MUCCが2014年、全55本におよぶ壮大なライヴプロジェクト<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争->を展開中だ。8月から開催している毎公演ごとにビッグネームなゲストを迎えたツーマンライヴツアー<Episode 6.「ARMAGEDDON」>もいよいよ終盤戦。ツアーで唯一の野外公演となった第7夜、ゴールデンボンバーを迎えての対決は、再び舞台を大阪の地に戻して行われた。

◆MUCC×ゴールデンボンバー 拡大画像

8月24日、大阪城野外音楽堂。この日の気候は雨。しかも開演が近づくにつれて雨は激しさを増すばかりであったが、会場に集まったオーディエンスは、暴れる準備万端!といった様子で、これから始まる魅惑の対決を今か今かと待ち構えていた。そして、ゴールデンボンバーがステージへ飛び出すと、曇天を切り裂いたようなパァッと華やかな景色が会場全体に広がった。

「MUCCさん、この度は誘っていただいてありがとうございます。このお誘いは逹瑯さんから直メでいただいたのですが、(ライヴに)“出るか、死ぬか”ぐらいの選択肢で、出ることにしました(笑)」

そんな出演のきっかけを明かしながら、「元カレ殺ス」からスタートしたライヴは、ヘドバン、手扇子など、“ビジュアル系あるある”なパフォーマンスで観客を熱狂し続けた。途中には大阪ということで喜矢武豊がたこ焼き屋台を出して、茹でダコを丸ごと1匹をかじったり、樽美酒研二がサムライの姿で客席に飛び出し、生首(もちろん作り物)を手に客席の間を駆け抜けたりと、一瞬も目が離せない展開を続ける。

そして終盤、「YMCA」の軽快な音とともに、ライヴのクライマックスはやってきた。サビの部分で、4人が一声に黄緑色のズボンに履き替えると、両手で“Y”“M”“C”“A”を見せるところを、両足で“M”“U”“C”“C”を表現。立ち上がっては腰をおろし、おおっぴろげに股を開いて、“それ”を繰り返す姿に、観客は爆笑に次ぐ爆笑を続けたが、驚愕のシーンがさらにやってきた。

「MUCCさんは素晴らしい!MUCCさんになりたいよねー」とMUCCへの憧れを言葉にして、ラストの「女々しくて」へ。お馴染みの振りを会場全員で楽しんだのだが、曲の最後に、全員が赤いパンツ一丁になったかと思えば、その瞬間、なんと4人は一斉に赤のペンキを頭からかぶり、体中に塗りつけた。そして仕上げには頭にプロペラをつけて……前述の言葉どおり(?)“ムックさん”になり遂げたのだ。会場に響く驚きと歓喜の絶叫。特にゴールデンボンバー初見者には、“!!!!”な瞬間となったが、その底抜けない圧巻のパフォーマンスとプロ根性に、会場からは大きな拍手と笑顔が届けられた。

ステージ転換時には弱まった雨が、再び強くなり始めたころ、会場には閃光のごとく放たれた照明をきっかけに、MUCCがステージに現れた。そのピンと張り詰めたような光景が心地よい緊張感を持たせてくれるなか、「ニルヴァーナ」からスタートした。

「温まってる? 冷えてる? ゴールデンボンバーのファンの皆さん、今日はありがとうございます。MUCCです。そして、MUCCの大事な野音のライヴはだいたいこうなるよね」

過去、東京 日比谷野外大音楽堂でライヴをやった際にも大雨だった経緯のあるMUCC。この日の雨の原因として、ミヤは自分自身が超雨男なことに加えて、ゴールデンボンバーのマネージャーさんが雨女、さらに逹瑯が、SATOちが作ったてるてる坊主が逆さまになっていることをユーモアいっぱいに含めながら挙げた。だが、「雨のライヴは嫌いじゃない」、「キリショーも言っていたけど、良くも悪くも記憶に残るライヴを」とこの日、<Episode 6.「ARMAGEDDON」>のどの場所でも成し得ない、雨の演出で怒涛のステージで、繰り広げる。

「大阪!ひとつになろうぜ!」。逹瑯の呼びかけをきっかけに、ヘヴィでソリッドなサウンドが会場が轟けば、観客は水しぶきをあげながら乱舞を見せる。コンディションを何ひとつ崩さず、多様に放たれるプレイはさすがの技で、とても刺激的なものだった。

途中には、ゴールデンボンバーとの出会いの話から、先日このツアーで対決を果たした、BUCK-TICKのヤガミトール(Dr)が「今度、樽美酒研二をドラム呑み会に誘う」と話していたという秘蔵エピソードを明かす場面もあった。

最後は最新作「故に、摩天楼」を披露し、雨に打たれながらも熱狂を見せた観客を称えるかのように、「今日は本当にありがとう」と感謝を伝え、ステージを後にした。

次の公演は8月26日(火)のZepp DiverCity。対バン相手はMICHAELだ。なお、BARKSではステージ直前の逹瑯と鬼龍院翔による対談取材を行っているほか、詳細レポートも後日掲載するので、こちらもお楽しみに。

取材・文◎BARKS編集部 R.T. 撮影◎瀧本 JON...行秀

<Episode 6.「ARMAGEDDON」>
2014年8月24日@大阪城野外音楽堂
ゴールデンボンバー セットリスト
1.元カレ殺ス
2.Dance My Generation
3.綺麗になりたくて
4.抱きしめてシュヴァルツ
5.トラウマキャバ嬢
6.101回目の呪い
7.デスメンタル
8.ローラの傷だらけ
9.毒グモ女(萌え燃え編)
10.ザ・V系っぽい曲
11.YMCA
12.女々しくて

MUCCセットリスト
※後日掲載予定



■<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 6.「ARMAGEDDON」>毎公演異なるアーティストとの2マンTour
2014年8月06日(水) Zepp Nagoya VS [Alexandros]
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月09日(土) 新木場Studio Coast VS 氣志團
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月17日(日) 京都KBS HALL VS GRANRODEO
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月19日(火) Zepp Namba VS BUCK-TICK
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月20日(水) Zepp Namba VS シド
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月22日(金) 川崎CLUB CITTA' VS D'ERLANGER
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月24日(日) 大阪城野外音楽堂 VS ゴールデンボンバー
OPEN 16:00 START 17:00
2014年8月26日(火) Zepp DiverCity VS MICHAEL
OPEN 17:30 START 18:30
2014年8月28日(木) 恵比寿LIQUIDROOM VS geek sleep sheep
OPEN 17:30 START 18:30

■<SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Final Episode「THE END」>
2014年9月23日(火・祝) 国立代々木競技場第一体育館
前売券¥5,569(税込) 当日券¥6,500(税込)
※全席指定、3歳以上のお子様はチケットが必要です。
チケット一般発売日:2014年8月2日(土)

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