賢い買い物をしたければ、ポップ・ミュージックを聴くべし?

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UKの大学Goldsmiths Universityの消費者行動研究者とeBayが、音が買い物に与える影響を探る調査を行ったところ、オンライン・ショッピングで賢く買い物をしたい場合、ポップ・ミュージックやスポーツの実況中継をバックグラウンドに流すといいとの結果が出たという。

調査では、2,000人が様々な音を聴きながらミキサー、ワイン、ボード・ゲーム、スニーカー、バーベキューの5製品のオンライン・ショッピングを模擬体験。流れる音によって、感情や商品の価値/品質の認識がどう変化するか測定した。

その結果、70%近くの人達がポップ・ミュージックを聴いているときは粗悪な商品の購入を避け、サッカーの解説が流れているときは80%もの人達が理性的な決断を下したという。

逆に、クラシック・ミュージックは商品の本来の価値を過大評価させる傾向があり、赤ちゃんが泣く声や車の騒音、レストランでの雑音なども感情に悪影響を与え、商品の価値や品質に対し誤った判断を下させるそうだ。

ポップ・ミュージック、スポーツの実況中継のほか、エアコンの音、ラジオやテレビの経済ニュースでも賢く買い物ができるという。

eBayが発表したオンライン・ショッピングに適しているバックグラウンド・サウンドは、
「ポップ・ミュージック・ラジオ」
「サッカーの解説」
「TVやラジオの経済ニュースもしくは会話」
「エアコン」
「鳥のさえずり、もしくは芝刈り機の音」

逆に適さないのは
「クラシック・ミュージック」
「レストランでの雑音」
「赤ちゃんの泣き声」
「車の騒音」
「沈黙(外交的な人の場合のみ)」

Ako Suzuki, London
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