福原香織とRABが改名を発表。「“ようやく家族になれたな”って」

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声優とオタクブレイクダンサーの融合ユニット・福原香織とRABが、9月18日(木)原宿のCREAM BABY CAFEで開催されたニコニコ生放送「福原香織とRABのうぇうぇコヨトルZ #14」公開イベントで重大発表をした。

◆「福原香織とRABのうぇうぇコヨトルZ #14」公開イベント画像

20時から行われた会場企画は、おなじみのマロン画伯のアトリエや勝手にメンバー同士ランキングなど、終始、アットホームな雰囲気。会場は笑いに包まれ、生放送連動準備ということでメンバーは一旦退出した。

そして、21時。生放送がはじまった。

放送作家・ゆーやんが扉を開いて登場したのは、メンバーではなく、プロデューサーのアブライブこと油井誠志。いつもの陽気さはなく神妙な面持ちで放送はスタート。油井プロデューサーから「メンバーの意思を尊重して公開記者会見を……」なる発言も飛び出したため、ニコニコ生放送のほうには「こわいこわいこわい」「ひいいい」「いつもと雰囲気が違う」「この空気ヤバいって」といった、これから発表される内容に恐れおののくコメントが飛び交う。会場のファンは必死に盛り上げようとするが、再度登場したメンバーもまた神妙な面持ちということで、番組は冒頭からどこか悲壮感にも似た緊張感が漂っていた。

重大発表は、ボーカルの福原香織より告げられる。

「私たち福原香織とRABは、11月30日のワンマンライブをもって活動を終了いたします。」

あまりの衝撃の内容に、会場は静寂に包まれ、ニコニコ生放送は「ええええええええええええええええええええ」と、声にならないコメントで画面が埋め尽くされる。会場のファンの反応を伺うように一呼吸置いて、福原香織はさらに続ける。

「そして、12月1日より新たなユニット名に改名し、活動していくことを発表いたします。」

その瞬間、会場の雰囲気は一転。歓声と拍手に包まれ、ニコニコ動画コメントも「おおおおおおおおおお」「よかったああああああああ」の弾幕で埋め尽くされた。

ここで油井プロデューサーが、福原香織とRABの6人が一緒に活動していくという一体感を高めるため、そして日本代表として海外進出を目指すにあたってアルファベットを用いるという2点が改名の大きな理由であると、噛みながら説明。番組を視聴していたファンからは、緊張の糸が一気に解けたこともあり、その都度、「アブライブかみまくりwww」「かみまくりですやん」などという温かいツッコミが入っていた。

そして、新しいユニット名である「FUNCTION 6ch(ファンクション・シックス・チャンネル)」が発表される。ちなみに、このタイミングで、ニコ生のほうでは早くも略称として「F6?」「F6ch?」というコメントが次々流れる。さらに、実際にPCの「F6」キーを押して反応を確かめるというよくわからない行動に出るファンも。油井プロデューサーから、FUNCTION 6chに「この6人のチャンネル・個性で、夢を成し遂げていこう」という意味が込められているという説明がなされると、「かっけえ!」と、新グループ名を好意的に受け入れる声が多数見られた。

「3年間福原香織とRABをやらせてもらって、最初は偶然から始まって活動してきたユニットだったんですけど、ただの偶然で終わらせるのはやだなって話をしまして。みんなと一体感を出して、もっと上に僕たちは行きたいと思っているので、引き続きよろしくお願いします。」── 涼宮あつき

「今まで3年間ずっとやってきた名前は大事にしたかったけど、名前を変えるって、僕らにとっても相当なチャレンジなので、この想いをもっとちゃんと伝えられるように、ライブだったり公開放送だったり、楽しさを届けようと思います。」── けいたん

「3年間を通して想いもひとつになっているし、何かをやるにしても一体感も生まれているんですよね。FUNCTION 6chで、もっともっと目標に対して一丸となれるだろうし、もっともっと可能性が広がる。世界にも僕たちをアピールしてもらうために、この名前をみんなで考えて、みんなで決めて、再スタートを切れるということは嬉しくもあり、プレッシャーでもあります。名前が決まると、新しい前進が自分の中でもできるなって。なので、今以上に、すごい速さで進んでいけるんじゃないかな。」── ドラゴン

「福原香織とRABをまとめてFUNCTION 6ch。もうまったく、全然違う名前になって、でも今まで6人で一緒に経験したこと、みなさんと盛り上がって経験したことがあって、レベルアップできたことで、この名前がついて。福原香織とRABでできないことが、これからできると思うので、えっと、今まで見てた僕たちの、みなさんが見たことない僕たちを見せられると思うので、えっと、6人これから同じように歩んで成長していきますので、今後ともどうぞ、よろしくお願いします。」── ムラトミ

「この活動をはじめて3年経って、いろんな壁をこの6人で乗り越えてきました。乗り越えた時に、このチームのポテンシャルを感じてて。可能性のあるチームだなと。みんなと未来の話をすると、夢の様な話がいっぱい出てくるんです。でもそうなった時に、いつまでこのチームは、企画モノみたいな名前になってるんだろうって引っかかってくるんです。この先を目指すなら、みんな名前でひとつになろうって。それが第一だったです。壁を乗り越えた期間って僕の中では宝物で。みんな、ほぼ家族なんですよ。家族なのに名前が違うのって嫌だなって。そこから生まれたのがFUNCTION 6chなんですよね。ようやく発表できて、“3年経って、ようやく家族になれたな”っていう嬉しさがあります。名前を変えるだけじゃ意味がないので、もちろん今まで以上にどんどんパワーアップしていくつもりです。」── マロン

「これは私たちが進歩、進化するために決断したことです。少しずつでいいので、みなさんに、この名前を愛してもらえるように、私たちはこの名前に恥じないように活動していければなと思います。FUNCTION 6chのかおりん見にきたよ、とか、ファンクションのあつきを見にきたよ、とか言ってもらえるように今後も精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」── 福原香織

会場での質疑応答では、アニメ、アキバ文化を日本、世界へ発信していく指針は変わらないこと、今までを捨てるのではなく、パワーアップするのが目的であることも告げられた。同時に、ワンマン追加公演や会場限定CDのリリースも明らかにされた。

福原香織とRABとしてのラストライブとなる11月30日のワンマンライブは、すでにチケットはソールドアウト。夏には<a-nation>出演、福井遠征を果たし、彼らは着実に活動の幅を広げている。

そんな中で、さらなる飛躍、未来を見据えた今回の決断。FUNCTION 6chは、声優とオタクが出会い、一緒にスターダムを駆け上がるというアニメのようなストーリーを、これからもリアルで歩んでいく。

ところで、新グループ名が「FUNCTION 6ch」に決まった彼らだが、そのほかには「GOD OF AKIBA」「2.3次元」「オタク戦隊アキバリオン」「暁」「アニリンク」といったグループ名候補があったとのこと。さらに、そのインパクトから、あわや「GOD OF AKIBA」に決まりかけたそうである。

ゴッド・オブ・アキバ……。

◆FUNCTION 6ch Twitter
◆BARKS アニメ
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