VAMPS主宰<HALLOWEEN PARTY 2014>が10月17日、幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて幕を開けた。毎年恒例となったこの一大パーティーは、千葉・幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール3DAYSおよび、兵庫・神戸ワールド記念ホール2DAYSの巨大スケールで開催されるもの。先ごろ公開した初日の速報に続いて、詳細レポートをお届けしたい。

◆<HALLOWEEN PARTY 2014>幕張初日 拡大画像

2014年の<HALLOWEEN PARTY>にはフロアサイドにもスタンディングブロックと椅子席が設けられて、より参加者のスタンスでこの盛大なパーティーが楽しめるようになった。加えて、衣装展示やボディペイントなどのブースが用意された休憩エリアがますますハロウィン気分を盛り上げる。とりわけ、飲食店ブースの特別メニューが秀逸だ。指のカタチをした“モンスターズフィンガーナゲット”やガイコツを象った“吸血鬼式ガイコツプレート”などが目と舌を楽しませてくれる。

▲ももいろクローバーZ
18時30分、亡霊たちの宴にして華やかな会場が暗転すると爆音SEが響き渡り、場内に野太い男の声が上がった。<HALLOWEEN PARTY 2014>の口火を切ったのは、ももいろクローバーZだ。この夏は<氣志團万博 2014>や<イナズマロック フェス 2014>をはじめとするロックフェスで猛威を奮った彼女たちだが、この日の注目はハロウィンならではの仮装にもある。幕が上がって、まずステージに登場したのは百田夏菜子だった。「“今日、白雪姫休みます”がテーマ」と語った仮装は“白雪姫と七人のこびと”をモチーフとしたものだ。こびとに扮した玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れにの4人が「白雪姫がバカだから、私たちの大切な仲間が3人も辞めちゃったんじゃないですか!」との寸劇仕立てのトークで会場の笑いを誘いつつ、BLACK SABBATHの「Sweet Leaf」よろしく高城れにの咳からスタートしたオープニングナンバーは「黒い週末」だった。

横幅50mはあろうかというメインステージに広く散らばったパフォーマンスは、大ステージにも馴れた5人のダンスをさらに壮大にみせる。また、前述したとおりBLACK SABBATHへのオマージュを感じさせる同曲は、各所にハードなギターアレンジや速弾きソロ、プログレッシヴな組曲的構成が盛り込まれて、この狂乱のパーティにマッチしたもの。のっけからの爆走ナンバーにフロアの盛り上がりがいきなりトップギアへぶち込まれた。続いて、妖しげなギターリフが鳴り響くと曲は「サラバ、愛しき悲しみたちよ」へ。ドラマ主題歌としても親しまれたキャッチーな楽曲と綿密な5人のダンスフォーメーションが彩るステージングが、実に華やかだ。

「私たち、今、会えるアイドル、週末ヒロインももいろクローバーZ」というお決まりの挨拶に続いて、「たくさんの人が仮装してる!」「クオリティがハンパないね! ちょっとコワイもん(笑)」「ハロウィンなステージが立派!」など、メンバーそれぞれがこのイベントや広大な会場、そして温かいオーディエンスへ感謝や感想を語ったところで、疾走する2ビートと明るくポップなアレンジが同居した「BIONIC CHERRY」へ。同曲ではランウェイから客席へ降りて、場内を走り回るサプライズも。そしてラストナンバーは、それまでの狂騒を引き継ぐものではなく、しっとりと歌を聴かせる「月と銀紙飛行船」で全4曲のステージを締めくくった。

▲HALLOWEEN COLLECTION
ライヴ本編の転換中にはメインステージ中央に伸びるランウェイで、ファンにスポットを当てた仮装ファッションショー“HALLOWEEN COLLECTION”が開催された。これはオーディエンス自慢の仮装をメンバーや観客に披露するチャンスであり、メンバーによって選ばれた優秀者がファッションモデルさながらのウォーキングを披露できるというもの。その完成度の高い仮装に場内も拍手喝采のひとときとなった。また、幕張初日には白い修道女姿の分島花音とドラえもんに仮装したDIR EN GREY のShinyaも登場して、“HALLOWEEN COLLECTION”を華やかに彩った。

