【インタビュー】FUTURE BOYZ、世界水準のEDMサウンドを発信するハイスペックなシンガーデュオ

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■BEING INTERESTED


▲『TOKYO STYLE』。
──iamSHUMさんは絵を描くのが趣味なんですよね。

iamSHUM:小さい頃は漫画家になりたかったんです。

thisisWAYNE:iamSHUMが描いた絵を僕もよく見るけど……っていうか、一緒に住んでるから嫌でも目に入るんだけど、本当に上手いですよ。玄関を開けたら、彼が描いた絵が額縁に10点くらいかかってて。中に入ると「TOKYO STYLE」という文字が習字で描いてあって、壁に貼り付けてある。本人にとっても息抜きになってるんだろうし、そこがクリエイターたるゆえんなのかなぁって。工作も好きなので。

iamSHUM:最近、なかなか描けていないんですけどね。FUTURE BOYZの絵を描いたり。写真やムービーを撮るのも好きなんです。勝手に自分で編集して、見るのが好きなんです。良い写真とかは、プリントして飾ったり。アルバムを作ったり。

──完全に一人遊び好きですね(笑)。

iamSHUM:ギークっすね(笑)。これからはギークiamSHUMって呼んでください。

──thisisWAYNEはスポーツ好きで。


▲thisisWAYNE。
thisisWAYNE:はい。最近は弓道を見ています。男子カーリングもすごく面白いんです。女子はフィーチャーされていますが、男子も石が20キロくらいあって、すごい迫力があるんです。一回で点差が入れ替わるくらい面白くて。テニスも観ますし、バスケ、サッカー、ゴルフ、格闘技……ぜーんぶ観ますね。

──自分でもプレイしますよね。バスケは国体選手も経験していますし。

thisisWAYNE:はい。他にもアメフト、サッカー、野球。観るのもやるのも好きで。あとは走ったりも好きですし、ジムで筋トレしたりとか。歌詞が書けないときは、体を動かしてリフレッシュすることも多いんです。

iamSHUM:thisisWAYNEが出ている試合の応援しに行ったことがあります。バスケはドリブルの仕方がまず違いますからね。回すようにドリブルするんですよ。

thisisWAYNE:あれはね、こねるようにやるんです。相手に取られそうになっても、こねているぶん弾かれにくいんです。ドリブルって縦の動きなので、横からの動きに弱いんですよね。でもこねていると横から来ても簡単には取られない。でも膝を怪我しちゃったんで、今は遊び程度になっちゃいました。でもスポーツは大好きです。

──最近ハマッているのはどんなことですか?

iamSHUM:beatportっていう音楽サイトですね。このサイトは新人のクリエイターとか、ピックアップされた音楽情報が見られたり、4ツ打ちのアーティストの音源が聴けたりするんです。時間があるときはかなり見ています。毎週DJをやったりもしているので、そこで流したり、自分たちでエディットするためにダウンロードしたりすることもあります。そのサイトで最新の音楽を随時チェックするようにしています。

──すでに有名な人というよりも、新しい人を掘り起こしたりしてるんですね。

iamSHUM:そうですね。あとは自分のルーツの音楽も再び聴いたりしています。例えばニルヴァーナの「smells like teen spirit」なんかも、今、クラブでかけたら意外に盛り上がるんです。そういうのをサンプリングしたり。昔の曲を漁るのも趣味です。ドクター・ドレーの昔の曲とか。

thisisWAYNE:僕も似たような感じだなぁ。インディーズだったり、新人の音楽を探すのが好きです。宝探し感があるじゃないですか。この新人、誰も知らないだろうけど、この人が作る音や歌がいいってところから、勝手に来日しないかなぁって調べたり。その人のFacebookに飛んだら、僕が好きな別のアーティストとつながっていたり。そういうのを一個一個追って行くのが楽しくて。

──それも結構な音楽オタク的遊び方(笑)。

thisisWAYNE:ははは(笑)。でもホントに音楽オタクなんですよね。だから来日するって情報をキャッチしたら一人でも行きます。そういう新人アーティストの曲をFUTURE BOYZがリエディットしてリミックスしてクラブでかけたりしても面白いと思うし。


▲iamSHUM。
iamSHUM:一週間前にもアップルストアでライヴをやったんです。その時も、アップルならではのライヴにしたいっていうこだわりがあったので、アップル全開で行こうと。最初のSEもiPhoneの着信音にビートを入れて流して、そこからダブステップに変わって行くっていうのを作っていったんです。その後のDJタイムでも歴代のアップルCMソングスをリエディットして並べて。ローリングストーズとかジミヘンとか、THE BLACK EYES PEAS、コールドプレイって、70年代からどんどん今に近づいて行くんですけど、次はFUTURE……未来だよって、俺達の曲をやったんです。そういうこだわりのライヴをやったので、来てくれた人や、アップルの人にも俺達のアップル好きが伝わったと思います。

thisisWAYNE:iamSHUMはアップルが大好きなので、さっきとは話の熱量が違うと思う。今、声のトーンが超上がっていたよ(笑)。

iamSHUM:はははは(笑)。あとMacの起動音とかも入れたんですよ。もう遊びまくって。アップルの人ももちろん気付いてくれたし。それでアップルストア表参道バージョンのTシャツを特別にもらって。限定ものなので、アップル信者としては着られないですね。飾っておきます。thisisWAYNEは次の日にソッコー着てたけど。

thisisWAYNE:そういうのはちゃんと着るタイプなんで(笑)。

iamSHUM:まぁ、そうやってこだわってライヴをやってるっていうのを伝えたかったんですけど、ちょっとアップル好きなほうが伝わってしまいましたね(笑)。

──そうですね(笑)。でもそういう遊び心って大切ですね。

thisisWAYNE:はい。セットリストも毎回同じようなものでやりたくないんです。Something Newって気持ちでやっているので、SEを変えたり、別の音を入れたりしていますし、基本的にパフォーマンスとしては前で歌うことが多いんですが、場合によってはDJをやりながら前に出てみたり、もしくはDJだけでやったり、いろんなスタイルでやっています。これもFUTURE BOYZだから出来るっていうのもあるので。そこはこだわってやっていきたいところですね。

◆インタビュー<ABOUT DEBUT MINI ALBUM『TOKYO STYLE』>へ
◆インタビュー<PREHISTORY OF BIRTHへ
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