aiko、ツアー千秋楽公演はトリプルアンコール。「これからもずっと歌っていきたい」

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2014年6月から全国ホールツアー<Love Like Pop vol.17>を開催してきたaiko。約4ヶ月間、30公演におよぶこのツアーが、10月14日に行われた大阪フェスティバルホール公演にて千秋楽を迎えた。オフィシャルからの千秋楽公演レポートをお届けする。

◆aiko 画像

自身11枚目のオリジナルアルバム『泡のような愛だった』がリリースされてから約1ヶ月後にスタートした今回のツアー。その最終日となった14日の公演は、aikoの地元大阪での開催ということもあり、ライブ前の会場内は開演を待つ観客の熱気に包まれた。

場内が暗転しステージの幕に映像が映し出された後、ニューアルバムのオープニング曲「明日の歌」のイントロの印象的なピアノの音色が会場内にやさしく響き渡る。幕が落ちてaikoがステージに姿を現すと、観客は大歓声と盛大な拍手で彼女を迎えた。aikoは続いてアッパーな楽曲「二人」で観客のボルテージを一気に上昇させると、「Love Like Pop vol.17!みなさんこんばんは!aikoです!みんな元気か!ほんまに元気か!そして今日は最終日です!最後までたっぷりたっぷり、よろしくお願いしまーす!」と元気いっぱいに挨拶。ここから「beat」「愛の病」で会場の熱をさらに高めていった後は、「瞳」をしっとりと歌い上げて観客をaikoの歌の世界に引き込み魅了していった。そしてaikoは「ただいまー!ただいま帰りました!」「最終日を大阪で迎えることができて、本当にうれしいです!」と地元に帰って来た喜びをファンに伝えた。

その後、「サイダー」「卒業式」とニューアルバムの楽曲を立て続けに披露したaiko。続くMCで彼女は11月12日にリリースされる新曲「あたしの向こう」が主題歌となっている関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『素敵な選TAXI』について「『素敵な選TAXI』も本日第1回目が放送されます!」と報告し、観客からも新曲についての期待感がこもった歓声が沸き起こる。

続いてライブは、aikoのホールツアーでは恒例となっている即興弾き語りのコーナーへ。このコーナーは観客からその場で集めた6個のキーワードを歌詞に入れ込み、aikoが即興で作詞作曲してピアノ弾き語りを行うというもの。彼女は「台風」「キックベース」「ズル休み」など多岐に渡る6個のキーワードをまとめあげ、「俺のデリケートゾーン」という観客の笑いを誘う見事な楽曲を作成。これには客席から盛大な拍手が贈られた。

ライブ後半戦に入ると、「染まる夢」「舌打ち」「遊園地」といったロックテイスト満載の楽曲に突入。ステージ後方のビジョンには歌詞をモチーフにした映像とともに激しく歌うaikoが映し出され、圧倒的な迫力で会場の熱は一気に最高潮に。

aikoはそのままの勢いで「男子!女子!そうでない人!」とコール&レスポンスをたっぷりとおこなって観客との距離を縮めた後、勢いのある楽曲「相合傘」でさらに畳み掛けるように観客を煽る。続く「ジェット」ではステージの両端に移動し観客の手をしっかりと握り、1人ひとりの目を見つめながら熱唱した。「これからもいろんな曲を届けていけるように一生懸命頑張ります!」「みんなのそばでずっとずっと歌えますように」と観客に語りかけたaikoは、「1人ひとりの隣で歌いたい」 というファンへの想いを込めた楽曲「君の隣」を心を込めて歌い、観客を熱狂と多幸感に包みこんだままライブ本編を締めくくった。

アンコールでは「透明ドロップ」「距離」とニューアルバムからの曲を惜しみなく披露。aikoは「これからも本当にずっと歌っていきたいって何度も何度もみんなの顔を観て思うツアーでした」とこのツアーを振り返ると観客もあたたかい拍手と声援で応えた。そして観客との別れを惜しむように「赤いランプ」をステージの端から端まで走りながら熱唱した彼女は「本当にみなさん、今日はどうもありがとうございました!(ツアーが)なんか終わってしまうなんてあんまり実感が本当にないんですけれども、こんなふうに毎日過ごすことができて本当に良かったです!そして、最後にみんながこうやってライブを作ってくれて本当にうれしかったです!みなさん!本当にどうもありがとうございました!また遊んでやってください!」とマイクを通さずに全力で叫んだ。