▲DAIGO
2番手の登場は<HALLOWEEN PARTY>常連にして、今やこのイベントに欠かせないDAIGOの登場だ。2013年よりソロ活動をスタートした彼が、DAIGO名義でこのステージに立つのは昨年に続き二度目となる。しかし、勝手知ったるハロウィンのステージであり、ソロとしてのキャリアを確実に積んできたDAIGOは、今年映画化された名作アニメの仮装で14,000人の会場へ堂々たるパフォーマンスを披露した。DAIGOは全5公演のすべてに参加することが発表されているので、ここでその演出や仮装についての詳細には触れないが、「いーくぜぇ! とっつぁーん!」という象徴的な彼の第一声から、初日の仮装がうかがい知れるかもしれない。

「今年も1年で最も楽しみにしているシーズン“ハロウィン”がやってきました。何年も連続して出演させていただいてありがとうございます!」──DAIGO

とのMCは、誕生日に神=HYDEから貰ったというプレゼントの話へ。アルバム『DAIGOLD』に合わせてHYDEが特注したのは金色のアクセサリーが輝かしいDAIGOの代名詞=手袋だ。それがドラムライザーの最上段に掲げられ、二礼二拍手でハロウィンの成功を祈願する場面に客席も爆笑。また、2013年は『あまちゃん』や『進撃の巨人』のコスプレなど、その年の話題となったドラマやアニメの仮装を披露したDAIGOだが、2014年の仮装テーマをこう語った。

「これまでは女装とかも多かったんですけど、今年の僕のテーマは“ちょっとカッコつけたい”というね。僕も36歳になるので、そろそろ男を見せていきたい」──DAIGO

この公演の後も同テーマで臨むDAIGOのクールでダンディな仮装や佇まいにご期待いただきたい。さらには「ももクロさん、すごかったですね、盛り上がりが。僕も大好きだから、関係者席で“愛をー!”って合唱してました」というMCに大声援で応えるももクロファン男子の野太い声。これに気を良くしたDAIGOは「ちょっと男を煽ってみてもいいですか? “俺の名前は誰かな!?”って聞いたら、“DAIGO!”って言ってもらっていいですか?」というやりとりが繰り広げられた後に、「うわっ、普段男の人にこんなに呼ばれることないから(笑)。めっちゃテンション上がってきた!」と会場を一体にする。加えて、このMCではDAIGOならではのプチコーナーも用意されているので、お楽しみに。

ステージは「無限∞REBIRTH」「BUTTERFLY」「心配症な彼女」「CHANGE !!」とソロデビューシングルから最新シングルまで全4曲を披露。最後は14,000人による「<HALLOWEEN PARTY>最高! うぃっしゅ!」のかけ声で、終始笑顔で男らしいステージを締めくくった。

▲THE ROAD TO HALLOWEEN PARTY 2014
転換中の幕間には今回初となる“THE ROAD TO HALLOWEEN PARTY 2014”を開催した。これはインターネット上でアーティスト/アイドル/タレントとコミュニケーションを楽しむことができる仮想ライブ空間SHOWROOMにて、<HALLOWEEN PARTY 2014>への出場権をかけたイベントが行われたもので、その優秀者である柊木りおが見事出演権を獲得。約15分間のステージを展開した。そして、MCのやまだひさしが「準備はいいですか!? いくぞ! 氣志團だ!!」とコールすると場内に嬌声が響いた。

▲氣志團
暗転した会場が真っ赤な照明に照らされ、お馴染みのオープニングSE「BE MY BABY」が聞こえると同時に、観衆は条件反射的に手拍子を始める。続けてインストナンバー「房総スカイライン・ファントム」へ。昨年は聖飢魔IIの姿で登場した彼らの仮装に期待が高まるところだが、バックライトがメンバーのシルエットを浮かび上げるだけでその姿が確認できない。すると、ギターリフが「One Night Carnival」の始まりを告げ、いつもの「俺んとこ こないか?」というセリフが発せられる……と思いきや、「ダメよ、ダメダメ」とひと言。明るく照らされたステージには、日本エレキテル連合の未亡人朱美ちゃんに扮したメンバー全員が。これには場内大爆笑。その後も歌詞に「ダメよ、ダメダメ」を挿入したり、朱美ちゃんのごとく振り付けがロボット的にアレンジされるという荒技で、彼らは序盤からオーディエンスを束ねることに成功した。

