荻野目洋子が20年ぶりの単独公演。「ダンシング・ヒーロー」など2時間半

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荻野目洋子が、10月16日(木)、赤坂BLITZでコンサート<荻野目洋子 30th Anniversary LIVE ディア・ポップシンガー>を開催した。荻野目が単独公演を実施するのは約20年ぶり。会場にはこの日を待ちわびた約600人が全国から詰めかけ、“オギノメちゃん”の久々のナマ歌に酔いしれた。オフィシャルのレポートをお届けしよう。

◆<荻野目洋子 30th Anniversary LIVE ディア・ポップシンガー>画像

開演は18時30分。かつて何度となく出演した音楽番組『ザ・ベストテン』の歌唱シーンをコラージュしたオープニング映像に続いて本人が登場。コンサートタイトル“Dear Pop Singer”の自筆ロゴがペイントされたトップスにグリーンのスパンコールのスリットスカート、オーストリッチのフェザーファーをまとった姿でオープニングナンバー「99 Big Balloons」(最新アルバム『ディア・ポップシンガー』収録曲)を歌い始めると、会場のボルテージは一気に上がった。

その後はニューアルバムに収録された70~80年代の洋楽カヴァーをはじめ、デビュー曲「未来航海 -Sailing-」から始まる初期シングルのメドレーや、人気の高いカップリング曲などを次々と歌唱。アイドル時代以上に磨きのかかったボーカルとダンスでファンを魅了した。

ライブ後半はスパンコールをあしらったミニのワンピース姿でスタート。おなじみのヒット曲や新曲「キミとタイムマシン」を続けざまに披露したあと、代表曲「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」では「皆さんも一緒に!」とダンス指導。2014年バージョンの振り付けを観客総立ちで踊ると、場内の興奮は最高潮に達した。

鳴りやまない拍手の中、アンコールはテニスのユニフォームを思わせるスポーティな衣装で登場。ライブの定番曲「夏のステージライト」(86年発売のアルバム『ラズベリーの風』収録曲)で2時間半、全31曲(メドレー曲を含む)のステージを締めくくった。

デビュー30年を機に本格的な活動再開を宣言した荻野目洋子。その起点となるライブとあって、フリートークでは今後の活動に対する意気込みなどが語られていた。

本コンサートの模様は12月にCS放送TBSチャンネル1で独占放送されることが決定。さらに、10月29日に同じ赤坂BLITZで追加公演が開催されることも決定している。

「みなさんと会えるこの日を楽しみにしていました! 家族をはじめ、活動再開を支えてくれたすべての方に感謝しています。構成はすっごく悩みましたが、今までリリースした作品をすべて聴き直して、再起動した今の私の気持ちに合った曲を選びました。会場の皆さんが笑顔で迎えてくれて、一緒に歌って踊ってくださったことが何より嬉しかったです。今後は東京以外でも積極的にライブを行なっていきたいと考えていますので、今回会えなかった皆さんもぜひ遊びにきてください! 」── 荻野目洋子

■ セットリスト
M01. 99 Big Balloons
M02. ラヴィン・ユー・ベイビー
M03. ホット・スタッフ~恋のかけひき~
M04. ブレイクアウト~弾けろ、ワタシ~
M05. 初期シングルメドレー
(1)未来航海-Sailing- (2)さよならから始まる物語 (3)ディセンバー・メモリー
(4)無国籍ロマンス (5)恋してカリビアン (6)心のままに~I'm just a lady~
M06. BUS STOP
M07. スロープに天気雨
M08. STEAL YOUR LOVE
M09. 美女と野獣
M10. コーヒー・ルンバ
M11. 中期シングルメドレー
(1)さよならの果実たち (2)ストレンジャーtonight (3)スターダスト・ドリーム
(4)フラミンゴ in パラダイス (5)湘南ハートブレイク (6)北風のキャロル
(7)Dance Beatは夜明けまで
M12. 待ちきれない瞳
M13. フリーダム
M14. キミとタイムマシン
M15. 真夜中のストレンジャー
M16. 湾岸太陽族
M17. 六本木純情派
M18. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
アンコール
M19. いつまでもDon't let me down
M20. 夏のステージライト

◆BARKSライブレポート
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