【インタビュー】倉木麻衣、新曲「無敵なハート」に「自身の弱さを吹き飛ばせるような強いタイトルを」

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倉木麻衣の15周年アニバーサリー・プロジェクトは、いよいよ佳境へ突入する。全編アップテンポの攻撃的なステージを見せたライブハウスツアーに続き、9月6日からはホールツアーがスタート。その前にリリースされるのが、通算40作目となるシングル「無敵なハート/STAND BY YOU」だ。アッパーなエレクトロ・サウンドで元気を届ける「無敵なハート」と、美しいメロディとメッセージが胸を打つバラード「STAND BY YOU」の組み合わせで、倉木麻衣の持つ多面性を鮮やかに打ち出したダブルAサイドシングル。その中には15年の重みとともに、未来へのヒントがしっかりと詰め込まれている。

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■ツアータイトルに<~FUN FUN FUN☆彡>とつけた通り
■毎回楽しいライブができたと思います

──これが載る頃にはもうライブハウスツアーも終わっていますが。今現在、どんなツアーになってますか?

倉木:私が一番最初に出演したライブがZepp Osakaだったんですけど、15周年アニバーサリーということもあって、みんなをもっと近く感じられるライブハウスでもう一度やってみたいという、そこからスタートしたツアーです。ライブハウスならではの選曲で、アップテンポの曲をノンストップでお届けするというコンセプトを決めたんですけど、最初からアップテンポなので、最後らへんはみんな息が切れてるという(笑)。10代や20代の時にこれをやっておけばよかったんじゃないか?ぐらいに、ハードな曲たちをいっぱい用意しちゃったんですけど。

──たしかに(笑)。でもお客さんはすごく楽しいと思います。

倉木:ツアーの最初の頃は、お客さんも様子をうかがったりするじゃないですか。どんなライブになるんだろう?って。でも今回はまったくそういうことがなくて、“あ、この曲来た!”って、みんな最初から盛り上がってくれて、すごく手応えを感じまくってますね。しかも近いので、ダイレクトに声援が伝わるんですよ。“Mai-K! Mai-K!”とか、目の前で聴こえるから、それに押されて“負けてられないぞ”と思って、気持ちを返すんですけど。その返し方も、ライブハウスでの経験があまりなかったので、どうすればいいんだろう?と思っていて。思いあまって、ついモニターに足をかけてしまって、ワーッて歌ってたら、グラッと揺れて、おっと危ない!って、そのまま足で戻すみたいな(笑)。

──アクロバティックなことをやってますね(笑)。

倉木:あとでファンのみなさんの書き込みで、“麻衣ちゃん危なかった。冷や汗かきました”とか書かれてました。その次の公演から、スタッフのみなさんが気を効かせて、お立ち台が設置されてました(笑)。

──さすがです!

倉木:福岡から始めたんですけど、そのお立ち台のおかげで、うしろのほうの人たちも、“自分たちのところまで来てくれる”という感覚になってもらえるのかな?と。そこからさらにアクティブな、熱く盛り上がるライブになっていると思います。

──ハプニングも味方につけて。

倉木:そうなんです。ハプニングは毎回何かしらあって、初日からありましたね。一番最後の曲を、ダンサーさんたちとみんなで一斉にバン!って締めるんですけど……うふふ(笑)。

──自分で笑ってますけど(笑)。

倉木:ふふ。曲は「Feel fine!」で、リハーサルではばっちりだったんですよ。それが本番で、私がステージ真ん中に戻ってくるのが遅れて、みんながバン!と締めたあとに私が戻って来て、ひとり遅れて締めるみたいな(笑)。一番大事な瞬間を逃してしまって、みんな笑ってるという……あれはちょっと落ち込みました。だからアンコールで新曲の「無敵なハート」を歌う時には、“よし頑張るぞ!”って気合を入れて、最後まで乗り切った感じです。

──いろいろありますね。ライブって。

倉木:次の大阪ではバッチリ締められました。大阪ではそのほかに、“なんでやねん!”の練習をしたんですよ。

──はい(笑)?

倉木:大阪に向かう途中の車の中で、ちょうど隣に観光バスが停まってたんですよ。そこから声が聞こえてきて、ガイドさんが、“はい、それでは、なんでやねん!の練習をします”って言ってたんですよ(笑)。うわー、さすが大阪だなーと思って、それをMCで話したら、みんなのツボにはまったみたいで、ライブが終わってみんなから“なんでやねん!”って言われるという(笑)。

──最高です(笑)。さすが大阪人。

倉木:その土地ならではのことですよね。今回のツアータイトルを<~FUN FUN FUN☆彡>とつけた通りに、毎回楽しいライブができたと思います。

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