2014年10月11日(土)新代田FEVERにてFOUR GET ME A NOTSの10周年記念ライヴ<FOUR GET ME A NOTS 10th Anniversary“GRATEFUL FOR ALL TOUR”>がおこなわれた。

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この日のライヴは“リクエストワンマン”と銘打ち、夏前からアンケートサイトを設置。聴きたい曲のリクエストを受付け、その結果によりセットリストが組まれるというもの。長年のファンにとっては、自分がライヴで聴きたいと思っていた楽曲が聴けるチャンスとあって、会場となった新代田FEVERに入るとバンドのグッズタオルを手にした観客がライヴのスタートを待ちわびていた。また、会場内には歴代のバンドのTシャツが展示されファンの関心を惹いていた。

アコースティックなSEに乗りメンバーが大きな拍手に迎えられてステージに登場。石坪泰知(Vo.Ba.)がゆっくりと歌い出したかと思いきやすぐにシャウト。記念すべき10周年ツアー・キックオフのオープニングに選ばれた楽曲は3rdミニ・アルバム『ELIXIR』から「Untitled」だ。左右に頭を振りながら高橋智恵(Vo.Gt.)は笑顔でギターをかき鳴らす。チャイナシンバルが高く掲げられたドラムセットに座る阿部貴之(Dr.Vo.)は怒涛のリズムを叩き出している。結成10年目、鉄壁の3人だ。「One drop of water」「Notebook」「Coming」と曲は続き、前半で早くも客席にはダイブする観客も現れた。ステージ前は既にクラウドサーフで大渋滞といった様相だ。

阿部が「始まりましたよ“GRATEFUL FOR ALL TOUR”、新代田!よろしくね!リクエストライヴ、みなさんのおかげでとんでもないセットリストができあがりました(笑)。最後までよろしく!飛ばして行こうか!?」と「Sway」からライヴ再開。バンドが一体となって音の塊となり突き進んで行く。「Uncondltlonal love」では高橋が中央でギターを弾きながらヘッドバンキング。「知らない曲もあるかもしれないけど、みんなバンバン飛んできてください!」。

メロディアスな「Melting snow ,this feeling is dead」、「Searching for you」では、激しさの中にも叙情的な感情表現があり、激しければ激しいほど胸を打つ音楽があることを思い知らされた。高橋がリードボーカルを取る「Same sky,same ground」を経てストレートにパワーコードが刻まれる「Oath」を終えると、阿部が「あんまりやったことない曲、なんでこの曲が上位なのかわからない」という公式音源になっていない自主制作のデモ音源曲「A moment of tenderness」をプレイすると昔から知るファンからは「キャー!」という歓喜の声が。「昔の曲を自分たちも聴いたりお客さんも聴いてくれたりしてこういうライヴが出来ると思うんで。本当にありがとうございます」と謙虚なMCに拍手が起こる。

高橋がアコースティックギターに持ち替えてハープを聴かせた「Blue」、リクエストランク外だけど、と言いつつ演奏した「Heroine」のアコースティック・バージョンに続いて演奏された「Waifs」では間奏でエレキギターに持ち替えて迫力あるソロを聴かせた。

「いいね!すげえ楽しいねこういうの!これを機にまたやって行きたいね。ぶっちゃけ、バンドやばかったんだよ。」という阿部のMCで、バンドが危機状態にあったことを包み隠さずに吐露。「それでもう解散だ!って一時はなったんだけど、やることにしました!」

とぶっちゃけたMCに驚きと拍手が起こり、迷いを振り切るかのようにライヴは後半戦に突入。「Beginning」で一斉に声を合わせて歌う観客たち。「Changes」「Fingerjabber」では一際盛り上がりステージ前は男女入り乱れてもみくちゃだ。高橋も飛び跳ねながら観客と一体になっている。次々ダイブするファンたち。「Never again」では演奏をピタッととめると観客が腕を振り上げ大合唱。「Firm resolution」を終えると、「今日は一生の想い出になります。本当にみんなのおかげです。これからも変わらずに、でも良い意味で変わってやって行きますのでよろしくお願いします。」という阿部のMCから「Lifework」でエモーショナルな歌声を聴かせ、高橋が弾くギターもロングトーンのフレーズからノイジーに感情を込めて爆発。先程までと対照的に淡々とアツくドラムを叩く阿部が印象的だ。「ありがとうございました!」とステージを降りたバンドへアンコールの手拍子。

「バンドとして10年経ってから初めて気付くこともあった。自分たちが作ってきた70曲があって、聴いてくれるみんながいて、今日という日は1日しかないし、新しい発見がある。10年と1日目を一緒に体験してくれて本当にどうもありがとうございます。」という真摯な石坪の言葉に、会場は大きな拍手に包まれた。


アンコールは「何やろうか?」とお客さんにその場でリクエストを募り、メンバーがステージでしばし相談。「Bridge」「Universe」「Innocent」「Keep fine」と立て続けに演奏して大爆発。さらにアンコールを求めるアツい声に「一番速い曲やるからな!?やれるかー!?」と煽り「Chase after rainbows」へ。サークルモッシュが発生して観客の過半数がぐちゃぐちゃになりながらライヴは終了した。ラストはステージ上から観客と共に記念撮影して終了。多くのファンと共に大団円で10周年記念ライヴ初日の幕を閉じた。

取材・文 岡本貴之

<FOUR GET ME A NOTS 10th Anniversary“GRATEFUL FOR ALL TOUR”>
2014年10月11日(土)新代田FEVER
<SETLIST>
1.Untitled
2.One drop of water
3.Notebook
4.Coming
5.Stop keeping things as you are
6.Sway
7.Farewell
8.Render
9.Uncondltlonal love
10.Melting snow ,this feeling is dead
11.Searching for you
12.Same sky,same ground
13.Oath
14.A moment of tenderness
15.Blue
16.Heroine(アコースティックバージョン)
17.Waifs
18.Rivals
19.Milestone
20.Beginning
21.Changes
22.Fingerjabber
23.Never again
24.Firm resolution
25.Lifework
EN1.
26.Bridge
27.Universe
28.Innocent
29.Keep fine
EN2.
30.Chase after rainbows

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