【Mailインタビュー】MUCCのミヤ、大物対バンツアー開幕日に「歴史により深く刻まれるモノになる」

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MUCC(ムック)がバンド史上最大規模となるライヴプロジェクト<SIX NINE WARS –ぼくらの七ヶ月間戦争->を開催中だ。七ヶ月間連続で毎月異なる全6種類のツアーを各9公演ずつ行なっていくこのプロジェクトは、本日8月6日のZepp Nagoya公演よりツアー最終章となる<Episode 6.「ARMAGEDDON」>が幕を開ける。

◆ミヤ 拡大画像

<Episode 6.「ARMAGEDDON」>は毎公演異なるバンドと2マン形式で行われるガチンコ対決だ。[Alexandros]、氣志團、GRANRODEO、BUCK-TICK、SID、D'ERLANGER、ゴールデンボンバー、MICHAEL、geek sleep sheepといった超大物にして、意外性も孕んだ9バンドをMUCCが迎え撃つ。BARKSはツアー開催直前、MUCCメンバーにメールインタビューを行なった。同一設問から浮かび上がるメンバー個々のキャラクターはもちろん、ARMAGEDDON=最終決戦にかけるそれぞれの意気込みを感じ取っていただきたい。ラストはギタリストにしてリーダーのミヤ。

■多ジャンルとの対バンが一番好きです
■あり得ない組み合わせ、ぎりぎりが一番燃えます

──七ヶ月間連続で毎月異なる全6種類のツアーを各9公演ずつ行なうライヴプロジェクト<SIX NINE WARS –ぼくらの七ヶ月間戦争->も、<Episode 6.「ARMAGEDDON」>と<Final Episode「THE END」>を残すのみ。いよいよ終盤戦を迎えます。まずは、8/5現在まで、全45本を終えての率直な感想をお聞かせください。

ミヤ:最初は本当にやりきれるか、心配な部分もありましたが、もうあと残りわずか。想像していたより、とても短く感じてます。それだけ、楽しくツアー出来ているって事なんだと思います。この無謀な企画を躊躇せずにやって良かったと思ってます。

──これまでの<Episode 1.>~<Episode 5.>のなかで、特に思い出深い公演について、そのエピソードを交えて教えてください。

ミヤ:ひとつには絞れないので、各Episodeごとでイイですか? 

・3月<ムッP>は自分の日の恵比寿公演です。大袈裟かもしれませんが、演奏中に、MUCCの歴史を走馬灯のように感じました。いろんな時代があったなぁと。コレも、アレも、全部がMUCCだなーと思いながら演奏してました。

・4月<VS>で演奏曲目のその場での入れ替えが一番多かった日は、THE BACK HORNとの郡山公演とロットングラフティとの水戸公演。曲順表がここまで意味をなさなかったのは初めてでした(笑)。この二日間は特に、相手に触発され、刺激されての、あらすじが無い、舞台を演じているような感覚でした。

・5月<Thanatos&Thanatos>は埼玉新都心公演です。この日は、なにかが壊れているかのようにいつも以上に皆暴れ狂っていたように見えました。

・6月<TRIANGLE>はFINALの大阪ですかね。セッションも含めいろんな意味での、対バンならではの予定調和でない、皆で作り上げた、“楽しさ”の集大成がステージに現れてたと思います。

・7月<THE END OF THE WORLD>は仙台公演が印象深いです。この日の「ハレルヤ」の時の空気感は曲が、自分の元から、お客さんの元へ旅立っていった感覚でした。タテノリの曲でお客さんがJUMPする光景、コーラスする場面、どれをとっても素晴らしい景色でした。伝わって良かったと思いました。LIVEっていう空間で楽しみ方は人それぞれ、BANDのパフォーマンスから生まれるノリ、お客さんから生まれる楽しみ方、どっちも好きです。常に新しい部分とか、新しい楽しみ方を提示していきたいと思ってます。ずっと先を見ながらLIVEしていきたいです。

──前回の<Episode 5.「THE END OF THE WORLD」>は、最新アルバム『THE END OF THE WORLD』収録曲を中心に行われたものでした。このアルバムはラウド、スクリーモ、ファンク、フォーク、ポップなどなど、多種多彩なテイストが散りばめられていたほか、音楽的な年代感や国籍感を超越するなど、あまりにも豊かなサウンドバリエーションが印象的な作品でした。実際に、これら楽曲をライヴ披露したことで、改めて気付いた楽曲の魅力などはありましたか?