「はい。というわけで、出オチです(笑)。“この先、この人たちどうするつもりなんだろ?”なんて思ったら、ダメよ、ダメダメ。この先のことは何にも考えてません。でもそこにみんな気づいたら、ダメよ、ダメダメ。氣志團改め、日本手でしてる連合です……こういうのみんな嫌いみたいなね、OK!」──綾小路 翔

その後も、「ホントは、みんなみたいに海賊の仮装とかしてみたかったの。だけど、似合わないから。なるべく似合いやすいものにしてみたの。間違えた?」とのMCに場内が抱腹絶倒。ライヴは「「One Night Carnival」以外にみんなが知ってる曲がない」との自虐ギャグをはさみつつ、月9ドラマ主題歌に大抜擢された「喧嘩上等」へ。同曲では朱美ちゃんの相方となるオヤジ風メイクの微熱DANJIを交えた総勢9人が迫力十分なパフォーマンスを繰り広げた。続けて披露された「SUPER BOY FRIEND」ではステージと客席に色鮮やかなペンライトが揺れて壮観だ。客席を見渡せば、目と耳が釘付けにされ、結果、思わず笑顔になるという構図がエンターテイメント性の高いステージを物語る。ダメ押しは、「もうみんなの知らない曲、やめよ!」と、全メンバーが楽器を置いてステップを踏んだ「Choo Choo TRAIN」。あのダンスを氣志團が踊るという演出には驚かされた。

▲From KARAOKE to the STAGE
とにかく爆笑しているうちに時間が過ぎ、セットリスト上では同曲がラストナンバーだったはずが、「ちょっと時間過ぎちゃってるけど、かんけーねよな! もう1曲行くっきゃねーよな!」と翔やん。このMCに続いて、「GLAMOROUS SKY」のオケが流れ、HYDEが作曲を担当した同曲を翔やんが熱唱するという場面も。しかし、時間オーバーによってメンバーがスタッフに強制退去させられて終了というエンディングで、氣志團のスペシャルなステージが終了した。

幕間は、こちらも恒例の“From KARAOKE to the STAGE”。同企画は休憩エリアにある予選ステージにてカラオケコンテストを開催。対象楽曲のワンコーラス歌い、優秀パフォーマーがメインステージ内特設ステージにて、その歌声を披露できるというものだ。コーナーのラストにはモノマネアーティストの青木隆治が登場。L'Arc~en~Cielの「叙情詩」の一節をアカペラで披露したほか、L'Arc~en~Cielの「X X X」とマイケル・ジャクソンの「Billie Jean」や「Beat It」をマッシュアップして、hydeの歌マネとマイケルのダンスパフォーマンスを披露するなど、クオリティの高いステージで会場を沸かせた。

▲VAMPS
▲HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
そして、MCのやまだひさしがVAMPSの登場を告げる。当然VAMPSも全公演の出演が決定しているので、ここではその演出の詳細については触れないが、オープニングには驚きのイリュージョンがあった。ステージ上にシルエットが見えていたはずのHYDEが、突如客席に出現した馬車から登場するという奇術的演出に場内が息を飲むと同時に嬌声が爆発する。1曲目は「THE JOLLY ROGER」だ。ブロンドヘアに海賊姿のHYDEが、序盤から客席フロアに降りてパフォーマンスを展開。オーディエンスにスクリームを促す同曲がフロアを高揚させる。K.A.Z.のギターリフに合わせて14000人が“Bang on, stomp everybody”と大合唱した「REVOLUTION II」では、フロートで客席フロアを大行進。わずか2曲ながら瞬時に幕張メッセの大会場がVAMPS色に染まる。

「Welcome to the HALLOWEEN PARTY!」──HYDE

というHYDEのMC第一声に続いて、「今年もやっちゃった。歳甲斐もなくね。でも、これくらいの歳になるとちょっと恥ずかしいくらいが気持ちいいよ。今日のVAMPSはいつもと違うんだよ。それはアルバムができて超吹っ切れてるから。はっちゃけるよ。一緒にはっちゃけようぜ! アルバムから一曲やっちゃっていいですか!」と、曲はアルバムタイトル曲にして、VAMPSファンの愛称でもある「BLOODSUCKERS」へ。その荒々しくもヘヴィなサウンドと圧倒的パワーの歌声がライヴをますます加速させていく。「ANGEL TRIP」でランウェイを駆け廻ったK.A.Zによるギターの音抜けは素晴らしく、明るく乾いたサウンドが身体を震わせるようで心地よい。また、同曲中のMCでHYDEはこの日の仮装についてこう語った。

