ウィルコ・ジョンソンが、癌を克服したことを明らかにした。2012年終わりに末期のすい臓癌で余命10ヵ月と宣告されたウィルコだが、その後の再検査で神経内分泌腫瘍という進行の遅い癌だとわかり、この春、腫瘍を切除したほか、すい臓全体と脾臓、胃と腸の一部を摘出、肝臓周辺の血管を切除/再建する手術を受けていた。

◆ウィルコ・ジョンソン画像

英BBCによると、水曜日(10月22日)ロンドンで開かれた<Q Awards>に出演したウィルコは「癌が治った」と報告したという。「11時間の手術だった。腫瘍は3キロもあったよ。赤ん坊の大きさだ。とにかく(医師は)全て取り除いた。治してくれたんだ」

末期癌と診断された際、余命を受け入れ化学治療を拒んだ彼は、当時「これで死ぬんだろうなって確信していた。それを受け入れたよ」「悪態つくんでも闘うんでもなく、残りの時間を楽しもう」と考えたそうだ。

「そしたら、ある人が来て“治すことができる”って言うんだ。初めて手術について聞いたとき、俺は“何言ってんだ? あと2~3か月命が延びるかもしれないってことか?”って思った。でも、違った。彼らは腫瘍を取り除くことができるって言うんだ。その通りだったよ。もう癌はない」

一度、死を受け入れた彼にとって、今の状態は「すごく不思議で変な感じだ。なんだか実感できない」との思いもあるそうだ。「死は差し迫ったものじゃない、俺は生き続けるんだってことを徐々に受け入れているところだ」という。

ウィルコはこの日、<Q Awards>でアイコン賞を受賞した。

Ako Suzuki