ローランドが新製品発表会でコンパクト・ペダル「WAZA CRAFT」シリーズ&ギターアンプ「Blues Cube」シリーズをお披露目
ローランドは、8月22日に新製品発表会を行い、Summer NAMM 2014で発表されたコンパクトペダル「WAZA CRAFT」シリーズ、ギターアンプ「Blues Cube」シリーズなどを披露した。
今回紹介されたのは、7月にアメリカで開催された<Summer NAMM 2014>で発表されたギター関連製品。BOSSコンパクト・ペダルの「WAZA CRAFT」シリーズ3機種、ギターアンプ「Blues Cube」シリーズ2機種、ギターアンプ「CUBE-10GX」が登場している。
■WAZA CRAFTシリーズ
「WAZA CRAFT」シリーズは、一つひとつのパーツの選定からこだわり抜いて組み上げた、完全ディスクリート構成のフルアナログ回路設計のBOSSコンパクト・ペダルのスペシャル・エディション。オリジナルモデルのサウンドを再現したスタンダード・モードと、より幅広いサウンドメイクを可能にするカスタム・モードの2つのモードを用意する。発売はいずれも9月下旬予定で価格はオープンプライス。
●BD-2W
ヴィンテージな雰囲気と心を揺さぶるクランチな歪みを持つ定番エフェクター、ブルースドライバー「BD-2」を特別にカスタマイズしたモデル。スタンダード・モードはブルース・ドライバー特注のブルージーなクランチ・サウンドを新設計のディスクリート回路で再現。カスタム・モードでは繊細なピッキング・ニュアンスに反応する図太く粘りのあるサウンドが作り出せる。両モードの切り替えは単なるパーツの繰り返ではなく、それぞれのキャラクターに応じて回路設計自体が最適なものに切り替わるこだわりの仕様。市場想定価格は15,000円前後(税別)。
●SD-1W
マイルドな歪みとハリのある中域が特徴で、30年以上のロングセラーを誇るオーバードライブ「SD-1」を特別にカスタマイズ。スタンダードとカスタムの2モードを備え、それぞれキャラクターに応じて回路設計自体が切り替わる。スタンダード・モードはオリジナルの音色をシンセ一計のディスクリート回路で再現、カスタム・モードではパワフルかつピッキング・ニュアンスを忠実に反映するワイドレンジ・サウンドを作り出す。市場想定価格は15,000円前後(税別)。
●DM-2W
1984年の生産完了以降も世界中のプレイヤーを魅了し続けている、BOSSコンパクト・アナログ・ディレイの第一号機「DM-2」。BBD(遅延素子)の供給が途絶えたことで復活はむずかしいとされていたが、「DM-2W」として現代に蘇ることとなった。BBDを使用した古アナログ回路により、オリジナル「DM-2」のマイルドなディレイ音を完全に再現。さらに現代的な音楽スタイルにも対応するカスタム・モードを搭載し、アナログの暖かみとクリアなサウンドを両立したディレイサウンドを作り出すことが可能。カスタム・モードではオリジナルの2倍以上長いディレイ・タイムを実現。エクスプレッション・ペダルによりREPEAT RATE(ディレイ・タイム)を足元で操作できるのもポイント。市場想定価格は17,000円前後(税別)。
■Blues Cubeシリーズ
▲Blues Cube Stage(左)とBlues Cube Artist(右)。Artistのデモ機は別売りのフットスイッチGA-FCとともに用意。チャンネルの切り替えやデュアル・トーン、エフェクトのON/OFFを足元でコントロールできるようになっていた。
90年代にリリースされたオリジナル「Blues Cube」でチューブ・アンプの動作を再現するのに使われていたTube Logic Technologyの研究をさらに重ねて、新たに誕生した新Blues Cubeシリーズ。80Wの「Blues Cube Artist」、60Wの「Blues Cube Stage」、2機種のライブ用コンボ・アンプをラインナップする。
