【インタビュー】C-NOTE、時代を超えるロックな信念を持つ福山発のロックバンドがマキシをリリース

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「何コレ!?」感に満ちたアーティストをダイヤモンドへとブレイクさせてきたプロデューサーtatsuoが次に手がけるのが、広島・福山を拠点に活動する4人組の超ド新人ロックバンドC-NOTE。80年代の香り漂う曲、裏路地から正義感満載の視線で世の中に警鐘を鳴らす歌詞……。いまの時代の若者とは思えない何コレ感満載の彼らに、今回リリースするマキシシングル「YET TO COME」について聞いた。「これが人生初!」という彼らのインタビューと合わせて、tatsuoのコメントもお届けしよう。

◆C-NOTE~拡大画像~

■「彼らがダイヤモンドの原石なのか単なる石ころなのかは
■まだぜんぜん分からないけどね(笑)」(tatsuo)


 ▲2ndマキシシングル「Yet to come」
 ▲Kanda(Vo)
 ▲Bobsleigh(Ds)
 ▲Ryunosuke(B)
 ▲Zalaki(G)
──まずは自己紹介からいきましょうか。

Kanda(Vo):性格的には……あんまりしゃべるの得意ではないです。ちょっとヤンチャなんですけど“硬派”ということにしておいてください。好きなアーティストはBOOWYっス。

──えっ? それ、時代的にいうと完全にズレてません?

Kanada:そうっすね。でも、ちょうど僕らの親とかがBOOWY世代なんで、車でバリバリそういうのばかりかかってたんですよ。聴いてるうちに中学校ぐらいから大好きになって、親以上にハマったんです。“コレめっちゃイケてるやん!”って。

──BOOWY聴いてる人、周りにいました?

Kanda:それがウチのベースなんです。

Ryunosuke(B):Kandaとは小学校からの幼なじみなんです。僕も好きなアーティストはBOOWY。僕は父の会社の人と一緒にドライブに行ったときに車の中で流れてたのが「B・BLUE」で。あの”デデデデデデデデデデデデ“のイントロにやられました。それからギターでずっとBOOWYのコピーをしていたんです。

Kanda:でも、このバンドはベースがいなかったんで、それで“ベースやって”ってお願いして。それでやるようになったんじゃな?

Ryunosuke:うん。懐かしいな。あと、ベース以外の僕のバンド内の役割は、ドラムのBobsleighの持ち上げ役です(笑)。

Bobsleigh(Ds):僕は…。v
──うわっ! 声、めっちゃ高くて明るい(笑)。

Bobsleigh:はい、このバンドでは僕だけ硬派じゃないんです。

──ルックスからして一人だけ陽気な雰囲気ですもんね。

Bobsleigh:そうなんです。バンドのイメージとかけ離れてるかもしれないですけど、バンド内では好き勝手やっています(笑)。前の3人がしっかりしとるけん、俺みたいな明るくてよくしゃべるウザいのがいても。

Kanda:ええ意味で中和してくれるというか。よくいえばムードメーカー。

Bobsleigh:好きなアーティストはB'zですね。シェーン・ガラース(B'zのサポートドラマー)が大好きなんです。

──なぜBobsleighという名前に?

Bobsleigh:それは僕も知りたい(一同笑)。

Kanda:でも、この名前いうだけで絶対みんなクスッと笑う。

Bobsleigh:そうじゃな。だいたい短縮して“ボブ”と呼ばれています。

Zalaki(G):僕はGreen Dayが好きでよく聴いてた…。中学生の頃に周りの人とは違うものを聴きたくて…。そこからパンクとか聴いてた…。性格は……冷酷

Bobsleigh:補足すると、彼はバンド内でも無口で。ライブでもこういう場でもしゃべらないんです。なのに、たまにしゃべると毒を吐くという。一応そういう役割です。

──なるほど。で、そんなみなさんが作ったC-NOTEは“OVER THE FENCE”というスローガンを掲げて音楽活動をされているそうで。このスローガンにはどんな意味が?

Kanda:目の前にある自分の壁を壊していくという意味です。僕たちの場合だと、バンド活動を通して僕たち自身が壁を壊していくことで、みんなもどこかで俺らと一緒の気持ちになってくれたら嬉しいなと。

──音楽聴いて楽しいだけで終わりではなくて。自分たちの音楽や活動がリスナーのエネルギーになって欲しいということ?

Kanda:そうですね。ライブもそのライブ空間だけで終わるんじゃなくて、その人の普段の生活に持ち帰って欲しいんです。“ライブ楽しかった”で、その後また普段のつまんない生活に戻るんじゃなくて、“ライブ楽しかった、俺も普段の生活もっとこうして頑張ろう”って思ってくれたら一番嬉しいです。

──なんでそんなこと思うようになったんですか?

Kanda:なんでじゃろうね?

Bobsleigh:僕ら広島県の田舎のほうにいて、そこから関東のほうまでライブしにくるのって、壁をどんどん壊していこうという気持ちがないとできないんです。そういうものが、僕らを応援してくれてる人たちの普段の生活のなかで、自分の壁を越えるときの原動力になったらいいなと思って。そういうところからこのスローガンを中心に活動していこうというということになったんかな?

──なんか、魂燃やしてて熱いっスね。

全員:ウッス!

──そんなC-NOTEの曲は、80年代J-ROCKの匂いが漂ってる。そこにまず衝撃を受けたんですが。これは狙ってるんですか?

Bobsleigh:いや。気づいたらこうなってたんです。本当に。

──みなさんは20代前半。同世代のバンドって4つ打ちで踊らせる煌びやかなギターロックバンドが多いですよね?

Kanda:ああー。広島にもそういうバンドはおるけど。

Bobsleigh:僕らの場合、みんながやりたいのをやったらこうなっただけじゃけんな。

──「俺らがやってる音楽、いまの時代とズレてるかも」と思ったことは。

全員:あるっス。

Bobsleigh:でも、ズレとるからってなんか問題あるんかなぁぐらいで。自分らはこれがカッコいいと思ってやってきたんで、ズレてようがズレてなかろうが、それに対しては何も思ってなかったですね。

──なるほど。じゃあC-NOTEの楽曲にはキラキラシンセが入った4つ打ちみたいな曲は…。

全員:まったくないっス。

Kanda:キラキラしとるのは“汗”だけでいいっス。

──いいね、それ。

Bobsleigh:どっちかっていったら、音よりも“人間”が光って見えるほうがええなぁ。

Kanda:暗いライブハウスん中でな。それがロックじゃと思うけど。

◆インタビュー(2)へ
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