「今日は幽霊船の海賊みたいなイメージ」──HYDE

K.A.Zはキャプテンハーロック、JIN、Ju-ken、Arimatsuなど各メンバーも“海賊”をテーマとした仮装に身を包んでいる。そして優しいピアノの音色が場内に響き、HYDEの伸びやかな声が会場の隅々にまで響き渡った「VAMPIRE'S LOVE」は、アルバムに収録される日本語Ver.として披露されたもの。その美しきサウンドは、それまでの喧騒が浄化されるように広がって、穏やかで切ない。VAMPSのステージを締めくくるラストナンバーは「SEX BLOOD ROCK N’ROLL」だった。VAMPS旗を肩に掛けてピストルを撃ちまくるHYDEの表情に笑顔が輝くころ、最高潮に達した彼らのステージが幕を閉じた。

「Penalty Waltz」からスタートしたHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAのコーナーは、この日の出演者に加え、Tommy heavenly6やMUCCの逹瑯、シドの明希、分島花音、DIR EN GREY のShinya、ROLLYを迎えて行われた。この蒼々たるメンツをまとめる団長がHYDEだ。HYDEの指揮棒の動きに合わせてストップ&ゴーを繰り返す同曲だが、指揮棒のフェイントに引っかかれば、DAIGOのCO2砲が煙を上げる。続く、アフリカの子供達のゲーム“Rhythm Game”も罰ゲームが盛りだくさん。麗しい女装姿のMONORALのAnisが進行役となる同コーナーの罰ゲームでは、“箱の中身は何だろな”がフィーチャーされた。翔やんは“カニ”、Tommy heavenly6は“プリン”、HYDEとDAIGOは“ハムスター”が入った箱に手を入れて、驚きで引きつった表情を見せるなど爆笑場面の連続となった。

<HALLOWEEN PARTY 2014>初日の締めくくりは、お待ちかねのスペシャルセッションへ。狂騒を締めくくるナンバーはもちろん「HALLOWEEN PARTY」だ。ランウェイに躍り出た全メンバーが客席に飴を投げ入れ、4時間半を超えるステージの幕が降りた。HYDEが最後に優しく告げる。

「THANK YOU HALLOWEEN! 気をつけて帰ってね」──HYDE

<HALLOWEEN PARTY 2014>は同会場にて3DAYS公演を行った後、10月24日および25日に場所を神戸ワールド記念ホールへ移して2DAYS公演を開催、全5公演全6万人動員の大規模ライヴイベントとして東と西を席巻する。

取材・文◎BARKS編集部 梶原靖夫
撮影◎今元秀明/緒車寿一

■<HALLOWEEN PARTY 2014>
2014.10.17 (Fri) 幕張メッセ国際展示場SET LIST
【ももいろクローバーZ】
M1:黒い週末
M2:サラバ、愛しき悲しみたちよ
M3:BIONIC CHERRY
M4:月と銀紙飛行船
【DAIGO】
M1:無限∞REBIRTH
M2:BUTTERFLY
M3:心配症な彼女
M4:CHANGE !!
【氣志團】
M1:房総スカイライン・ファントム
M2:One Night Carnival
M3:喧嘩上等
M4:SUPER BOY FRIEND
M5:Choo Choo Train
【VAMPS】
M1:THE JOLLY ROGER
M2:REVOLUTION II
M3:BLOODSUCKERS
M4:ANGEL TRIP
M5:VAMPIRE’S LOVE
M6:HALLOWEEN PARTY –ROCK ver.-
M7:SEX BLOOD ROCK N’ ROLL
【HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA】
M1:Penalty Waltz
M2:Rhythm Game
M3:HALLOWEEN PARTY
※HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
VAMPS / DAIGO / 氣志團 / Tommy heavenly6 / 逹瑯(MUCC) / 明希(シド) / 分島花音 / 青木隆治 / Shinya(DIR EN GREY) / Anis(MONORAL) / ROLLY

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