ファンキー加藤、「もう一回、東京ドームに立ってやる!」

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ファンキー加藤が、9月19日と20日の両日にわたって計2万人を動員するソロ初のワンマンライブを日本武道館にて行なった。オフィシャルのレポートをお届けしよう。

◆ファンキー加藤 武道館公演 画像

ファンキー加藤にとって、2013年6月のFUNKY MONKEY BABYS<おまえ達との道 FINAL in 東京ドーム>以来、およそ1年3ヶ月ぶりのワンマンライブとなったが、チケットは両日ともに即日完売。当日も開場前の早い時間から多くのファンが集る光景からは、ソロ活動で得られたファンからの想いや期待の高さが感じられた。

そして開演時間に会場が暗転すると、詰め掛けた観客のファンキー加藤を呼ぶ大声援が止まらなくなる。そこに天に突き刺すかのようにマイクを握り締めた拳を高々と掲げならステージに登場したファンキー加藤。気合いの入った充実した表情でこのライブに掛ける“気持ち”が瞬間的に会場全体に伝わっていった。

「いくぞ! 日本武道館!!」という絶叫とともにスタートしたライブは、日産セレナのCMソングにもなった「リスタート」からスタート。「最初から断言しますが、今日が2014年で1番のライブにします。一生懸命歌いますので、心の真ん中で受け止めてください。」とMCで本人が語ったように、当然のように最初から全力での完全熱唱が続いていく。ソロデビュー後にリリースしたシングル曲、「My VOICE」「輝け」「太陽」をはじめ、ソロアルバム「ONE」に収録されている「まわせ!」「FLY」、そして、アルバムの中で特に大事にしている楽曲と本人が語った、2014アジア大会NHK放送のテーマソング「終わらない未来」など次々と披露されていった。すべての歌を、ただひたすらにまっすぐに、メッセージが届くようにと言葉を投げ掛け、お客さん一人ひとりに語りかけるようにぶつけていく姿によって、完全に日本武道館がファンキー加藤の音楽でひとつになっていた。

「自分はナイーブで弱虫だけど、ステージに上がってみんなから力を貰うと、凄い男になれるんだよ。」「どんな未来が待っているかわからないけど、ちょっとずつでもみんなと歩いていければと思う。その時に僕の歌がBGMになれば嬉しいです。」とファンへの感謝の言葉もMCで語られ、ソロデビュー曲となった「My VOICE」では、1万人の大合唱が巻き起こった。

さらには「誰に馬鹿にされようと俺一人でも、もう一回、東京ドームに立ってやる! みんなと一緒にまた歌うんだ「あとひとつ」!」とさらなる夢に向かって走り出す事をファンモン時代の楽曲も織り交ぜ、アンコールを含め、全身全霊の全20曲が披露された。

どこまでも熱く、どこまでも真っ直ぐなステージから放たれたファンキー加藤のパワーは、帰路につくファンの心に焼きついた事だろう。ファンとひとつになるこの空間とこの時間が、この先も確実に進化しながら続いていくことが想像できる素晴らしいライブだった。

そしてファンキー加藤は、2015年1月から、アルバム『ONE』を引っさげてのホールツアー<ONE FOR HALL TOUR 2015>も決定している。

◆BARKSライブレポート
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