【イベントレポート】吉川友「北のハロプロ、西のAKB、南のももクロ、……で、東のチーム・負けん気って思ってもらえれば」

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ハロプロエッグ出身のTHE ポッシボー、吉川友、アップアップガールズ(仮)の3組で結成されたチーム・負けん気が、シングル「無限、Fly High!!」をリリース。これを記念して、9月17日、川崎のクラブチッタにて350人限定のイベントを開催した。

◆チーム・負けん気 シングル「無限、Fly High!!」リリースイベント 画像

開演前、観客が入場しての公開囲み取材に応じた彼女たち。まずはアップアップガールズの仙石みなみ、THE ポッシボーの岡田ロビン翔子、そして吉川友が、リリース日を迎えての心境を語る。

「アップアップガールズ(仮)の元リーダー(仮)の仙石みなみです。今日が発売日なんですけど、普段こう、個々で活動しているんですけど、その3組が1個にまとまって発売するのは初なんですけど、デビューシングルでこうやって私たちのスゴク溢れている負けん気を歌えるのは、これから3組がより強くなるための武器になるんじゃないのかなって思うので、3組のこれからのよりよい成長のために、この1曲を思い切り大きくしていきたいなって思います。」── 仙石みなみ

「私たち、今はバラバラで活動しているんですけど、ハロー!プロジェクトのエッグとして入って、10年経つこのタイミングでこの曲を出せたことがすごい嬉しくて。今、ハロー!プロジェクトも再ブレイクって言われてたりするんですけど、私たちも乗っかり、その上に行けるくらいこの曲で全国の方に知ってもらえるように、一生懸命歌っていきたいなと思います。」── 岡田ロビン翔子

「Bom dia,meu nome é You Kikkawa. はい、ブラジル帰りで帰国子女でこんな感じなんですけど(全員から「帰国子女なの?」のツッコミ)、私はいつもソロでやらせていただいて、久しぶりにこうやって13人、グループで活動していて。久しぶりにリリースイベント……まぁギスギスだったり、楽しいこともいろいろあるんで……ギスギスじゃないんですけども(笑)、すごい楽しいリリースイベントとかをやらせていただいていて。まぁ、エッグ時代、一緒に頑張っていた、一緒にダンス……一緒に“同じ飯の釜を食っていた”って言ったらいいんですか? 仲間たちなので、久しぶりに一緒にステージで立てて、エッグ時代を彷彿させるようで、すごく嬉しいです。」── 吉川友

アイドルであるかどうかは関係なく、女の子が集まれば、“いろんな問題”が起こるというもの。そこで、報道陣からはメンバー間の仲についても質問が。この回答者として指名されたのは、THE ポッシボーのはしもん。「私に振る……なんかちょっと悪意を感じますけど(笑)、みんな仲いいと思いますよ。……まぁ、中にはね、私の知らない、アプガあたりであるんじゃないですか?(アプガは「ないない!」と否定に必死)みんな仲良くやってます(笑)」と、リップサービスを含めたコメントで笑いを作っていく。

2月6日に新宿BLAZEで行なわれた3マンライブ<THE ポッシボー vs. 吉川友 vs. アップアップガールズ(仮) ~吉川友とポッシポッシガールズ(仮)~>で結成が決まったチーム・負けん気。ツアーやアイドルイベントを含めて、このチームでもすでに数々のステージに立ってきた。そこで、これまでの活動の中での思い出についても訊ねられる。「振り付けとかもコラボすることがツアーでありまして、ポッシボーが教えたりアプガが教えたりする中で、吉川友が自分の振り付けを覚えていないという事件がすごいありまして。きっかに教えてもらいたいのにこっちがネットで検索して。ある意味、きっかは自由でいい意味で崩してくれるので、それがいいなって思いながら。」と、ロビンはちゃんとフォローしつつも、きっかのテキトーっぷりを暴露(もっとも、これまでのきっかの言動からすれば、多くの人たちにとって、それは想像の範囲内であり、“暴露”よりも“あらためて紹介”というのが適切かもしれないが)。これにきっかは、「私は基本、あの、わがままボディーという形で、わがままを重点的にやってきているので。まぁ、性格もわがままで許されるタイプだなって、メンバーの中では思っています。」と、ちょっとよくわからない自分勝手な論理を振りかざす。しかし、そう堂々と言われてしまったら、なんとなくこっちも納得してしまうのは、きっかのすごいところでもある。

意外性があったのは、「負けん気が一番強いのは?」という質問に対する、“チーム・負けん気の名付け親”佐藤綾乃の回答。「この中では……多分、ロビンちゃんだと思います。」との発言に、ロビンをはじめ、メンバーから驚きの声があがる。しかし佐藤は「チーム・負けん気の中ではMCを率先してやってくれたりとかして、なんか、何も言わないでも全部仕切ってくれたりして、「自分のところは取らせねーぞ」っていうくらいの勢いを毎回、感じています。」と、ロビンの名を挙げた理由を説明。アップアップガールズ(仮)では、ロビンと同じく“煽り隊長”のポジションである彼女は、そんなステージ上でのロビンに「ちょっと悔しいんですけど、煽りは確実にロビンちゃんのほうが上なので、ツアーとかでロビンちゃんの煽りを盗んで、自分のものにしたいなと思います。」と、ライバル心を燃やした。