アンコールが終了し、エンディング映像が終わっても観客の熱気と興奮はなかなか冷めず会場内からはさらにアンコールを求める拍手が沸き起こる。するとステージにaikoとバンドメンバーが再び登場。aikoは「最終日にサラっと帰るわけないやろー!」と叫ぶと観客も大喜びでダブルアンコールを歓迎した。彼女は「今日この日に集まってくださった1人ひとりのみんなに、あともう少し楽しんでいただきたいなと思います!よろしくお願いします!」と話すと、「キラキラ」と「be master of life」を熱唱して観客の一体感も最高潮に。

そしてaikoは「本当に今日はみなさん、最後までどうもありがとうございました。無事『Love Like Pop vol.17』最終日を迎えることができました。みんなのおかげです!本当にどうもありがとうございました!」「また会おうね!」と叫び、ステージをあとにした。

これでついにライブが終わるかと思いきや、観客の拍手はまだ鳴り止まず、千秋楽公演はまさかのトリプルアンコールという展開に入っていく。もう1度ステージに登場したaikoは「たくさんの声をありがとうございます!」と観客に感謝の気持ちを伝えた後、「男子!女子!そうでない人!」とさらに観客を盛り上げ、「Power of Love」で会場全体を熱気に満ちあふれたお祭り騒ぎムードに持っていった。全力で歌い終えたaikoが「ありがとうございました!じゃあね!バイバイ!」と観客に精一杯手を振り深々とおじぎをして、熱気と興奮が冷めやらぬ中、3時間以上におよぶツアーの千秋楽公演は大団円を迎えた。

このツアーの追加公演として、アリーナツアー<aiko live tour「Love Like Pop vol.17.5」>が10月31日の横浜アリーナ公演を皮切りに計6公演決定しているaiko。11月12日には32枚目となるニューシングル「あたしの向こう」がリリースされる。

※写真は2014年8月27日(水)NHKホール公演(東京)公演のものです

セットリスト
aiko live tour 「Love Like Pop vol.17」
2014年10月14日 大阪府・大阪フェスティバルホール
M1. 明日の歌
M2. 二人
M3. beat
M4. 愛の病
M5. 瞳
M6. 横顔
M7. サイダー
M8. 卒業式
M9. テレビゲーム
M10. あなたを連れて
M11. Smooch!
M12. 染まる夢
M13. 舌打ち
M14. 遊園地
M15. 相合傘
M16. ジェット
M17. 君の隣
<アンコール>
EN1. 透明ドロップ
EN2. 距離
EN3. 赤いランプ
<ダブルアンコール>
EN4.キラキラ
EN5. be master of life
<トリプルアンコール>
EN6. Power of Love

32nd Single
「あたしの向こう」
2014年11月12日(水)発売
PCCA.15017  ¥1,200(本体)+税
<収録楽曲>
「あたしの向こう」他
<仕様>
初回限定仕様盤あり

関西テレビ・フジテレビ系
『素敵な選TAXI』
2014年10月14日(火)放送開始(初回15分拡大)
毎週火曜22:00 ~ 22:54
<出演者>
竹野内豊 / 毎話ゲスト / バカリズム 南沢奈央 清野菜名 升毅 ほか
脚本:バカリズム
http://www.ktv.jp/sentaxi/

aiko live tour <Love Like Pop vol.17.5>
10/31(金) 18:00/19:00 横浜アリーナ
11/1(土) 17:30/18:30 横浜アリーナ
11/6(木) 17:30/18:30 日本ガイシホール(名古屋)
11/7(金) 17:30/18:30 日本ガイシホール(名古屋)
11/12(水) 18:00/19:00 大阪城ホール
11/13(木) 18:00/19:00 大阪城ホール
チケット料金¥6,800(税込)
※公演日によって開場/開演時間が異なりますのでご注意ください。
※開場/開演時間は変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
※小学生以上はチケットが必要です。未就学児はご入場できません。
総合問い合わせ:Baby Peenats
TEL03-5452-0232 営業時間平日12:00~15:00/17:00~19:00

◆aiko Twitter
◆aiko Official YouTube
◆aikoオフィシャルサイト
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