウイ…映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で懐メロ全開

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ウォルト・ディズニー・スタジオ配給にて9月13日(土)公開となる、マーベル・スタジオの最新作映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が、10cc、ジャクソン5、デヴィット・ボウイ…と、1970年代の懐メロ全開だ。

◆『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』画像

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、宇宙一運が悪いトレジャー・ハンター、ピーター・クイル率いる史上最もヒーローらしくないヒーローたちの銀河滅亡をかけた戦いと冒険を描いたアクション・アドベンチャー超大作だが、その息継ぐ間もなく炸裂するアクションと宇宙規模の壮大なスケールを彩るのは、なんと1970年代の音楽なのだ。

メジャーどころからコアな懐メロまでが次々と飛び出してくるのだが、そもそも主人公・ピーターが肌身離さず持ち歩いているウォークマンで聴いているのは“イケてる曲選集volume1 !!!”と書かれたカセットテープ。亡き母の形見であり、命よりも大切なそのテープから流れてくる懐かしの名曲の数々が、宇宙で繰り広げられる派手なシーンと面白いコントラストを生み出している。

いきなり初っ端から心を鷲掴みにするのは10ccの「I'm Not In Love」だ。そして、ガラリとシーンを変えて流れるレッドボーンの「Come and Get your Love」のアップテンポで乗り易い軽快さで、キャラクターの魅力を引き立て、観る人を一気にストーリーへ引き込んでいく。

ラズベリーズの「Go All The Way」やザ・ランナウェイズ「Cherry Bomb」はパンチを効かせるスパイスのような役を果たし、劇中のテンションと共に気分を上昇させてくれる。

「ウガチャカ、ウガウガ、ウガチャカ、ウガウガ…」のフレーズが耳から離れないブルー・スウェードの「Hooked on a Feeling(ウガ・チャカ)」はまさに本作の面白さを象徴する一曲であり、本作の異なった一面をみせるのはルパート・ホルムズの「Escape(The Pina Colada Song)」だ。エルヴィン・ビショップの「Fooled Around and Fell in Love」やデヴィッド・ボウイの「Moona ge Daydream(月世界の白昼夢)」は映画の魅力をより掘り下げ、マーヴィン・ゲイがタミー・テレルとデュエットを組んだ「Ain't No Mountain High Enough」やジャクソン5の「I Want You Back(帰ってほしいの)」なども、本作の旨みを引き出している。ザ・ファイヴ・ステアステップスの「O-o-h Child」などは予想外な使われ方に、注目して欲しいシーンのひとつだ。

初めて耳にする曲も映画を観終わった後にはヘビロテしたくなる名曲ばかりで、音楽ファンはもちろんのこと、若い人にも1970年代楽曲の素晴らしいメロディと普遍のサウンドメイクに魅了されることだろう。


映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
子供の頃に地球から誘拐された、宇宙一運が悪いトレジャー・ハンター、ピーター・クイル。ある日、彼は巨万の富を夢見て、無限の力を持つパワーストーン<オーブ>を盗み出す。だが、オーブを狙う“闇の存在”から命を狙われ、セクシーな暗殺者、復讐に生きる破壊王、さらに凶暴なアライグマ&歩く植物という、史上最もヒーローらしくない仲間たちと“宇宙最凶チーム”を結成。銀河存亡を懸けた無謀すぎる戦いと、ありえない冒険に挑む。
全米公開:2014年8月1日
監督:ジェームス・ガン 製作:ケビン・ファイギ
出演:クリス・プラット/ブラッドリー・クーパー/ヴィン・ディーゼル/ゾーイ・サルダナ/デイブ・バチスタ/ベニチオ・デル・トロ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ
marvel-japan.jp/GOG/
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9月13日(土) 2D・3Dロードショー
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