ミヤ:楽曲のパターンをあえて絞り込んだ事で、まず、MUCCの一番魅せたい部分にスポットを当てたので、より、LIVEでもその部分が明確表現できていたと思います。MUCCはヘヴィなFOLKバンドだってことです。ツアーを経て。このバンドに聞き流せる“普遍”な曲はいらないんだと確信しました。ただ、時々見え隠れする、“普遍”は好きですけども。

──いよいよ、8月6日より<Episode 6.「ARMAGEDDON」>がスタートします。このツアータイトル“ARMAGEDDON”という言葉からどのようなものを連想しますか? また、ツアータイトルに込めた意味もお教えいただければ。

ミヤ:最終決戦です。この戦いを経て、BANDはより強くなる事を願ってのタイトルだと思います。

──<Episode 6.「ARMAGEDDON」>出演バンドは、先輩後輩、ジャンルを問わず、あまりにもゴージャスな面々が揃いました。ゲストバンドのセレクト基準を教えてください。また、このツアーがMUCCにもたらすであろうものとは?

ミヤ:昔から、多ジャンルとの対バンが一番好きです。刺激になるし、いろんな音楽に出会えるから。好きなBANDのひとが推してる他のバンド、聴きたいと思うでしょ? そういう事です。あり得ない組み合わせ、ぎりぎりが一番燃えます。

──では、<Episode 6.「ARMAGEDDON」>出演バンドについて、ご紹介ください。ミヤさんには、GRANRODEO、D'ERLANGERの2アーティストをお願いします。まずは、GRANRODEOから。

ミヤ:今回のラインナップの中で、一番、予測不可能な相手です。同時にワクワクが止まりません。共通している点はアニメ。この日の超異種格闘技、何かが生まれると思います。

──そしてD'ERLANGER。

ミヤ:大先輩であり、憧れの存在であり、自分のBAND人生、ギタリスト人生に置いて、このBANDからの影響はとても大きいです。最強の音での殴り合いを是非見てもらいたい。

──最後に、<Episode 6.「ARMAGEDDON」>にかける意気込みと、プレイヤーとして自身の見どころをアピールしてください。

ミヤ:MUCCの『BAND感』を楽しんでください。無心で望みます。この8月のツアーはMUCCの歴史により深く、刻まれるモノになると思います。

構成・文◎BARKS編集部


■<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 6.「ARMAGEDDON」>毎公演異なるアーティストとの2マンTour
2014年8月06日(水) Zepp Nagoya VS [Alexandros]
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月09日(土) 新木場Studio Coast VS 氣志團
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月17日(日) 京都KBS HALL VS GRANRODEO
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月19日(火) Zepp Namba VS BUCK-TICK
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月20日(水) Zepp Namba VS シド
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月22日(金) 川崎CLUB CITTA' VS D'ERLANGER
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月24日(日) 大阪城野外音楽堂 VS ゴールデンボンバー
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月26日(火) Zepp DiverCity VS MICHAEL
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月28日(木) 恵比寿LIQUIDROOM VS geek sleep sheep
OPEN 17:30 START 18:30

■<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Final Episode「THE END」>
2014年9月23日(火・祝) 国立代々木競技場第一体育館
前売券¥5,569(税込) 当日券¥6,500(税込)
※全席指定、3歳以上のお子様はチケットが必要です。
チケット一般発売日:2014年8月2日(土)

◆チケット詳細&購入ページ
◆MUCC オフィシャルサイト
◆SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- 特設サイト
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