そして、ライブへの意気込みを訊かれる13人。「おー、いったれ、小夏。」と、きっかに促されて、アップアップガールズ(仮)の古川小夏が前に出てくる。

「この「無限、Fly High!!」という曲がリリースということで、初めて出すシングルが、ほんとに私たちにぴったりな曲です。私たち、それぞれ違う道を歩いている中で、正直苦労している場面とか瞬間があって、それを乗り越えて、それでも互い10年間諦めずに走り抜けてきた、そんな私たちだからこそ伝えられる想いだったり、まだ負けないっていうこの熱い気持ちが、この1曲に込められてるなって思います! この曲でみなさんを元気にできるように頑張っていきたいなって。チーム・負けん気のいいところは、お互い向き合ってライバルといえるところ。チーム・負けん気というひとつのグループではあるんですけど、お互いライバル視してバチバチと3組のよさを出しながら、まとまるところはまとまるっていうチーム・負けん気らしさもどんどん作っていければいいかなと思います。」── 古川小夏

自身の中に湧き上がる想いを口にする古川小夏。その一言一言にひとつひとつ身振り手振りがつくのだから、熱い。というよりも、それは暑苦しい(いつも通り)。

チーム・負けん気ということで、グループとして負けたくないライバルについて振られると、「ほんとに負けん気が強いので、今もう活動している総勢何百組といるじゃないですか、そのアイドル全員に勝ちたいなって気持ちで。元々ハロー!プロジェクト出身なので、ハロー!って言いがちなんですけど、AKBさんだったり、ももクロさんだったり、でんぱ組.incさんもこの間、武道館やったりしているので、全アイドルに勝つ気持ちで、負けん気を持っていきたいなと思います。」と、ロビンが上手くまとめてみせる。するときっかが、「北のハロプロ、西のAKB、南のももクロ、……で、何が残ってるんだろ? 東のチーム・負けん気って思ってもらえれば。あと、南東くらいに吉川友が入ればいいなって。」と、これまた上手く言……ったようで、なんか引っ掻き回していくのであった。

ちなみに、チーム・負けん気としてのツアー<チーム・負けん気 1stライブハウスツアー ~本気☆勝ちます~>は、9月28日の名古屋ボトムラインからスタート。ツアー中に誕生日を迎える森咲樹、はしもん、あっきゃんの3人は、それぞれ「21歳の誕生日当日も、10年前、10歳の時から知っている13人と一緒にその日を過ごせるので、すごい嬉しいなって気持ちがあって。このツアーも、私、この13人がほんとに大好きで、まさか研修生時代、この13人でライブツアーするなんて思ってもなかったので、すごい不思議な感覚なんですけど、嬉しさのほうがはるかに大きいです。(森ティー)」「私もせっかく22歳になるので、こんだけいっぱいいるメンバーに祝われるってこともないので、どんだけプレゼントがもらえるのか少し楽しみにしています。(アプガから恒例の“パイ投げ”がプレゼントと言われ)うわーいやだー。といいつつも、ぜひちょっとパイ投げを食らいたいなと。顔に傷だけはやめてください。(はしもん)」「私ももうすぐ22歳になるんですけど、いやー、ほんとに佐保ちゃんのパイ投げだけは避けたいな、と。誕生日を迎えるにあたって、あれが一番怖いですね。心構えはしときます。(あっきゃん)」と、コメントした。

  ◆  ◆  ◆

この日のイベントでは、リリースされた「無限、Fly High!!」のほか、THE ポッシボーが「乙女! Be Ambitious!」、吉川友が「「すき」の数え方」、アップアップガールズ(仮)が「全力! Pump Up!!」をそれぞれ披露。

また現在、イベント会場に用意した凧に、ファンから夢や希望を書いてもらい、それを使って後日、凧揚げをするという企画を行なっている彼女たち。これに関連して、MCではメンバーの夢を語る。アップアップガールズ(仮)の新井愛瞳は、「最年少として、メンバーを支えられるように頑張りたいと思います。アップアップガールズ(仮)としても、チーム・負けん気としても、ツッコむのは私しかいないと思うので。ツッコミどころが満載なメンバーが多いので、私が人一倍しっかりして、みんなにああだこうだ言いたいと思います。」と、“上がしっかりしていないと、下がしっかりする”という、社会の縮図を垣間見せるかのような発言。一方、同じくアプガから森咲樹は、「森ティーは、アップアップガールズ(仮)の中ではそんな目立てないから、チーム・負けん気の中では、一番目立とうと思いますっ!!」と、張り切ってはみたものの、観客、そしてステージ上のメンバーの反応薄く、今日もやっぱりスベリ芸。「ほら、こうなるからロビンー。」と泣きつく彼女に、ロビンも「振る人を間違えました(笑)」と、苦笑い。

「いつかは大きい会場で、小林幸子さんのようにどんどん、衣装がどんどん出てきて、ラスボス感みたいな感じで歌ってみたいなと思います。」と、きっかが話せば、先日、マシュマロボディーの仙石みなみ、わがままボディーの吉川友とともに雑誌のグラビアを飾ったはしもんは、「最近、“爆弾ボディー”を解禁しましたので、ちょっと、わがままボディーを脅かせる存在になりたいなと思います。」と語る。するときっかは、「やだやだ。これほんとヤバイですよ!」と、はしもんの胸元を指さしながら、危機感を浮かべるのであった。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)



◆BARKS Kawaii
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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