チューブ・アンプならではの特長である、音の暖かみや抜けの良さ、ピッキングに対するレスポンスや自然なコンプレッション感、ボリュームを上げたときの独特の艶と音圧感。それらをひとつひとつのパーツの精密な動作、さらにそれぞれが相互に作用し合って起こる複雑な振る舞いを徹底的に分析し、アンプ全体をトータルに設計するのが新しいTube Logic。プリ管、パワー管での歪みから、電源によるコンプレッション感、さらにアウトプット・トランスやスピーカーなど各パーツの相互作用にいたる細部まで含めて回路を設計している。レスポンスを追求した専用設計の12インチスピーカー、クラシックなオープンバック・キャビネットの鳴りを最大限活かすために、抜けの良い音響特性を持つポプラ材を採用する。
▲Blues Cube Artist(上)、Blues Cube Stage(下)のコントロール部。CLEAN/CRUNCHの2チャンネル構成で、両者のブレンドも可能。エフェクトはArtistがリバーブとレトロなビンテージ・タイプのトレモロ、Stageがリバーブを搭載。一番右がパワーアンプ出力のコントロール。音量をしぼってもパワーアンプをフルドライブすることが可能。
サウンドメイクでは、クリーン、クランチの2つの独立したチャンネルを搭載。それぞれのチャンネルはブーストとトーン・スイッチでサウンドキャラクターを変えることができるのほか、デュアル・トーン機能で2つのチャンネルをブレンドした音作りも可能。パワーアンプ出力は4段階(0.5W、15W、45W、Max)に切り替え可能で、小音量でもフルボリューム時のクランクアップ・サウンドを得ることができる。USB端子搭載で、スピーカーから出るものと同じリッチなサウンドをパソコンに直接録音できるのも見逃せない。発売は2014年末を予定。価格は未定。
■CUBE-10GX
有名ギターアンプをデジタル技術で再現するギターアンプ「CUBE」シリーズの新モデル。ギターを始めたばかりの人に向けて、操作性や大きさ、自宅での練習用に設計された出力10Wモデル。クリーン/クランチ/リードの3種類のCOSMアンプと高品位なエフェクト群、さらにコンパクト・ボディに最適化された8インチ・カスタム・スピーカーを搭載。小型ながら本格的なアンプのサウンドを自宅で楽しめる。
iOS/Android専用アプリ「CUBE KIT」を使用すれば、プリセットとあわせて合計10種類のCOSMアンプの中から好みの3タイプを自由にセレクトしスタンバイさせることが可能。アンプタイプ変更はスマートフォンの音声出力端子を付属の変換コネクタ+ギターシールド経由で本体に接続して行う。エフェクトはディレイ、リバーブ、コーラス、3バンド・イコライザーを装備。お気に入りの曲とセッションが楽しめる外部入力端子も備える。発売は8月25日で、市場想定価格は14,000円前後(税別)。
◆BOSS New Gear 2014
◆BD-2W 製品詳細ページ
◆SD-1W 製品詳細ページ
◆DM-2W 製品詳細ページ
◆Blues Cube Artist 製品詳細ページ
◆Blues Cube Stage 製品詳細ページ
◆CUBE-10GX 製品詳細ページ
◆ローランド
◆BARKS ローランド チャンネル
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事の関連情報
ローランド、初心者でもクリエイター感覚で本格的な演奏や楽曲作りができるキーボード
ローランド、表現力豊かなサウンドと演奏性を備えたリーズナブルなステージピアノを発売
ローランド、コンサート・グランドピアノのクオリティを自宅で楽しめるホームピアノの最高峰「LXシリーズ」3機種を発売
BOSS、高品位なサウンドと多彩な機能を凝縮したギター/ベース・ヘッドホン・アンプを発売
【俺の楽器・私の愛機】1544「スマホ利用前にタッチパネルデビュー!」
BOSS、パフォーマンスの幅を広げるボーカル・エフェクターの最新モデル『VE-22』を発売
BOSS、リアルなギター・アンプ・サウンドを楽しめるコンパクト・ペダルを発売
DW、アコースティック・ドラム/電子ドラムどちらでも楽しめるコンバーチブル・ドラムを世界初発売
ローランド、キーボード・コントローラー『A-88MKII』がMIDI 2.0対応にアップデート