2014年<a-nation stadium fes.>も、出演アーティストは残り1組。ステージ転換中の大型ビジョンには、数多くのファンの姿が映し出される。もちろんその手に持っているのは、「A」マークのアイテム。客席のそこかしこで「ayu」コールも発生して、場内はカウントダウンが始まる。ついに大トリ、浜崎あゆみの登場 ── 。

◆浜崎あゆみ <a-nation stadium fes.> 画像

バックボーカルを務めるティミーとダンサーズが作り出した妖しげな雰囲気が会場を飲み込み、ポールダンサーをモチーフとした黒のボディースーツ姿(もっとも、登場時はパーカーを着ていたが)で、<a-nation>皆勤賞13回出演の浜崎あゆみがステージへ。そして「Step you」「XOXO」と、セクシーなステージを展開する。

<a-nation>でもayuはayu。その作りこまれた世界観で、確実に5万5000人の視線をステージに釘付けにする。別のアーティスト目当てで来たであろうファンの中には、ペンライトを振るのを止めて、思わず息を飲んでライブを見つめる姿を目にすることもできた。

白のビジュー付きロングワンピースへと衣装チェンジしての「fairyland」。ayuの夏うたが続けば、昼間の夏の記憶を消し去るかのように、心地よい夜風が不思議と味の素スタジアムに吹き抜けて、ayuのワンピースの裾を揺らしていく。そしてayuが歌いながら手を振れば、5万5000人ぶんの青い光は、右へ左へとスタジアムを満たした水のように波打つ。さらに、背後からスポットライトに照らされて、オーディエンスひとりひとりに問いかけるように熱唱される「Love song」。ayuからの痛いほどの感情が、味の素スタジアムに突き刺さる。

「最高の夏の締めくくりしちゃいましょうよ!」と、浴衣姿に着替えたayuを乗せたフロートが、ステージ脇から会場へと進入。「Greatful days」「AUDIENCE」「evolution」と続くメドレーでは、マイクにノイズトラブルが発生していたものの、そんなものお構いなしに客席をぐるりと一周して煽りまくるayuとダンサーズ。メドレーラストの「Boys & Girls」では、ayuが歌えないのならばとオーディエンスがいつも以上の大合唱。完全にお祭り騒ぎの味の素スタジアムと化す。

さらにTシャツとサルエルパンツスタイルに衣装を変えての「Lelio」で、クラブ的な空気を展開し、夏の終わりを惜しむかのように「You&Me」で盛り上がり続ける。そしていよいよayuの最後の曲「July 1st」へ。

「みんなの声、聴かせて! 叫べTokyo!」

歓声と熱狂と。何発もの花火がスタジアムの夜空を彩る中、2014年の<a-nation>は国内公演の全日程を終了。海を渡り、9月13日の台湾公演、さらに10月18日のシンガポール公演へと続いていく。

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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